記事一覧

ヘンデル「ソロモン」

2018.11.10

欲しいものがあればネット通販で気軽に入手できてしまう昨今。
久々にレコード屋(?)さんでCDを買いました。

ヘンデル作曲 オラトリオ「ソロモン」。

オラトリオとはバロック音楽の形式のひとつですが、オペラとは違って演劇的要素を含まずに、演奏・独唱・合唱でひとつの物語を表現します。
代表的なものとして、ヘンデル「メサイア」やバッハ「クリスマス・オラトリオ」等があります。

で、今回の「ソロモン」。
妻の高校時代の恩師が、来年の1月に浜離宮朝日ホールでこの曲の演奏会のプロデュース&指揮者をするという事で、妻も行くことを決意。

しかし得てしてオラトリオは長いという例に漏れず、この「ソロモン」も全曲通しで演奏時間は3時間。
まずは曲をしっかりと聴き込んで予習をしていこうと、妻にCDの購入を頼まれたのでした。

とろこが決してメジャーな曲とはいえないこの「ソロモン」。
通販でも見当たらない。

そこで先日出張した折に銀座に立ち寄り、まずはYAMAHAに入るも在庫なし。
次の山野楽器でも膨大なヘンデルのCDが並ぶ中で見つけられず、ついにはお店のスタッフに聞いて、ようやく棚の片隅にひっそりと並ぶ「ソロモン」を発見したのでした。
分厚いパッケージは輸入物の3枚組みで、5,000円(税別)でした。

ここまで苦労して入手したのだから、妻よ、しっかりと予習していってくれよ。

ところで私の意外な過去で、大学時代から卒業したあとも数年間、毎年12月にサントリーホールでヘンデル「メサイア」を歌っていた事があります。
東京女子大学の毎年恒例の定期演奏会で、男声がいないため、二期会や東京芸術大学の男声に混じって歌っていました。

有名な「ハレルヤコーラス」を含む全曲を、約3時間掛けて歌い上げると本当に心が洗われる思いで、ステージに上げて頂くことに感謝の気持ちでいっぱいでした。
ただし、私自身は歌は下手である事を付け加えておきます。

ちょっとひと休み

2018.11.06

申し訳ありません!
ここのところ、とにかく慌ただしい毎日で、今回のブログはちょっとひと休みさせてください。

ちなみに新酒第1弾「和田龍 純米搾りたて無濾過生原酒」は12月上~中旬の発売を予定しています。
こちらは詳細が決まりましたらすぐにアップ致します。

バースデーカード

2018.10.27

東京のホテルに泊まったら、机の上に私の名前入りのカードと洋菓子が置いてありました。

何かと思ったら、私の誕生月のプレゼントでした。

カードの内側には、印刷された文字で

「お誕生日おめでとうございます。
あなたの毎日が幸せにあふれた日々でありますように。

                    〇〇ホテル
                    宿泊支配人
                    〇〇 〇〇」

と書かれていました。

でもこれって素直に喜べるサービスかと言われれば、定型化されただけのマニュアルに過ぎず、驚きはしましたけど、過度の嬉しい思いは湧きませんでした。

以前、私がもうひとつ都内で定宿にしていたホテルでは、部屋に入ると、顔馴染みのフロントレセプションの男性による手書きのカードがいつも置いてあって、たった一文のその「ウエルカム」の思いに毎回心が暖かくなったものでした。
ただその男性が系列の別のホテルに異動したあとのサービスの落差に愕然として、以後そのホテルには泊まらなくなってしまいましたが。

また、かなり前ですが、水天宮のロイヤルパークホテルに泊まった時の出来事です。

遅い時間にチェックインして部屋に入ったところ、冷蔵庫の横には、前の客が書いたままのドリンクのチェックシートが残っています。

少し迷った末にフロントに電話をして事情を話し、「決して気持ちのいいものではないのでお伝えだけしておきます」と言って電話を切りました。

部屋のベルがなったのはその直後でした。

ドアを開けると、山盛りのフルーツが乗ったワゴンを押した男性が立っています。

驚いたのはその山盛りのフルーツに対してではありません。
ワゴンを押してきたのが、ロイヤルパークをサービスに定評のあるホテルとして確固たる地位に築き上げた中村支配人、その方だったからです。

写真では見知っていたあの中村支配人が、たかがこれだけの電話に対して、自らワゴンを押して来て下さるとは。
「支配人 中村」のネームプレートの眩しさに感動しながら、心のこもった支配人のお詫びの言葉を胸に焼き付けていた私でした。

最初のバースデーカードも、支配人直筆の署名ひとつ、あるいは手書きの「おめでとう」の言葉ひとつあれば、随分違ったものになっていたでしょう。

結局は、人の心を動かすのは「物」ではなく「人」なんですよね。

沢田研二

2018.10.22

今回は沢田研二が観客が少ないのを理由に、当日になってライブを中止した件。
9,000人入るさいたまスーパーアリーナで、7,000枚しかチケットが売れていなかった事に沢田本人が納得せず、中止を決定したのだとか。

いろいろな考え方があるかとは思いますが、僕はやってほしかった。
それは20日前、大型台風直撃で公演中止が決定した中で開催された、X-JAPANの幕張メッセでの無観客ライブを観たばかりだから。

当日リハーサル中、中止を知らされたYOSHIKIが「5分考えさせてくれ」と言って、その場で無観客ライブを即決。
急遽ネットで配信されました。

凄かった。
メンバー以外誰もいないアリーナで、無観客をまったく感じさせない、壮絶なまでの熱気に包まれた3時間超。

「お茶の間!お茶の間!We are X!!!」と叫び、プレイするメンバーをパソコン越しに観ながら、その圧倒的なまでの存在感に、感動のあまり思わず涙がこぼれてしまいました。

このライブを視聴した数は何と63万人!
皆が言うように「伝説」のライブとして語り継がれると思います。

ちなみに、過去には観客が少ないライブにも行きました。

聖飢魔Ⅱの中期の頃の長野市民会館でのライブは、客席が5分の1も埋まっていなくて、文字通りガラガラ。
でも、解散直前の1999年の同所のライブでは、「ついに長野も満席にしてやったぞ!!」と雄叫びを上げるデーモン閣下に、思わず身震いする自分がいました。

あのローリング・ストーンズだって、3回目の来日ツアーでは、初来日の時の熱気が嘘のように、何と東京ドームの2階席は解放されずに無人のまま。
まじかよ、ストーンズだぜ?って本当に驚きました。
でも4回目・5回目の来日ツアーは再びチケット完売、どころかステージ裏の見えない席まで売り出される騒ぎで、東京ドームにあの熱気が蘇ってきました。

ちなみに今しばしば見られる、ステージの直近に高額な席を設け始めたのは、ローリング・ストーンズの4回目の来日公演が最初。
「ゴールデン・サークル」と称して65,000円と55,000円の席が売り出され驚愕でした。

もうひとつ、高校時代の思い出。
学校からの帰途、上田市民会館の前を通ったら、男性が手当たり次第に何かを配っています。
私も呼び止められたので聞いたら、演歌歌手Kのコンサートで昼の部がまったく埋まらずに本人が気分を害してしまい、客席を埋めるために夜の部のチケットを無料で配っているのだとか。
でもKじゃなあ~、とチケットを受け取らずに去った、まだ若かりし高校生の私でした。

で、沢田研二。
彼の音楽を求めるファンのためにやってほしかった。

鳥取砂丘コナン空港

2018.10.13

ファイル 641-1.jpgファイル 641-2.jpgファイル 641-3.jpgファイル 641-4.jpg

会議で鳥取市へ行ってきました。
鳥取は初訪問です。

近頃は全国の空港にオシャレな名前が付いていますが、こちらも例に漏れず、その名も「鳥取砂丘コナン空港」。

ちなみに鳥取県は鉄道が不便な分、空港は2つあって、もうひとつは「米子鬼太郎空港」なんですね。

さて、その「鳥取砂丘コナン空港」。
妻がコナン好きな事もあって、帰りの飛行機を待つ間に空港を隈なく散策しましたが、それこそ至るところにコナンが。

空港の一番奥には「コナン探偵社」という専門ショップも。
思わずマスキングテープとか空港限定のキーホルダーとか、買ってしまいました。

翌日の帰路は羽田空港に着いたあと、ちょっと寄り道。
前回のブログでご紹介した「和菓子 薫風」にお伺いしてきました。

実はこのお店のご紹介者が店主のつくださちこさんに私のブログの存在を伝えて下さり、嬉しいことに、つくださんがすぐにfacebookにアップ。
そこでつくださんとも繋がって、「お目に掛かれる機会を楽しみにしています」という言葉を早速実践したのでした。

千駄木駅から徒歩1分の住宅街にある店舗は温かみに満ちていて、和菓子とともに日本酒が並ぶ店内で、笑顔がとても素敵なつくださんとしばしお話しさせて頂きました(写真下)。

「和菓子と日本酒のマリアージュ」を掲げる薫風さん。
店内飲食も可能なので、本当は一杯飲んできたかったのですが時間が許さず、そのかわり数種類の和菓子を大切に胸に抱えてお店をあとにした夕刻でした。

ページ移動