記事一覧

齋藤さんが繋ぐ縁

2021.07.17

地酒界の至宝、「革命君」の齋藤哲雄さんがご逝去されて早半年が経とうとしています。

https://www.wadaryu.com/blog/archives/770.html

そんな中、昨日私が会社を不在にしている間に、素敵な来客がありました。
K辺さんファミリー3名、初めてのご来社です。

応対させて頂いた妻によると、K辺さんは「革命君」のご常連で、齋藤さんとも個人的にお付き合いが深く、今回は親交が厚かった上田市内の4蔵に齋藤さんのお墓の場所を伝える目的で、わざわざ信州までご来訪頂いたとの事でした。

私はお目に掛かれなかった無念さに後ろ髪を引かれながら、せめてもと思い、妻が聞いた番号に電話を掛けました。
電話口に出られたK辺さんに、私は、お越し頂いたお気持ちがとても嬉しかった事、お会いできなくて残念だった事、そして齋藤さんが繋げて頂いたこのご縁がどれだけありがたかったかをお伝えし、電話を切りました。

そして今朝、9時過ぎにご来社されたお三方を見て、それがすぐにK辺さんご一行だと分かりました。
昨日は上田で泊まり、私から電話も頂けたので再訪されたとの事。
そのお気持ちがどれだけ嬉しかったか。
4人でしばし齋藤さんの思い出話で花が咲きました。
このブログもしっかり読んで下さっているとの事でした。

確かにコロナ禍でなければ、齋藤さんの訃報を聞いて、すぐにでもお墓詣りに駆け付けているはずでした。
そんな思いを汲んで、わざわざ情報を届るために信州まで足を運んで頂いたK辺さんのお気持ちには、ただただ感謝の思いでいっぱいです。

そして齋藤さんが亡くなったあとも、今回も含めてどんどん広がっていく多くの方とのご縁を、齋藤さんが遺して下さった大切な財産として、これからも大切にしていきたいと思います。

K辺さん、本当にありがとうございました。

「さけてりあ べじた坊」オープン

2021.07.10

ファイル 784-1.jpgファイル 784-2.jpg

私が大のお気に入りの長野市の地酒処「べじた坊」。

このたび大幅なリニューアルを施し、「さけてりあ べじた坊」として生まれ変わりました。

早速行って参りました。

まず入口の看板が一新しています。
利き猪口の「蛇の目」のロゴが眩しいです。

そして中に入ると、料理担当の若林さんとお酒担当の石垣さんが笑顔で迎えてくれます。
この温かさはいつになっても不変です。

店内を見渡すとまず目を引くのが、新しく設置された一人用カウンター。
「黙呑みカウンター」と名付けられたこのスペースは、各席にコンセントが設置され、Wi-Fiも完備で、呑みながら仕事もできてしまうという優れものです。
ひとり呑み大好きな私にとっても、この席は大歓迎です。

聞くと、換気機能も思い切った設備投資をされていて、このご時世に安心して呑んで頂こうというおふたりの心意気がビシバシと伝わってきます。

そしてお料理の提供方法も大幅に変わりました。

2~3人前あったポーションを少し小さめの食べやすい1人前に変更し、さらには感染対策とお客様を待たせないという利便性からカフェテリア方式を採用されました。

提供方法は変わっても、野菜を中心とした数々のお料理の美味しさは変わりありません。
この日も4皿をあっという間に空にしてしまいました。

そして「べじた坊」といえば、何といっても地酒のラインナップの豊富さ。
この日も圧巻でした。

私はいつものように45mlのグラスで(スリーサイズから選べるのもありがたいサービスです)、オン・メニューの銘柄、そしてメニューにはない石垣さんおすすめの銘柄を片っ端から堪能しながら、楽しい「べじた坊・ナイト」は過ぎていったのでした。

新装オープンとなった「さけてりあ べじた坊」。
長野市へ行かれた際はぜひ立ち寄ってみてください。
素敵なお酒と美味しいお料理と、そして若林さん・石垣さんのホスピタリティー溢れる心地よいサービスが皆様をお待ちしています。

http://vejinet05.s1.bindsite.jp/

スタバ・リターンズ

2021.07.03

ファイル 783-1.jpg

5月にスターバックスについて下記の文章を載せました。

https://www.wadaryu.com/blog/index.cgi?page=1

その時、サービスには期待しないとつい書いてしまった、上田市のロードサイド大型店の「スターバックス」で、思いも掛けずとても素敵な接客を受けました。

注文を受けたのは何度か話した事のある女性スタッフ(スタバでは「パートナー」と呼ぶのですね)。
今回も笑顔で出迎えてくれました。

いつものように「ホットコーヒーをショート、マグカップで」とお願いしたところ、「ありがとうございます。ところで今日は本は持っていらっしゃらないのですね?」

そういえばしばらく前、彼女から「いつも本を持っていらっしゃるんですね」と聞かれて「こちらで読書をするのが楽しみなんです」と答えたことがありました。

「今日は違う車で来たので、うっかり本を持ってくるのを忘れてしまいました」
「そうなんですか。それでもわざわざ店内で召し上がって頂けて、ありがとうございます」

何だか素敵ですよね。

しかも彼女は、私が時折テイクアウトで妻にフォカッチャやケーキを買っていくのを覚えていて「今日は奥様におみやげはよろしいですか?」と続けて聞いてきます。
実はそのつもりだった私は「いつものように一度席に着いて、しばらくしてからまた買いにきます」と答えました。

約15分後、カウンターで再度彼女の前に立った私は、約束通りテイクアウトで何点かをお願いしました。
その時買ったケーキの箱に書かれていたのが写真の言葉です。
帰宅して気が付きました。
でも梱包している彼女の姿を追っていた時は、彼女がいつマジックを走らせたのか、まったく気が付きませんでした。
いつの間に書いたのでしょう。

接客の神髄とは、その人が真に人を喜ばせることが好きかどうかで決まってくると思っています。
今回は真に心地よい接客に癒されたひとときでした。

次もまた行きます。

1泊500円

2021.06.26

先日、同じ長野県の(とわざわざ書かねばならないのもコロナ禍の煩わしさですね)諏訪市で会議があり、親しい方から上諏訪駅からすぐのホテルを紹介して頂きました。

そしてこのホテルでの宿泊は驚きの連続でした。

驚き、その①。
宿泊料が何と500円。

このホテルの「長野県民限定500円プラン」は、「信州の宿 県民応援前売割」の5,000円が適用されるため、通常5,500円のシングルルーム料金がワイコインの500円になるのです。

当日はチェックイン時に割引適用の書類を書き込み、本当に500円だけお支払いするだけでした。

驚き、その②
何とそこに500円×4枚綴りの2,000円分の観光クーポン券が付く。

使える期間は宿泊当日と翌日の2日間のみでしたが、私は翌日上田に戻ったあと、会社近くの上田市観光会館で、地元の特選味噌を使用したレトルトカレーを2,000円分購入させて頂きました。

驚きその③

500円なのに、さらに朝食付き。
しかも宿泊中はラウンジ使い放題、ラウンジのコーヒー等のドリンク飲み放題。

朝食は「釜めし」か「洋食」のどちらかから選べます。
私は「釜めし」を選びましたが、具材もしっかりと乗って、朝食としては満足のいくものでした。

驚きその④
大浴場は天然温泉。

大浴場は上諏訪温泉の掛け流しです。
しかもセキュリティもしっかりしていて、下駄箱は鍵付き、脱衣ロッカーは暗証番号を打ち込むキーボード式で、大変安心かつ清潔でした。

驚きその⑤
素晴らしい接客。

昨年オープンしたばかりのこのホテル。
予約の際の電話対応、チェックイン時の接客等、どれをとってもホスピタリティ溢れる素晴らしいものでした。
ホテルに向かう途中、駐車場が空いているか2度電話を入れたのですが、これまた大変親身な対応を頂いて感激した次第です。
部屋もビジネスホテルのシングルルームとしては広く、そして清潔感に溢れていました。

ひとつ笑ったのは、エレベーターの中に貼られた案内を見ると、大浴場のみを利用する方の入浴料は800円とのこと。
泊まるより高いじゃん(笑)。

いずれにしても、これらの「驚き」が500円で買えたことに感動した1泊でした。

このホテルは「ネオステーションホテル上諏訪」といいます。

破損してますよ。

2021.06.19

ファイル 781-1.jpg

メーカーから届いた新品の瓶の1ケースが破損していました。

写真では分かりづらいですが、5本が粉々に割れていて、しかも見てお分かりの通り、その時の衝撃で1本は柵から飛び出して横倒しになっています。
たぶん、運送中に下に落としたのでしょうね。

普通なら怒るところでしょうが・・・今回は運送会社の若いドライバーのお兄さんにも、瓶のメーカーにも、一切腹は立ちませんでした。

それは普段から、どちらの会社も誠意ある対応を心掛けてきてくれたからです。

まず運送会社ですが、当社からお酒の輸送を頼む時、逆に資材が届く時、いつもドライバーさんが素敵な笑顔で、とても丁寧な仕事をしてくれます。
今回の破損は間違いなくこの運送会社内で起きた事なのですが、少なくともドライバーさんを怒る気には全くなれませんでした。

ドライバーのお兄さんにはその場で
・あなたのせいではないし、事を荒立てる気持ちもまったくない。
・そのかわり、この破損した分をどうするか、迅速に処理してほしい。
それだけ告げて、お茶のペットボトルを渡して帰しました。
破損した箱は彼が持って帰りました。

次に瓶メーカーに電話をして顛末を話すと、担当の男性からまず丁重なお詫びが返ってきました。
そしてほどなく、あのあとすぐに運送会社から連絡があり、相談した結果、破損分は当社の伝票から引かせて頂きますとの、これまた丁重な連絡がありました。
これにて一件落着です。

私だって普通だったら怒ります。
でも日頃の誠実なお付き合いが、このような場で形となって現れた事を逆に何だかとても嬉しく感じた、そんな出来事でした。

ページ移動