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「ひやおろし」解禁

2015.09.11

秋の風物詩「ひやおろし」が解禁となりました。

弊社は昨年に引き続き本年も「ひやおろし」は発売しておりませんが、この盛況をとても嬉しく感じています。

さて先日、発売されたばかりの「ひやおろし」を15種類味わう機会に恵まれました。

主催者の意向で、まずは参加者全員がブラインド・テイスティングです。

15種類ともなるとかなりの本数。
全員がひと通り飲み終わったところで銘柄が発表されました。
全国津々浦々の銘酒が揃っています。

15種類を利いて私が思った感想は、共通してフレッシュに仕上がっているという事でした。
低温管理でのきれいな熟成がよく分かります。

しっかりとした熟成感が感じられるものもありましたが、お酒全体が熟成しているというよりは、フレッシュ感と熟成感とがいい意味で別々に生きていて、そのバランスが見事でした。

「ひやおろし」の熟成については管理状態も含めて様々な意見がありますが、個人的にはしっかりと熟成させなければならないと思い込んでいた部分もあって、今回のフレッシュ&マイルドな数々の「ひやおろし」の味わいは目からうろこのひとときでした。

うーん、それにしても美味いなあ。

「テッド2」

2015.09.04

封切られてすぐに観に行った「テッド2」、サイコーでした!

1作目に引き続き、可愛いはずのテディベアがあれだけ下ネタオンパレードとくれば痛快のひとこと。
最初から最後まで腹を抱えて笑いっぱなし!

それでいて、ただのお下劣な映画とはまた違う。
ポップなテンポ、会話の妙・・・コメディとしての要素をしっかり押さえてあることに感心、感動。

そしてこの映画のもうひとつのチェックポイントは、「スターウォーズ」や「スタートレック」をはじめとして、過去のたくさんの名画や名優へのオマージュがあちらこちらに散りばめられている事。
正直、私には分からないパロディもたくさんありましたが、そんな場面でさえ監督の思いが溢れているのがよ~く分かって胸に染み入るのでした。

それにしても「フラッシュゴードン」のヒーローや、NFLのスター等、本人が実名で出演しているシーンでは声を出して大爆笑。
さらにあのリーアム・ニーソンがこれまでのイメージをかなぐり捨てて登場するシーンは涙を流して大・大爆笑。
ついにはモーガン・フリーガンまで出てくるのだから、一体この映画、何?

映画を観終わったあとはテッドの愛くるしさに胸が締めつけられて、妻がグッズ売り場で買ったテッドの人形がきらりと光っていました。

これからこの映画を観る方に。
エンドロールで席を立たないで下さいね。

おもてなしの心

2015.08.29

都内のとあるホテルのロビーフロアにあるカジュアルレストラン。

私はここで取る朝食が大のお気に入りです。
なぜならばスタッフにTさん(女性)がいるからです。
彼女はサービスの達人です。

約1年ぶりの訪問となったこの日も、入口で目が合った瞬間に私の名前を呼びながら笑顔で出迎えてくれて、彼女自ら私が大好きな窓際の席に案内してくれました。

「昨日チェックインされたところを拝見しましたので、今朝はいらっしゃるのではないかとお待ちしていたのですよ」

何て素敵な出迎えのひとこと。

確かに前日チェックインの際、レストランをチラッと見た瞬間に入口に立つ彼女の姿をとらえたのですが、まさかあの時気が付いていてくれたとは・・・。

続いて、私が腰を落ち着かせたところを見計らって
「ところで今日はオムレツはどうされますか?」

打ちのめされました(笑)。

このレストランの朝食は基本的にバイキングで、もちろん普通のオムレツもあるのですが、それとは別に裏メニューとして「白身のオムレツ」なるものが存在するのです。
真っ白なオムレツに緑色のハーブのソースが添えられた、舌だけでなく目も楽しませてくれる一品です。

その存在を知ってからはずっとその「白身のオムレツ」がお気に入りで頼むのですが、彼女は今日もそれにするかと聞いてくれているのです。

それにしても1年ぶりの訪問ですよ。
何でここまで覚えていてくれるのか、驚きと感激とで、今日も心をわしづかみにされた自分がそこにいました。

その後はゆっくりと食事を楽しんで、立ち去る前にどうしてもTさんにひとことお礼を言いたくて、彼女の手が空いたところで声を掛けました。

「実は今日もTさんに会えることを楽しみにして伺ったのです」と伝えると、何と彼女、「こんなこともありましたよね」と、これまで私が訪問した際のエピソードをいくつか思い出して語ってくれたのです。

彼女は自分のサービス、自分の笑顔で人を喜ばせることが大好きなんだろうなあ。
そんな思いを抱きながらレストランをあとにした、とても心地よい朝でした。

蕎麦屋のたたずまい

2015.08.18

東京で名前は以前から知っていたお蕎麦屋さんに先日初めて行った時のこと。

冷酒をグラスで頼んだところ、半分ほど注いでちょうどビンが空になりました。
若い女性スタッフが「お待ちください」と新しいビンを取りに行き、すぐに戻ってきて、開栓して同じグラスに注ぎ足すのかと思ったら・・・。
片手に持ってきた新しいグラスに半分ほど注いで「空けた日が違うのでグラスをお分けします」とひとこと。

確かに栓を空けてしばらく経つとお酒も空気に触れて少しずつ味も変わっていくものですが、日本酒好きを唸らせるさり気ないサービスに感激しました。

お料理も秀逸でした。
「そば刺し」と「鴨のたたき」をつまんだあと、「牛テールと大根の煮込み」を頼もうか迷っていると、先ほどの女性スタッフに「この二品のあとでしたら十分召し上がれる量ですよ」と背中を押され頼んだこの一皿も絶品。
塩だけで味付けした牛テールと、テールの味が染み込んだ大根でお酒の進むことといったら。

締めの蕎麦は「8月限定」と書かれた「トマトそば」に目が行き、男性スタッフに中身を聞くと、「トマトを散りばめたお蕎麦にガーリック風味のおつゆを掛けて召し上がって頂く、カッペリーニのようなものです。人気のひと品で、これだけをお召し上がりに来るお客様も多いんですよ」ということで注文。

これがまた素晴らしかった。
蕎麦の風味や味わいがしっかりと生きていて、洋風に味付けされたソース仕立てのおつゆに負けていない見事なバランス。
正直、普通のカッペリーニよりもはるかに美味しかったです。

このお店、お料理が美味しかったことを伝えるたびに、どのスタッフも「料理長に伝えます。喜ぶと思います」との言葉があり、それがまた心地よい。

我々の席は入口のすぐ横だったので、お会計の祭に思い切って、奥まで続く風情のある店内を「見せて頂けますか?」と頼んだところ、快諾。
予想以上に広いお店を奥に進むたびに、その場にいるスタッフが率先して個室やカウンターを案内して下さり、その真心こもったサービスに酔いしれました。

このお店、原宿の「松原庵 欅(けやき)」といいます。

「大長野酒祭り in 四谷2015 」

2015.08.12

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写真上:オープン前の「くりや」スタッフ一同(女将は厨房で奮闘中)。
写真下:締めの「乾杯!」


東京は四谷~四谷三丁目で開催される「大長野酒まつり in 四谷」。
今年で第5回を数えます。

四谷エリアの25の飲食店に信州の50蔵がブース出展し、お客様をお迎えします。

ルールは簡単。
6,000円の前売券(当日券は6,500円)を購入すれば、あとは好きな飲食店を回って、各蔵のお酒と各店のお料理が飲み放題・食べ放題です。

今年当社がブース出店させて頂いたお店は、四谷三丁目の「くりや」さん。
お料理と女将がとっても素敵な日本酒専門居酒屋です。

並んでブースに立つのは信州佐久の伴野酒造さん。
日頃から敬愛する蔵元です。

12時30分のオープンと同時に、今回も旧知のお客様、新しいお客様が次々にお見えになります。
スタッフに聞くと、入場制限が掛かっていて、多くのお客様が炎天下の中をお待ち頂いているとのこと、お迎えする声にも力が入ります。

真夏の炎天下の中、「涼し~い!」と入って来られたお客様は2蔵のお酒をじっくりと味わい、そして向かいのカウンターに並んだ牛スジの煮込みやナスの揚げ浸しに舌鼓。
4時間ずっと厨房に立ち続けた女将は「こんなにナスを揚げたの初めて!(笑)」

締めは店内のお客様全員での「カンパイ!!」で、4時間に渡る今年の「大長野酒祭り」も大団円を迎えました。

それにしても、四谷という大きな街をそっくり巻き込んで、これだけのイベントを成功に導いたスタッフの皆様のご努力はいかほどのものだったか。
第1回から参加させて頂いていることも併せて、ただただ感謝の1日でした。

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