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「村上春樹ライブラリー」開館

2021.09.24

10月1日。
村上春樹の母校、早稲田大学構内に「村上春樹ライブラリー」(正式名称「国際文学館」)がオープンします。

設計は建築家の隈研吾、費用はユニクロのファーストリテイリング会長兼社長の柳井正が全額寄付しました。

館内は村上春樹が寄贈した直筆原稿やレコード(彼は作家になる前にジャズ喫茶を営んでいました)をはじめ、膨大な村上コレクションが並びます。
館内にはイベントに使える交流スペースや音響設備を備えたスタジオやカフェも併設されるそうです。

村上春樹と早稲田大学といえば、昨年の文学部の入学式でサプライズで登壇し、祝辞を述べたことが記憶に新しいです。
できれば私もその場にいたかった。

長野県の地方紙、信濃毎日新聞が社会面でこの件を取り上げています。
そこには今回の寄贈の理由を「僕には子どもがいないので、死後に資料や原稿が散逸するのを防ぎたかった」(信濃毎日新聞)とあります。

そしてもうひとつ村上春樹の発言で感激したのが
「中上健次さんが亡くなって文壇の主流が先細りになり、今や柱がない。ある程度、日本の作家の責務みたいなものを果たす必要があるだろう、僕にもできることがあるんじゃないか、と思う」(同)
という言葉です。

私が大好きな村上春樹が、同じく私が敬愛して止まない中上健次を取り上げて「現代文学の最後の主流」と位置づけている事。
そして村上春樹が中上に変わって文壇の柱となることを自らの責務として捉えている事。
村上春樹がここまで中上健次を意識していると知って、何だか震えが止まりませんでした。

村上春樹が大好きなのに加えて、大の生原稿フェチの私。
開館と同時に今すぐにでも飛んでいきたい思いでいっぱいです。
しかし「当面はコロナウイルス対策で入場を制限する」(同)そうです。
涙・・・。

サービスのすれ違い

2021.09.18

今日はちょっとだけ不満を書きます。
行きつけの書店のサービスに対してです。
この書店にはかれこれ30年以上通い、購入した単行本も100冊、200冊どころではありません。
そしてここは長野県を代表するチェーンの書店です(これを書かないと別の個人経営の書店さんと誤解されてしまうので)。

昨夜、いつものようにこの書店を訪れ、ハードカバーを購入しようとレジに向かいました。
レジに立っていたのは、最近ここに配属になったばかりと思われる、若い女性でした。

① レジの窓口が左右2箇所あり、その女性が立っていた左側のレジの前には「隣のレジにお願いします」という案内板が立っていたので、右の無人のレジの前に立ち、彼女が来るのを待ちました。
ところが彼女はすぐさま自分の前の案内板を撤去し「こちらへどうぞ」と言いました。
ホテルでもあるのですが、フロントに立ったお客様を自分のほうに来るように促す行為が私は大嫌いです。
あなたがお客様に歩み寄るべきです。

② 「ビニール袋は有料になりますが、どうされますか?」と聞かれたので、私はいつものように「(無料の)紙袋をください」と答えました。
すると彼女は最初に、A5サイズのその単行本がギリギリ入るか入らないかの小さな紙袋を取り出して「これしかありません」と言ってきました。
「いつもはこれより大きな紙袋に入れて頂いておりますが」
すると彼女はそこで初めて、今度は雑誌サイズのいつもの大きな紙袋を取り出してきました。
まるで嫌がらせです。
彼女はばつの悪さを誤魔化すためか「(紙袋は)自社で作っておりますので」と訳の分からぬひとことを呟きながら、本を入れ始めました。
紙袋だってお金が掛かっているんだからね!もったいないのよ!とでも言いたかったのでしょうか。
ちなみに私は紙のブックカバーはいつも基本的にお断りしています。
私「いつもこちらでたくさん本を買うので、ビニール袋は自宅にたくさん溜まっているんですよ」
店員「皆さん、マイバッグをお持ちになります」
その回答は正しいです。
バッグを持ってこなかったあなたが悪いと言われれば、エコを考えればその通りです。
しかしサービスの面からすれば間違いです。
紙袋という予想もしなかったリクエストに対して不快感を露わにし、それを客側に見破られてしまう。
失格です。

立ち去り際に聞きました。
「ざっくばらんにお伺いしますが、本を買って紙袋を要求されるのは迷惑ですか?だったら次回からは止めます」
本音です。
そこまでして紙袋は要りません。
「・・・いえ、お客様のために用意しているものなので」
答えにはなっていません。
「そうですか。ありがとう」
笑顔を作って店を出ました。

本当のサービスとは、人を喜ばせる事が心底好きな人でなければ提供できないといつも思っています。
ましてやネットでの通販が全盛の中で、直接足を運んだり電話やメールを下さるお客様がどれだけありがたい事か、そのつど実感する今日この頃です。

さて、次にこの書店に行った時、どうしたものか・・・。

お知らせ

2021.09.11

秋の日本酒の代名詞「ひやおろし」「秋上がり」が賑やかにお店の棚を飾る季節がやって参りました。
当社も長野県一斉発売日に習い、9月9日より「和田龍登水(とすい) ひやおろし」の発売を開始しました。
ぜひ当ホームページのお取扱い店様にてお求め頂ければ幸いです。
なおおかげさまを持ちまして、720mlは当社の在庫は完売しております。

もうひとつお知らせがあります。
長野県内の素晴らしい酒販店様が「和田龍登水」お取扱い店に加わって頂きました。

下伊那郡松川町
「お酒とお菓子の店 恵比寿屋」様。

今回ご縁を頂いたこの恵比寿屋様。
実際にお目に掛かるのはこれからですが、頂いたお手紙、電話でお話しした会話、手作りのチラシ、そしてホームページから、ご店主はじめ皆様のあたたかく真摯なお人柄が随所に伝わってきて、このお店に「和田龍登水」が並んだ光景を考えると心が躍ります。
お近くの方はぜひお立ち寄り頂ければと存じます。

https://ebisuya-matsukawa.com/

ホテルからの問い合わせ

2021.09.04

先日、全国チェーンの某シティホテルから商品の問い合わせの電話がありました。
その方は代表のホテル名のみ名乗られて、ホテルの具体的な地名は言われなかったので最後に尋ねたところ、快く教えて下さいました。

それは関信越の有名な観光地で、私はそのホテルが大好きだったので、嬉しさも込めてその旨を伝えました。

電話を切って、そのホテルの所在地は東京ではないのに着信が03である事に疑問を覚えました。

そのあと、たまたま連絡を取った、超ホテル通でもあるエレクトーン奏者の神田将(かんだ・ゆき)さんにその疑問を伝えると、即座に回答が返ってきました。

神田さん曰く。
現地ではなく東京からの発信だったということは、本社あるいはマーケティング企画からの電話と思われる。
マーケティングは東京で全国のフェアやプロモーションを仕切っていて、イベント会社の性格を持つスタッフが集まっている。
なので、そのホテルが和田のお酒に目を留めたと聞いて、とても嬉しい。
との事でした。

ちなみに神田将さんは、東京にあるこのホテル・チェーンの水族館(!)で折に触れリサイタルを開いていますが、これもインパクトあるアーティストを探していたマーケテイングに神田さんが紹介されたご縁らしいです。

さて、その神田将さん。
来たる10月31日(日)に東京文化会館大ホールでリサイタルを開きます。

クラシックの殿堂、東京文化会館のしかも大ホールで、エレクトーンのソロコンサートが開催されるのは初めてのことです。
コロナ禍で2度の延期を経て、満を持して開催されるこのリサイタル。
現代エレクトーンの衝撃をぜひひとりでも多くの方に体感して頂きたいと切に願っています。

神田将オフィシャルサイト
https://www.yksonic.com/

コンサート情報はもちろんのこと、秀逸なホテル批評「喜怒哀楽」も併せてご覧ください。

「和田龍登水 ひやおろし」発売開始

2021.08.28

秋のお酒の風物詩「ひやおろし」。

今年も9月9日(木)、長野県の「ひやおろし」解禁日に合わせて、「和田龍登水(とすい) ひやおろし」の発売を開始します。

「和田龍登水 ひやおろし」のテーマはズバリ「熟成感」。

最近はやりのフレッシュで若々しい「ひやおろし」も美味しいですが、「和田龍登水」は「ひやおろし」の名に相応しい、ひと夏越した秋ならではの円熟味をお楽しみ頂きます。

その熟成感を出すために、5月になったところで瓶貯蔵していた冷蔵庫から出して、それ以降は蔵内で常温保存し、自然の熟成に身を任せました。

ちなみに今年の「ひやおろし」、冷蔵や常温はもちろんですが、「ぬる燗」の美味しさは抜群です。

一昨年・昨年は発売前にご予約で完売してしまい、ご迷惑をお掛けした「和田龍登水 ひやおろし」。
今年は増量して皆様のお求めをお待ちしています。
弊社ホームページ内の「和田龍登水」お取扱い店様でお買い求めください。


和田龍登水 ひやおろし
1.8L 3,200円(税込 3,520円)
720ml 1,600円(税込 1,760円)

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