記事一覧

「殊類と成る」ふたたび

2020.06.26

ファイル 730-1.jpg

12月に投稿した以下のブログ。

http://www.wadaryu.com/blog/archives/701.html

この時取り上げた、女優やまおきあやの舞台「殊類と成る」が、このたびDVD化されました。

どうしても行けなかった私は早速本人に連絡をして注文。
すぐに届いたDVDを、包装を解くのももどかしく会社の事務所のノートパソコンで再生し、やまおきあやが躍動するその舞台に大いに心打たれたのでした。

そしてもうひとつ感動したのが彼女直筆の手紙の封筒。
写真の左ですが、分かりますか。

そう、「和田龍」と書いてあるのです。

実はこれ、やまおきあやが「肌画」と呼ぶ、彼女が即興で描くボディペイントなのです。

普段は差し出された腕や手の甲に彼女がすいすいと筆を運び、文字通り「肌画」が描かれていくのですが、最近は「肌」に留まらず、例えば「酒縁女優」の呼び名に相応しくお酒のラベルデザインも手掛けるようになりました。

そんな彼女が、私が知り合うきっかけにもなった「官能小説『花鳥籠』朗読会」を、7年ぶりに吉祥寺の「居酒屋Kon」で6月28日に開催するとの事。
興味がある方はアクセスしてみてくださいね。
妖艶さに虜になること請け合いです。

「AKIRA」光臨

2020.06.17

ファイル 729-1.jpg

新型コロナによる規制が少しずつ解け、映画館での上映も再開され始めた中、「AKIRA」を22年ぶりにスクリーンで観るために、平日の最終回に近くのTOHOシネマズ上田まで足を運びました。

人気(ひとけ)の少ないガランとした静かなロビー。
チケットを買って館内に入ろうとすると、モギリ(古い?)の女性はフェイス・シールドにビニール手袋の完全装備。
差し出したチケットを受け取ることもせず一瞥だけすると、言葉もなく目の前のデジタル温度計で熱を測れと促します。
温度計がうまく作動しないでいると、ようやく小さな声で「少し後ろに下がってください」と促し、「36.2」の数字を確認すると黙って自分のブースに戻ります。

この状況下で接触を避けようとする気持ちはよく分かります。
とてもよく分かるのですが、感情の交流が途絶えた別世界に来たような違和感は拭えません。
これからどんどんこのような無機質なシーンが増えるのでしょうか。
そんな複雑な思いを抱きながら、座席に腰を落ち着けました。
ちなみに観客は私を含めて5人でした。

そしてそして、「AKIRA」は凄かった!
22年という時間を感じさせない圧倒的な映像美とストーリー展開。
そして「4K」によるビジュアルと音の驚くべき迫力。
まさに大友節全開の傑作でした。

それにしても1988年に公開されたこの映画。
2019年のネオ東京を舞台に、2020年に開催予定の東京オリンピックが開催不可能になるという、あまりに現在を予知し抜いた舞台設定にも鳥肌が立ちますよね。

私はDVDも持っていますが、「4K」版を映画館で観てよかったとつくづく思いました。
そして興奮した勢いで「ブルーレイ 4Kリマスターセット」まで注文してしまいました。

写真は2012年に開催された「大友克洋 GENGA展」(これも凄かった!)に展示されていた、映画に登場する「金田バイク」のレプリカです。

続きを話しに。

2020.06.13

昨夜久々に訪れた、長野市の銘酒居酒屋「べじた坊」。

日本酒担当の石垣さんとは様々なジャンルで話が合い、カウンター越しに尽きることなく語り合う毎回です。

今回のテーマは「中上健次」。

私が敬愛する小説家、中上健次を石垣さんがお店のブログで何日にもわたって取り上げていて、私が思わず反応してメッセしたのが昨日の午前中のこと。

それから何回かSNS越しに中身の濃いやり取りをし合ったのち、「続きを話しにきました」とお店を訪問したのが半日後の夕方でした。

カウンターに座るやいなや、中上健次のこと、さらにはそこから派生するさまざまな小説や音楽の話題で石垣さんと花が咲きます。
それにしても石垣さんの博識ぶりといったら。

そしてその間にお任せで次々にグラスに注がれてくる日本酒は、石垣さんセレクトの、どれも珠玉といっていい一杯です。

さらには、お料理を担当されている若林さんの心のこもった酒肴の数々が並び、会話とお酒に彩(いろどり)を添えます。

思えば、このお店のカウンターで知り合った多くのお客様と、今もご縁が繋がっていたりもしています。

「べじた坊」。
酒と料理と人の魅力に酔うことができる素敵な空間です。
石垣さん、若林さん、またお伺いしますね。

全国新酒鑑評会

2020.06.06

前回のブログを読んで「SAKETIMWS」にアクセスして頂いた皆様、ありがとうございます。

ご報告です。

記事にもありますが、私も毎冬蔵に入り、自社のお酒も含めて製造に携わっている長野銘醸が、このたび「全国新酒鑑評会」で「入賞」を頂きました。

ちなみに今年は新型コロナの影響で「金賞」「銀賞」を決める結審が中止となり、「入賞」が最高位となります。

受賞した純米大吟醸酒を昨日改めて飲みましたが、香りも味わいもフルーティかつ軽快、とてもきれいでバランスの良いお酒に仕上がっています。
搾った直後よりもお酒が円やかになっていて、今のほうがさらに美味しいです。

杜氏や頭はじめ蔵人みんなの思いと努力が結実した結果と、嬉しさを分かち合っています。

これからもより上質な味わいのお酒をご提供できるよう、みんなで頑張っていきたいと思います。

「SAKETIMES」再掲

2020.05.30

4月1日よりレギュラー酒・生酒の完全純米酒化に伴い、ホームページをリニューアルしました。
全商品の内容・価格、そして「和田龍登水」は限定流通なので最新のお取扱い店様一覧等、すべて一新致しました。

せっかくの機会なので、改めて当社の酒造りを知って頂きたく、日本で一番読まれている日本酒の専門サイト「SAKETIMES」に今年の1月28日に掲載された当社の記事を再掲させて頂きます。
未読の方はお目通し頂ければ幸いです。

https://jp.sake-times.com/knowledge/sakagura/sake_g_wadaryushuzo

ライターの空太郎さん、心のこもった文章をありがとうございます。
佐藤デザインの恵子さん、いつも素敵なホームページをありがとうございます。

そしてずっとずっと私を支えて下さっている大勢の皆様、改めて心から感謝申し上げます。

皆様のお気持ちを励みにこれからも頑張ります。

ページ移動