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発酵食、大好き。

2017.03.18

発酵学の権威、東京農大名誉教授 小泉武夫先生の勉強会に行って参りました。

私は小泉先生の大ファン。
いわゆる「クサい食べ物」が大好きな私としては、世界中の発酵食を食べ歩きながら「発酵」の奥深さを紹介する小泉先生の著書に、ついつい食い入るように読み耽ってしまう毎回です。

この日の勉強会は上田市農政課主催だったこともあり、「発酵」によるまちづくりの成功例を前面に押し出した内容だったのですが、そこは小泉先生の独壇場。
ひとたび発酵を語らせると止まらない小泉ワールドを堪能させて頂いたのでした。

ちなみに私がこれまで食べた発酵食品の中で感動したひとつが、紀伊半島突端の新宮市で何度か食べた「なれずし」。

新宮の「なれずし」はサンマを米とともに乳酸発酵させたものですが、中には30年物なんてものもあって、原型を留めていない液状化した「なれずし」をちょぴっと箸につけて舐めると独特の酸味と臭みが口いっぱいに広がって、これを日本酒と一緒に流し込むとめちゃくちゃ旨いのです。
この「なれずし」、私が訪問した新宮の鮨屋は、どのお店にもメニューに載っていて、この地では庶民の味である事が分かります。

あと私が好きなのは、臭いが強烈なウォッシュチーズをあえて賞味期限が切れたあとまで取っておいて、トロットロになったところを常温に戻してさらにトロトロにした上で、表皮の固い部分を外して中身だけを贅沢にスプーンですくって食べる食べ方。
チーズを食べる醍醐味を堪能できるひとときです。

発酵食で一番試してみたいのは、世界一臭い食品として名高い、スウェーデンの塩漬けニシンの缶詰「シュールストレミング」。
発酵で缶自体が膨らみ、「室内で開けるな」という注意書きまであるこの食べ物。
見たことすらありませんが、ぜひ一度体験してみたいものです。
ただし臭いが付くのが怖いので自宅以外で(笑)。

最近のおすすめ

2017.03.11

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最近感動した本を何点か。

まずは漫画から。

卯月妙子「人間仮免中 つづき」。

数年前に発売された「人間仮免中」の続編ですが、これは凄い。

若い頃にはカルトAVにも出演して一躍有名になった筆者が、精神の病と闘いながらも、何十歳も年上の彼氏ボビーさんと日々を懸命に過ごす姿を、極めて明るいタッチで描いた自伝です。

特に、筆者が発作的に歩道橋から飛び降りて九死に一生を得てから(前作「人間仮免中」掲載)、ボビーさんの存在の大きさと生きる喜びとを実感するシーンは、涙なしには読めません。
漫画というジャンルを越えたノンフィクションの傑作です。

続いて蛭子能収「地獄に落ちた教師ども」。
35年ぶりに再販された、今をときめく蛭子さんの処女作です。

私が蛭子能収の存在を知ったのは今から35年前の浪人時代でした。
定期購読していた漫画評論誌「ぱふ」で、蛭子さんは「ガロ」系漫画家としてたびたび登場していて、本書を読んで大いに衝撃を受けたのでした。

当時は、こんなグロでシュールな作品を描いている蛭子能収とは一体どんな奴なんだと思っていたのですが、まさかあんなにいい人だとは(笑)。
先日ビレ・バンに並んでいるのを見つめて即買いでした。

もう一点は新書から、橋本崇載「棋士の一分」。

橋本崇載は将棋界のトップクラスに君臨する若手棋士です。

片や、NHKの放映ではいきなり金髪パーマで登場して度肝を抜いたり、歌舞伎町の片隅で将棋バーを開いたりと、話題に事欠かない名物棋士でもあります。

そんな彼が、ぬるま湯に浸かりきっているプロ将棋界を一刀両断に切り捨てたのが本書です。

何より凄いのは、閉鎖的なプロ将棋界の内幕や、そこに携わった棋士のエピソードを躊躇することなく描写していることです。
そしてそこには、今プロ将棋界が変わらなければ未来はなく、棋界の存続のためならば自分は喜んで捨て駒になるという強い覚悟が伝わってきます。

棋士の新書というと明らかに口述筆記と思われる軽い読み物が多い中、本書は筆者の魂がこもった迫力の一冊です。

引き続き・・・

2017.03.06

「和田龍登水 ひとごこち」新酒、3月13日から発売開始です。
ちなみに「ひとごこち」は長野県産の酒造好適米です。

フレッシュで爽快。
口に含んだファーストアタックはサラリと軽やか。
そして直後にフルーティで華やかな味わいが口いっぱいに広がります。

無濾過生原酒ながらアルコール分は15.3度。
こちらも今年のチャレンジです。

お求めは当ホームページのお取扱店様まで。

< 和田龍登水 ひとごこち >

・精米歩合:59%
・アルコール分:15度
・日本酒度:+2
・価格:1.8L 2,800円(税別)
     720ml 1,400円(税別)

「和田龍登水 山田錦」は4月中旬発売予定です。

発売開始です。

2017.02.25

お待たせしました。
3月1日より「和田龍登水 美山錦」新酒の発売を開始します。

フレッシュでジューシー。
口の中で弾けるような甘み・酸味・旨みのコラボレーションをぜひお楽しみください。

なお今年も全量「無濾過生原酒」です。

ひとつお詫びです。
本年度分から、1.8Lで200円、720mlで100円の値上げをさせて頂きますが、どうぞご了承ください。

お求めは当ホームページのお取扱店様まで。

< 和田龍登水 美山錦 >

・精米歩合:49%
・アルコール分:17度
・日本酒度:-3
・価格:1.8L 3,200円(税別)
     720ml 1,600円(税別)

「和田龍登水 ひとごこち」「和田龍登水 山田錦」も順次発売予定です。
その際は当ブログにてお知らせ致します。

秘密の酒頒布会ファン感謝祭

2017.02.18

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上田市 地酒屋宮島
千曲市 酒乃生坂屋
小海町 酒舗清水屋

信州地酒を牽引するこの3酒販店による「秘密の酒頒布会」は、文字通り、約1年間にわたり毎月2蔵ずつの「秘密の酒」がお手元に届く、夢の企画です。
例年、予約の際のリピート率が驚くほど高いことでも有名です。

そんな「秘密の酒頒布会」に申し込まれたお客様をお招きして「感謝祭」を開いてしまおうというサプライズなイベントが、昨年に引き続き今年も開催されました。

会場となった上田のホテルに集まったのは、予定を大きく上回る約100名のお客様と、「頒布会」に選ばれた長野県内の14の蔵元。
この場にいられることが光栄です。

上田市開催ということで弊社のお酒で乾杯して頂いたあとは懇親会。
お客様が各蔵のブースを訪れて、蔵元と話をしながら好きなだけお酒を召し上がって頂きます。

お食事も進んだところで、改めて各蔵が紹介されます。
全蔵元がステージに上がったところで、いよいよ本日のメーンイベント「アワード2016」。
お客様の投票により今年の1位に選ばれたのは「北光正宗」の角口酒造店さんでした。
角口さん、おめでとうございます。

そのあとは各蔵から提供されたグッズの抽選会。
弊社からは前掛けとエプロンとトートバッグを提供させて頂きました。

そうこうしているうちに、あっという間に閉会の時間です。
出口でお見送りをさせて頂くのですが、ここでもお客様との会話に花が咲いて、なかなかお開きとならないところがいいところです。

このような素敵で濃密な時間をお作り頂いた主催のお三方に、改めて感謝の思いでいっぱいです。
来年もこの「秘密の酒頒布会」の14蔵に選ばれるよう、この日を励みにしてまた頑張ります。

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