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「真田丸」ツアー

2016.09.19

先日、県外からお客様3名がお見えになり、リクエストで「真田丸」ツアーを慣行しました。

初日はまず、上田の中心街から車で20分ほどの「真田の郷(さと)」巡り。

「砥石城跡」→「真田氏歴史館」→「真田氏館跡」→「真田氏本城跡」→「長谷寺(ちょうこくじ)」→「信綱寺(しんこうじ)」。
そして上田市街に戻って「池波正太郎 真田太平記館」。

どの場所も県外からの車でいっぱいです。
放映前の静けさを知っている身からすれば、どこへ行っても駐車場係が絶え間なく車を誘導しているその光景は、驚きを越えて感動すら覚えます。

そして夜は皆で地酒を飲みながら、これまた熱い「真田丸」論議。
途中、友人の蔵元も加わって、酒と真田とそして広島からのお客様の広島カープ優勝の話題で夜は更けていきました。

翌日はいよいよメインの「上田城跡公園」へ。
どしゃぶりの雨の中、こちらも早朝から驚くほど多くの観光客が訪れています。

「真田丸ドラマ館」をはじめ公園内の施設や博物館をくまなく回り、降り止まぬ雨の中、お客様を長野市松代の真田宝物館へ送り届け、私は所要のため上田へ戻りました。

今、信州上田が「真田丸」で盛り上がっているのは分かっていましたが、改めて真田氏にちなむ各地を回ってみるとその熱気に改めて驚嘆するとともに、この上田の地に住んでいる幸せをしみじみと感じた2日間でした。

その晩観た「真田丸」は、いつもより一段と熱い感動に包まれたのは言うまでもありません。

お知らせ

2016.09.08

「和田龍登水ひやおろし」、9月9日(金)発売を前に、酒販店様からのご予約で当社の在庫は完売致しました。

お取扱い頂いているお店は当ホームページの「和田龍登水ブランド」のページをご覧頂くか、あるいは当社にお問い合わせください。

皆様にご賞味頂けると嬉しいです。

「獣たちの熱い眠り」

2016.09.04

深夜、寝酒のお供に何か読もうと書架を覗き込んだら、懐かしい1冊を発見。
何度も読んでいるはずなのに、読み出したら止まらなくなってしまいました。

勝目梓「獣たちの熱い眠り」。

彼の作品のテーマは一貫してセックス&バイオレンス。
この作品も、人気プロテニスプレーヤーが一夜のアバンチュールを盗撮され、プロの恐喝組織に脅され地位も剥奪される中、自らの手で復讐を遂行していくという物語です。

でもそこは中上健次の才能に惚れ込み、芥川賞・直木賞候補にも名を連ねた勝目梓のこと。
そんじょそこらの娯楽小説とは一線を画しています。
展開の速さ、文章のキレ。
息わもつかせぬ展開で、爽快なカタルシスを得られること請け合いです。

ちなみに勝目梓はこの「セックス&バイオレンス」をテーマに数え切れないほどたくさんの作品を発表していますが、私は初期のこれが一番好き。

村上透監督、三浦友和主演で映画化もされています。
公開された高校生当時、このダーティな主人公に清廉なイメージの三浦友和は合わないな、なんて思っていましたが、今の三浦友和だったらピッタリでしょうね。
それほど北野武監督「アウトレイジ」シリーズの三浦友和はカッコよくてシビれました。

あっ、もう午前3時過ぎだ。
眠れない(笑)。

゜ひやおろし」発売開始

2016.09.02

9月9日(金)「重陽の節句」に合わせて、長野県内一斉に秋の風物詩「ひやおろし」が解禁となります。

弊社も「和田龍登水(とすい)ひやおろし」を発売致します。

ほどよい熟成感とさわやかなフレッシュ感とが相まって、夏越しにふさわしい味わいに仕上がっています。

当HP内の「和田龍登水」お取扱店でぜひお求めください。


「和田龍登水 ひやおろし」

・使用米:長野県産ひとごこち100%
・精米歩合:59%
・アルコール分:16度

価格 1.8L 2,800円(税込 3,024円)
   720ml 1,400円(税込 1,512円)

「朗読会」の愉悦

2016.08.26

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写真上:会場の「千駄木ケーブルヴィル写真館&カフェ」
写真下:和装鮮やかな、やまおきあやさん


「朗読」という未知の世界に、ひとりの女性の存在で引き込まれました。

やまおきあや。
女優さんです。

彼女と初めて出会ったのは数年前。
松本市で開催された官能小説の朗読会「悦宴」でした。

友人の女流官能小説家、深志美由紀(みゆき・みゆき)のデビュー作「花鳥籠」(第1回団鬼六賞優秀賞)の朗読会が開かれるとの事で、彼女直々のお誘いで足を運んだ会場で、朗読を担当していたのがやまおきあやさんでした。

舞台が始まると、椅子ひとつだけ置かれたステージで、「声で演じる」彼女の壮絶なパフォーマンスに終始釘付けになり、ただただ圧倒され続けました。

幸いだったのは彼女が無類の日本酒好きだったこと。
この場限りの出会いと思っていたやまおきあやさんと、その後SNSで日本酒の話題を交わすようになりました。

そしてこのたび、私の出張と彼女の朗読会が偶然にも重なったチャンスを逃がさず、会場となった東京千駄木の小さな写真館で久々の再開を果たしました。

この日のタイトルは「やまおきあやのコワイオハナシ」。
打って変わって、今回は真夏にふさわしい書き下ろしの怪談です。

情景と登場人物を声だけで描き切る素晴らしさ。
相変わらず絶品です。
瞬く間の1時間が過ぎていきました。

舞台のあとはしばし歓談。
やまおきあやという女優と、そして「朗読」という世界を知ることが出来た嬉しさを改めて噛み締めた素敵なひとときでした。

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