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母校へ

2019.05.06

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写真上:明治学院大学チャペル
写真下:明治学院大学記念館(小チャペル)


ゴールデンウィーク中に上京の際、ふと思い立ち、母校の明治学院大学へ立ち寄りました。

校門の受付で卒業生である事を名乗ると快く通してくれた学内は、連休中という事もあり、人の気配が全くない静寂と広々とした空間があたたかく出迎えてくれました。

卒業してから約30年。
キャンパスがすっかり改装された中で、唯一残るチャペルと記念館(ともに港区有形文化財に指定)は、ひときわ思い出深い建物です。

告白すると、私は(妻も)グリークラブ出身です(「グリークラブ」とはいっても半分は女性でした)。

当時100名ほど部員が在籍していたグリークラブは完全な体育会系で(笑)、30年経った今でも完全なタテ社会。
でもそれが、年月を感じさせない素晴らしい人間関係を変わることなく構築してくれています。

ミッション系大学のグリークラブなので、このチャペルでは数え切れないほどのバロック音楽や賛美歌を歌いました。

そして毎年、入学式・卒業式では、チャペル備え付けのパイプオルガン(これがまた素晴らしい!)の伴奏で、ヘンデルの「ハレルヤ・コーラス」で、門出を迎える皆さんを讃えました。

日々の練習場所も、半分はこのチャペルでした。

毎冬恒例の、フルオーケストラで演奏するJ.S.バッハ「クリスマス・オラトリオ」全曲演奏会(約3時間)に向けての厳しい練習の日々は、今でも昨日のことのように懐かしく思い出されます。

誰もいなキャンパスをひとり散策していると、そんな当時の思い出のあれこれが次々に脳裏に浮かんできて、青空のもと、ノスタルジーに浸って、思わず微動だにせずキャンパスの全景を眺め続けている自分がそこにいました。

なお、明治学院の校歌は、第1回卒業生である島崎藤村の作詞です。
とにかく長いです。
これを通しで正確に歌える卒業生はそう多くはないんじゃないのかな?
あっ、ちなみに明治学院出身で、数年前に名誉学士を与えられたアルフィーの3人は歌えます。
だって、コンサートツアーのアンコールが明治学院の校歌だったんですよ(YouTubeで観られます)。
でもほとんどの観客は、何の曲だか分からなかったはずです。

「山恵錦プロジェクト」

2019.04.30

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前回のブログに書いた「信州上田5蔵 山恵錦プロジェクト」。

5蔵統一の首掛けのQRコードから読み取れる動画が観たいという多くの声が寄せられました。

以下に記載しますのでアクセスしてみてください。

https://www.sankeinishiki-project.com


「山恵錦プロジェクト」の概要や、各蔵の動画が観られます。

最近のトピックス

2019.04.23

ありがたい事に4~5月とイベントが続く毎週です。

既に終了したものは

・4月15日(月)「長野の酒メッセ in 大阪」 大阪新阪急ホテル

・4月20日(土)「上田城千本桜祭り 上田5蔵『山恵錦』PRイベント」

・4月20日(土)東京人形町「酒喰洲(しゅくず)会」

ちなみに4月20日は午前中は上田城でのイベントに参加して、午後は東京に移動。
人形町の名酒場「酒喰洲」のお客様と全国9蔵とが交流する、恒例の集いに参加させて頂きました。

このあとの予定としては

・5月2日(木)四谷三丁目「鎮守の森×上田5蔵の会」

・5月7日(火)東京大塚「地酒屋こだま」主催
       「長野10蔵の会 at なるたか(水道橋)」

・5月8日(水)「長野の酒メッセ in 東京」 グランドプリンスホテル高輪

と続きます。

さてそんな中、上田の5蔵で取り組んでいる「山恵錦プロジェクト」も盛り上がっています。

間もなく認可予定の長野県の新しい酒米「山恵錦」。
上田市の若手農業家が栽培した同じ「山恵錦」を使って上田市の5蔵が一斉に仕込むというこの試み。
行政が全面的にバックアップして下さった事もあり、多くのメディアも取り上げて下さいました。

そして先週の4月17日。
上田市長へのお披露目を兼ねた表敬訪問の日に5社同時に発売を開始しました。

同じお米を使っていても、蔵によってそれぞれの味わいが楽しめるのが何といっても醍醐味です。

そして5社の「山恵錦」のお酒には共通の首掛けが付いています。
ここに記載されたQRコードを読み取ると、「山恵錦プロジェクト」の概要や各蔵それぞれの取り組みが動画で観ることができます。

ぜひ5本、飲み比べてみませんか。

取ったど~!

2019.04.13

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X-JAPANのhide人形の新モデルがゲーセンのクレーンゲームで取れる!との報をネットで知って、休日の夕方、近所のゲーセンに駆け込みました。

見渡すと、ありました、ありました。
hide人形の大きな箱が1個、ドーンとゲーム機の真ん中に鎮座しています。
幸い他に客は誰もいません。

すぐさま財布の千円札を何枚分か100円玉に両替。
早速ゲーム機に張り付いてチャレンジし始めたのですが・・・予想はしていたものの、箱は下に落ちる気配さえありません。

焦るな、焦るな、とクレーンの位置や角度を変えてチャレンジするのてすが、手元の100円玉は見る見るうちに減っていきます。

他のお客さんに場所を取られないよう、猛ダッシュで100円玉を追加で両替え。
額に汗かいてクレーンを操作する50を過ぎたオヤジ。

と、その時、若いスタッフのお兄さんが近付いてきて、無言のまま笑顔でゲーム機の蓋を開けて、人形を取りやすい位置に変えてくれるではありませんか。
「ありがとうございます!これ、欲しいんです!」とお礼を言う50を過ぎたオヤジ。

さあ、これで頂きだ、と勢い込んで再チャレンジするのですが、なぜか取れない。
どうしても取れない。

そしてまた両替。

そうこう格闘しているうちに、またしても見るに見かねた同じスタッフのお兄さんがやってきて、笑顔で人形の場所を取りやすい場所にチェンジ。
しかし取れない。
これが取れないって、俺って何・・・?

そしてスタッフのお兄さんが、今度はもっと取りやすいように3回目の位置変えをしてくれて、ついに、ついに、人形の箱は無事落下したのでした。

取ったどー!
嬉しさとともに場内のお兄さんを探し出し、お礼を述べる私。
その成果が写真のhide人形です。

ちなみにこの人形は、やはりhideが大好きな東京に住む娘にプレゼントで送りました。

で、このhide人形。
第2弾、第3弾がゲーセン専用で続くそうです・・・マジか。

「蔵の中」

2019.04.06

書店に行った際に、大好きな横溝正史がフェアで並んでいるのを見つけて釘付け。
まだ入手していない作品がないか眺めていて、ハッと目に付いたのが「蔵の中」、すぐに棚から抜き取りました。

「蔵の中」。
これは金田一耕助シリーズとは全く別の、独立した耽美的小説です。

この作品に初めて触れたのは私が高校生の時。
角川で映画化され、金田一耕助シリーズの「悪霊島」と同時上映されたのが最初でした。

「悪霊島」で流れるビートルズの「LET IT BE」が、なぜか横溝作品のラストシーンを飾るのに見事にマッチしていたという衝撃を凌ぐ衝撃が、この「蔵の中」にはありました。
(ちなみに現在は版権の関係で「悪霊島」のDVDからは「LET IT BE」はカットされているそうです)。

隔離された蔵の中での、病に伏せる姉と、姉に思いを寄せる弟とのただならぬ関係。
そしてふたりが蔵から双眼鏡で覗き見る異端の世界。
陰影を含んだ官能的な映像とともに心に飛び込んできたシーンの数々は今も忘れません。

余談ですが、主演を演じた無名の美人女優、松原留美子が実はニューハーフだった事も大いに話題になりました。

いずれにしても、2本立てのメイン作品をサブ作品が食ってしまったという稀なパターンを、この時私は体験したのでした。

さて、その「蔵の中」ですが、実は小説は未読のままです。
今回即買いしたので、早速時間がある時に熟読しようと思っています。

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