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野方の名酒場

2021.12.05

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昨日ご来社頂いたのは、東京は中野区野方の商店街にお店を構える、人気酒場のオーナーと女将さん。
年末のご挨拶にと、わざわざ顔を出して下さいました。

おふたりとの出会いは全くの偶然でした。
オープン前にたまたま立ち寄られたおふたりと意気投合。
お酒も気に入って頂いて、メニューに入れて頂ける運びとなりました。

オープニングレセプションにも顔を出させて頂き、その後「和田龍を囲む会」を開いて頂いたり、プライベートでも顔を出させて頂いたり、おふたりとの親交はどんどん深まっていきました。

お伺いするたびに知り合うたくさんのお客様と、その後もずっとご縁が続いているのも、このお店のあたたかさゆえでしょう。

暖簾をくぐった店内のL字カウンターでは、今日もとびきりの酒肴と美味しいお酒と、そして女将の笑顔が、お客様の心を解きほぐしているはずです。

お店の名前は「はとまめ」といいます。

※写真は5年前の「オープニングレセプション」当日、開店前のショットです。

近況およびお詫び

2021.11.26

おかげさまで毎日忙しい日々を過ごさせて頂いております。
なかなか時間が取れず、今週のブログは1回お休みとさせてください。
その分、いいお酒をお届けできるよう日々頑張ります。

「日本酒ぴあ」

2021.11.19

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11月15日発売の「日本酒ぴあ」に「和田龍登水」を紹介して頂きました。

思い返せば「びあ」は中学生の頃からの愛読書であり、憧れの東京の情報発信誌でもありました。
中学生の時、親友とふたりでたびたび東京へ行っては映画館のハシゴをしていました。
その都度「ぴあ」を擦り切れるほどめくって、どの映画館でどの映画を観るか、ふたりで散々頭を悩ませたものでした。

「スターウォーズ」「エイリアン」「世界が燃えつきる日」等で何度も通ったテアトル東京。
涙でスクリーンがかすんだ丸の内ピカデリーでの「ロッキー」。
夜行列車で上野に着いた足で向かった早朝の「銀河鉄道999」の渋谷東急レックス。
思い出は尽きません。

そんな「ぴあ」に掲載して頂けたのはただただ光栄の至りです。

サケノメ!ニッポン!

2021.11.12

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イラストレーターのサラさん。
日本酒業界では殊に名の知れた存在です。

ぐるぐる目玉のパンダ「サラパンダ」が「美味しいお酒をどうもありがとう」と日本酒を抱えているイラストは、サラさんの代名詞ともなっています。
そして当社の店頭にも、サラさんのイラストが何枚も彩り鮮やかに飾られています。

私がサラさんと出会って10年以上。
さまざまなシチュエーションで、数え切れないほどの時間と酒席を共にさせて頂きました。

日本酒のイベントで顔を合わすのはいつものこと。

東京の酒場で、隣を見たらサラさんがいた事もありました。
驚く私を「今頃気が付いたの?」とサラさんはからかいました。

四谷三丁目の名店「酒徒庵」を1日限定でジャックして「沙良庵」と名前を変え、サラさんが店長となって馴染みの客と蔵元を招き、酒宴を開いた事も1度ならずありました。
会がお開きになる直前に、我々蔵元が書いた色紙をオークションに掛けるコーナーは、いつも冷や汗ものでした(笑)。

サラさんの15周年を記念したパーティにお招き頂いたのも、とても嬉しかった思い出です。
出席した顔ぶれの多彩さに、改めてサラさんの人脈の広さを垣間見た思いでした。

上田を訪れたサラさんと上田の蔵元とで、深夜まで飲んで歌ったこともありました。

そして先日。
サラさんと私の共通の友人から送られてきたのは、サラさん制作の「2022 SAKE CALENDAR」でした(サラさんから直接でないところが何ともサラさんらしいです)。

カレンダーを1枚ずつ眺める私を驚愕させたのは、11月のイラストでした。
「和田龍登水」がそこにありました。

数多ある蔵元の中から「和田龍登水」を選んで描いて頂いた、そのサラさんの思いにどれだけ感激したか。

それが上の写真です。

パンダの両手には「和田龍登水」の、何と新旧のラベルが描かれています。

そしてパンダの頭の上には私が乗っています(笑)。

サラさん、本当にありがとうございます。
描いて頂いたイラスト、サラさんの思いとともに大切にさせて頂きます。

それでは、表紙に描かれたサラさんの名キャッチコピー「サケノメ!ニツポン!」と一緒に、今日も乾杯!!

ピンチをチャンスに。

2021.11.06

この冬の造りが始まりました。
今年も皆様に美酒をお届けできるよう頑張ります。
新酒第一弾は12月中旬頃に、恒例の「和田龍 純米搾りたて生原酒」を発売開始の予定です。
詳細は順次この欄でお伝えします。

さて、今日は弊社がお世話になっているガラス瓶業者の、営業の女性Nさんの話です。

当社担当の営業Kさんが、新人の女性Nさんを同行して訪れたのは約1ヵ月前の事でした。
しかしいざ名刺交換をしようとしたその時、迂闊にも彼女は名刺を切らしていました。

ちなみに東京に本社があるこの会社。
私は大変信用していて、折々でのケアも素晴らしく、相見積りを取った際にこの会社が若干高い時でも、トータルで考えてこちらに決めた事も一度ではありません。

それだけ信用している会社なので、名刺を切らしていた彼女に、あえて私は厳しく接しました。
初めての訪問で、しかも挨拶が目的であるにも関わらず名刺が無い、これではだめでしょう。
そうはっきりと伝えました。
彼女は何度も詫びながら、上司のKさんと当社をあとにしました。

しかしNさんの挽回はここから始まりました。

すぐに彼女から直筆のお詫びの手紙が届き、そこには「もしよろしければ受け取ってください」と名刺が添えられていました。

実は私は、あの場で彼女から感じ取った誠実さから、改めて名刺を郵送してくるのではないかと、何となく感じてはいました。
しかし、いざ実際に手紙が届いて、便箋に心のこもった手書きの長文が記されているのを読むと、予想以上に感激している自分がいました。

私はすぐにNさんに電話を入れました。
直筆の手紙がとても嬉しかったこと。
喜んで名刺を受け取らせて頂くこと。
そしてこれからもこのご縁を大切にさせてほしいこと。
以上を伝えました。

直後に上司のKさんにも電話をしてこの嬉しさを伝えると「彼女から名刺を郵送してもいいか相談があったので、ぜひそうしてみたらとアドバイスした」との事でした。

数日後、彼女から電話がありました。
長野県に営業に行くので、改めてご挨拶にお伺いしたいという申し出を、私は快諾しました。

当日、Nさんは上司のKさんを伴うことなく、もうひとり新しい営業の女性とともにやってきました。
彼女の誠意に今度はこちらが応えるべく、本当にわずかではありますが、いつも上司のKさんに出している瓶の発注を、彼女にお願いしました。

後日彼女から、私宛てにメールを送ったとの電話があり、メールを開くと、注文した瓶の納期だけでなく、他の種類の瓶の在庫状況までがびっしりと詳細に記されていました。

今回のこの一連の出来事によって、私の中では、Nさんのみならず、この会社そのものに対しての信頼も更に深まる結果になりました。
人と人とが繋がる素晴らしさや醍醐味を感じさせてくれたNさん、これからもよろしくお願い致します。

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