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新しい勤務地より

2016.03.05

東京で定宿のTホテルが、今年の1月から秋まで耐震工事のため休館となりました。

それを知ったのが昨年の11月の出張の折。
顔馴染みのベルマンのIさんが、チェックアウトの際に教えてくれました。

ちなみにこのホテルは全国チェーン。
Iさんはその間、行くホテルは決まっているのですか?と聞くと、まだですとの事。

それでは長野県に来られる可能性もあるのですね。
新しい勤務先が決まったらメールでいいので教えてください。
できれば(同じく顔馴染みの女性のベルの)Uさんの勤務地も一緒にね。
そうお願いしてホテルをあとにしました。

IさんとUさん、2人とも素晴らしいサービスを提供するベルマンです。
この2人に出迎えられると、その最初の数分で今回もこのホテルを選んで良かったと実感する毎回です。

それから数ヶ月。
もう片方のUさんからメールが届きました。
そこには2人の新しい赴任先が丁寧な文章で綴られていました。
しかもIさんは昇進試験に合格して、このチェーンのフラッグシップホテルで研修を重ねているとのこと。

2人の思いを噛み締めながらゆっくりと文章に目を通しました。
一宿泊客との口約束をしっかりと覚えていて、それを守ってくれた思いにまず感激です。
しかも研修で忙しいIさんに代わって、Uさんが約束をしっかり引き継いで連絡をくれた事にも、これまた心を打たれました。

人を感動させるサービスは、人を喜ばせる歓びを知っている人にこそ出来る、そう私は思っています。
そんな意味からも、真のサービスに触れた気がした嬉しいひとときと、そして温かさにあふれたメールでした。

ワイン展

2016.02.27

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しばらく前ですが、上野の国立科学博物館の「ワイン展~ぶどうから生まれた軌跡~」に行って来ました。

東京の大学に通う息子から「ワイン展、すごく良かった」との感想が届き、それならばと出張の折に足を運んだのでした。

いざ「ワイン展」の特別展示室に入って最初に驚いた事、それは若者の多さ。
ざっと見渡して、全体の7~8割が学生と見られる若い男女です。
お酒に携わる者として新鮮な感動と喜びです。

場内は
ZONE1 ワイナリーに行ってみよう
ZONE2 ワインの歴史
ZONE3 ワインをもっと楽しむ
という3つのコーナーに分かれ、製造から味わい方まで、多角的にワインが学べる形となっています。

内容は初歩的で分かりやすく、それがまたワインを学びたい若者の集客にも繋がっているのでしょう。
2・3枚目の写真は、個人的に興味を持った「ワイン酵母」と「亜硫酸塩」の写真ですが、こういった専門的な展示は例外的でした。
(会場内は基本的に写真OKで、この計らいにも感激でした。)

展示の最後は、毎年違った芸術家がラベルのデザインを手掛けることで有名な「シャトー・ムートン・ロートシルト」の歴代のボトルがズラリ。
抜粋します。

1947年 ジャン・コクトー
1948年 マリー・ローランサン
1958年 サルバドール・ダリ
1964年 ヘンリー・ムーア
1970年 マルク・シャガール
1973年 パブロ・ピカソ
1975年 アンディ・ウォーホール
1979年 堂本尚郎
1985年 ポール・デルヴォー
1988年 キース・へリング(写真4枚目)
1990年 フランシス・ベーコン
1993年 バルテュス

こうやって列記していると改めて凄さを実感します。

質・量ともにボリュームたっぷりの約2時間。
学生の皆さんの熱気も併せて存分に堪能した価値ある時間でした。

ところで、お土産売り場で並んでいた某有名ソムリエのセレクトワイン、こういうのって儲かるんだろうなあ。

お知らせ

2016.02.22

あまりの慌ただしさで、今週はブログの更新が出来ずにおります。
いつも読んで下さっている皆様、せっかくアクセスして頂いたのにごめんなさい。
次回はアップできるように頑張ります。

せっかくなのでいくつかお知らせです。

本年度の「和田龍登水(とすい)」ですが、「山田錦」「美山錦」「ひとごこち」とも5月の発売を予定しております。
欠品続きでご迷惑をお掛けしておりますが、もうしばらくお待ちください。
美味しい新酒をお届けできるよう頑張っています。

今年も「長野の酒メッセ in 東京」が下記の通り開催されます。
・日時:5月11日(水)14:00~20:00
・場所:品川プリンスホテル(高輪プリンスホテル改装中につき変更です。)
今年も皆様とお目に掛かれます事を心から楽しみにしています。

良き友、良き酒

2016.02.13

珠玉の友と一緒に、珠玉の店で飲む機会に恵まれました。

その友、敬愛するKちゃんと、いつか一緒に行こうといっていた、こちらも敬愛する日本酒の聖地C。

たった数時間のためにふたりで新幹線に飛び乗り、お店の扉を開けると、そこではいつもの笑顔で店主のTさんが待っていてくれました。

あらかじめ用意された席に着き、あとは店主Tさんに身を委ねるのみ。
コース仕立ての料理1品1品に合わせて、Tさんが厳選した日本酒が江戸切子のグラスに注がれて出てきます。

その美味しさ、見事なマリアージュにまずは感激。
そして店主Tさんが話して下さる、そのお酒の解説や、そこから広がる壮大な日本酒ワールドに、ふたりとも時間を忘れてぐいぐいと引き込まれていきます。

この日のクライマックスはグラスの違いによるお酒の飲み比べ。
トン、とテーブルに置かれた「和田龍登水 美山錦」(Tさんのサプライズ!)の前に、次々と置かれる形状の違う8種類のグラス。
すべて江戸切子で、ワインでいえばシャンパン型、ブルゴーニュ型、ボルドー型・・・。

飲んでみると、同じお酒なのにすべての味わいが違って、まさに目からうろこのひとことです。
Kちゃんが「このお酒の味わいを活かしていると思う順番にグラスを並べて頂けますか?」と聞いた先から、Tさんは8種のグラスを順番に入れ替えていきます。
その手さばきの見事さに見惚れながら、Tさんの説明に聞き惚れるふたり。

その後も話は尽きません。
良き友、良き酒、良き会話は、酔いも最上である事に改めて気付かされます。

そしてあっという間の閉店時間。
Tさんに見送られ東京駅へ向かいながら、今日の濃密な時間に改めて感謝したふたりでした。
やっぱり日本酒って素晴らしい!

キネ旬ベストテン発表

2016.02.06

今年も映画専門紙「キネマ旬報」の年間ベスト・テンが発表されました。

映画評論家の投票によって順位が決まるこのベスト・テン。
私の興味は、大傑作「マッドマックス 怒りのデス・ロード」が何位に入っているかでしたが・・・。

何と、外国映画1位でした。

どちらかといえばお堅いイメージの「キネマ旬報」。
「マッドマックス」は良くて3位くらいかと思っていたので、見直したぜ「キネ旬」!
まあでも過去には「ロッキー」や「ダイハード」も1位になっている事を思えば、いい作品に境はないって事ですね。

そして外国映画2位は「アメリカン・スナイパー」。
この作品も良かった。

もう一作、私が大好きな「ワイルドスピード SKY MISSON」が61位だったのにはガッガリ。
スゴかったと思うんだけどなあ。

ちなみに日本映画1位は「恋人たち」。
観てない。
ていうか、日本映画は10位まで観ていない作品ばかりでした。

私が昨年一番良かったと思う日本映画は「バクマン。」で、こちらは大健闘の12位。

逆に昨年ガッカリした作品は「進撃の巨人」。
原作はまったく読んでいませんが、たぶんもっともっと奥深いんでしょうね。
そもそもこの作品、PART1・2に分ける必要があったの?

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