大好きな映画館にまったく行けずにいます。
直近で観たのが昨年6月のジャッキーチェン主演「プロジェクトV」(これは往年のジャッキー映画を彷彿させて大当たりでした)。
以降、大好きな「ワイルドスピード」も「007」も結局見られずじまい。
そんな中で先日せめてもと、でも疲れているから頭をまったく使わずに軽く観られる1本ということで、WOWOWで録り溜めた中から選んだのが「キャノンボール」。
ね、知っている人からしてみればナイスな選択でしょ?
1981年に正月映画で公開されたこの「キャノンボール」、大ヒットしたんですよね。
で、内容はといえば、バート・レイノルズ、サミー・デイビスJr、ディーン・マーチン、ロジャー・ムーア、ファラ・フォーセット・メジャーズ、ジャッキー・チェン、マイケル・ホイ・・・といったそうそうたるメンバーが、ゴールのカリフォルニア目指して、警察の執拗な検問をくぐり抜けながらカーチェイスを繰り広げるという、ただそれだけ。
本名で出演しているロジャー・ムーアが登場すると007ばりのテーマ音楽が流れたり、日本人役を演じるジャッキー・チェンがまったく日本語を喋れなかったり・・・でもそんなB級ぶりが逆に板に付いた、まさにB級映画の王道です。
誰が優勝したか、なんていうのは愚問とすらいえるラストシーンもこの作品ならでは。
配給にゴールデンハーベストが名を連ねているためか、エンドロールのNGシーンにはいつもながら大笑いできました。
公開された高校生当時を思い出しながら、ほんの束の間、頭の中を柔らかくすることが出来た1時間35分でした。