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「和田龍登水 ひとごこち」発売開始

2020.02.07

1月18日のブログでもご紹介した「和田龍登水 ひとごこち」。
このたび発売を開始しました。

今年初めて契約栽培で使用した東御市八重原産「ひとごこち」。
おかげさまで生産者の栁澤謙太郎さんに顔向けできる、美味しいお酒が搾れました。

無濾過生原酒ならではのフレッシュで透明感あふれる味わい。
桃やイチゴを思わせる甘美な香り。
そしてどこまでも柔らかく優しい口当たり。

ぜひご賞味頂ければ幸いです。
販売店様等、ご不明な点は遠慮なくお問合せください。

和田龍登水 ひとごこち

1.8L 3,200円(税別)/720ml 1,600円(税別)

「SAKETIMES」

2020.01.31

インターネットの酒専門サイト「SAKETIMES」に載せて頂きました。

正直な自分をさらけ出すことができました。

素敵な記事を書いて下さったライターの空太郎さんに感謝です。

https://jp.sake-times.com/knowledge/sakagura/sake_g_wadaryushuzo

純米酒化のご案内

2020.01.24

この4月より

・清酒和田龍
・和田龍生酒
・和田龍大吟醸

以上の3品目につきまして、現行のアルコール添加酒から純米酒へと移行させて頂きます。

現状の味わいでも十分なご評価を頂いている中で、大きく舵取りを変えるのは正直申し上げて勇気が要りましたが、弊社のような小さな地方蔵が自分らしさをしっかりと打ち出していくためには、私自身が求めるスタイルをぶれることなく突き詰めていく事こそが肝要と、今回の純米酒化を決めました。

新しいお酒をご賞味頂く皆様には、これも和田龍酒造が求める味わいとお感じ頂きながら、変わらぬご愛顧を賜りたくお願い申し上げます。

また、純米酒化に伴い若干の値上げをさせて頂きますが、さらなる品質とサービスの向上に力を注いで参りますので、ご理解の程よろしくお願い致します。

間近になりましたら詳細を改めてご案内差し上げます。

「謙太郎米」登場

2020.01.18

「和田龍登水」の新酒第1弾として、間もなく「ひとごこち」が登場です。

さて、その「ひとごこち」。
上田市の隣の東御市八重原の台地で栁澤謙太郎氏が作る、その名も「謙太郎米」を今年から使用できる事になりました。

栁澤謙太郎氏が作る農作物は、酒米・食用米・大豆に至るまで、その品質はトップクラスとの評判をはるか以前から聞いておりました。
彼の農作物が和食にとどまらずイタリアン等のワールドワイドな分野で採用されたと聞くたびに、いつか私も使わせて頂きたいという思いに駆られておりました。

その夢が叶いました。
まだまだ数量的にはわずかですが、今期の「和田龍登水ひとごこち」は契約栽培の「八重原産謙太郎米」を使用しています。

また一皮むけたお酒が出来上がってくるはずです。

発売が決まりましたらまたご案内致します。
乞うご期待!

神田松之丞から中上健次まで

2020.01.10

寝酒がわりに読み始めた神田松之丞「絶滅危惧職 講談師を生きる」。
面白すぎて、眠れなくて困っています(笑)。

神田松之丞の著書というよりはインタビュ-形式の対談集なのですが、インタビュアーの女性の言葉の引き出し方が巧い!
思わずぐいぐいと引き込まれて、いつの間にか神田松之丞という芸人の虜になっています。

同じように聞き手が極めて秀逸な一冊として、かなり前ですが評論家か誰かが挙げていたのが矢沢永吉「成りあがり」。
思わず膝ポンです。

矢沢永吉をほとんど知らなかった高校生の私が、この本をどれだけボロボロにして矢沢永吉の生きざまに魅せられたか。
今もページが茶に変色した1冊が書架に並んでいます。

この「成り上がり」、確か聞き手は糸井重里だったと思います。
当時の糸井重里はコピーライターとしても絶頂期で、週刊文春に連載された「糸井重里の萬流コピー塾」では、天才と凡人の言葉のセンスの差を毎週思い知らされたものでした。

さて、そして矢沢永吉。
私が敬愛する中上健次が自身のエッセイの中で触れています。

中上が矢沢永吉と静岡のライブの日に初めて出会った日の風景。
リハーサルでは、矢沢がステージに上がった瞬間すべての音や空気が引き締まるのを肌で感じ、ライブでは矢沢のステージに身も心も奪われ、ライブ後の酒席では、酔って一方的に話し続ける中上の言葉に矢沢はずっと耳を傾け続け、矢沢がぽつりと話した一言に中上が口を挟むと矢沢はまた静かに耳を傾ける・・・。
「成りあがり」への賛辞と合わせて、中上健次がどれだけ矢沢永吉に心酔していったかが如実に分かる、粋な文章です。

そういえば昨夜、BSの旅番組で、紀伊半島を縦断しながら新宮駅が登場しました。
中上健次の出身地であり、彼の作品の核となった土地、新宮。
そして私と妻とで、中上が吸っていた空気を少しでも感じたくて、上田から片道7時間掛けて二度訪れた新宮。
その新宮駅は当時と変わらぬまま、テレビの画面の中で佇(たたず)んでいました。

今日は指が流れるままに脈絡なく打ってしまいました。
神田松之丞から中上健次まで・・・。
表現できる力を持っているって素敵だなあと思います。
今日はそんな締めで失礼します。

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