上田市の某音楽に関するアンケートに回答したらコンサートのチケットが当たったので、妻と行ってきました。
大友直人指揮/群馬交響楽団
ベートーベン「ヴァイオリン協奏曲」
ベルリオーズ「幻想交響曲」
私はベルリオーズ「幻想交響曲」が大好きで、20代の頃はこの曲を聴きに、よくホールに通っていました。
特に、艶のあるタクトを振る小林研一郎が大好きでした。
そして20年振りに聴くライブでの「幻想交響曲」。
不覚にも途中で涙がこぼれてきてしまいました。
それはもちろん、ハープとともに奏でられる華麗なワルツや、特に後半、多くの打楽器が打ち鳴らされる圧倒的で荘厳な旋律に心打たれたのももちろんです。
ただそれ以上に胸が熱くなったのは、20年前と同じ光景が目の前に広がり、20年前と同じ感動が身体を包んでいるのを実感して、偉大な芸術の前では、自分の存在も自分が過ごしてきた時間もそして悩みも、すべてがまだまだちっぽけなものに過ぎない、そんな世界の雄大さや普遍性を感じ取ったからです。
カーテンコールの間、誰にも負けないほど大きな拍手を送り続ける自分がそこにいました。
自分はまだまだちっぽけで、だからこそまだまだ頑張れる、そんな勇気と元気とを与えてもらった、素敵なコンサートでした。
そしてもうひとつギフトが。
夏には大好きな小林研一郎が、十八番のチャイコフスキーを携えて来館するとの事。
コンサート後にすぐにチケットを求めた私と妻でした。