今年大いに後悔している事。
それは「クラフトワーク」のライブに行けなかった事。
行けなかったというよりは、ライブ翌日、ライブに行った親友から聞くまで、そもそも「クラフトワーク」が来日していることさえ知りませんでした。
何という体たらく。
しかも会場が渋谷のオーチャードホール。
オールスタンディングではなくて椅子席の会場でライブをやるなんて、そんなの「クラフトワーク」じゃない!というのは、私のただの負け惜しみです。
オーチャードホール自体も縦に長くて見づらく聴きづらく、個人的にはあまり好きな会場じゃない、これも負け惜しみです。
でも本当に行きたかった。
YMOの先駆け、テクノの元祖というのは、もはや当たり前の話。
そしてリーダーのラルフ・ヒュッターも今や70歳越え。
でも4人のメンバーが横一列に並んで、各々が1台のシンセサイザーに向かって、微動だにせず黙々と弾くスタイルは今も健在です。
ラルフ・ヒュッター、直立不動で2時間立ち続けで疲れないか?
ちなみに以前ライブで、ひとりのメンバーが曲に合わせて思わず足踏みしてしまったところ、客席からブーイングが起きたという逸話もあります。
日本語の歌詞で歌う名曲「電卓」を、ラルフ・ヒュッターのボーカルに合わせ大声で叫ぶ興奮を、再度味わいたかった。
僕は音楽家。
電卓片手に。
足したり。
引いたり。
このボタン押せば音楽奏でる♪
「クラフトワーク」、今でも私のカーオーディオでは必須アイテムです。