久方ぶりに結婚式に出席しました。
新郎は幼稚園の幼なじみです。
幼なじみということは、彼は私と同じく60歳です。
上田の幼稚園で出会った彼は、卒園を待たずに神奈川へ引っ越してしまいましたが、それ以降も変わることなく、彼とは家族ぐるみのお付き合いがずっと続いてきました。
彼は最初の結婚で、長年の献身的な看病も実らず奥様と死別しました。
失意の底から立ち直った彼が巡り合ったのが、同じ神奈川に住む、このたび挙式された奥様でした。
結婚式から遡(さかのぼ)る事1ヵ月前。
彼は奥様を連れて上田の我が家を訪ねてきてくれました。
そして奥様ともすっかり意気投合した我々は、時間が経つのも忘れ、語り合いそして笑い合いました。
そして私も妻も、奥様の魅力に一遍で魅せられてしまいました。
翌日の夜、彼から電話が掛かってきて、結婚式に妻ともども出席してほしいと、嬉しいお誘いをもらいました。
私を気遣って招待を迷っていた彼に、奥様が絶対に呼んだほうがいいよと進言してくれたとの事です。
二つ返事で快諾した私と妻が当日訪れた、横浜みなとみらいでの結婚式と披露宴は、親友50名がふたりを祝福する、暖かさと笑顔と涙に満ちた、それはそれは素晴らしいひとときでした。
締めの挨拶で「ふたり合わせて100歳越え」などと笑いを取った彼ですが、そこにはとてもそうは見えない、若々しさに満ちたふたりが立っていました(ちなみに奥様はまだ40歳代です)。
写真は、ケーキ入刀の際、新郎新婦の友人がひとりずつステージに呼ばれ、ふたりからケーキを食べさせてもらうシーンです。
私の名前が呼ばれた時は、驚きとともに、私を選んでくれた彼の気持ちが嬉しくて、思わず大感激してしまいました。
正人ちゃん、敦子さん、おめでとう!!
これからふたりで幸せな人生を歩んでいってくださいね。