真夏のさなか。
親友2人と久々に食事を共にしたのは、上田市内の高台にある、大好きなフレンチ・レストランでした。
いつも会っているようでいてなかなか会えない3人が顔を合わせると、尽きぬ話題で花が咲き続きます。
あえて冷房を入れずに窓を開放してもらい、高台の風で涼を取りながら、注文したのはまずシャンパン。
夕暮れ時にシャンパン・ゴールドが映えて、あっという間にボトルが空になります。
いつもながらの見事な料理に舌鼓を打ちながら、続いて頼んだボトルはシャブリのヴィエイユ・ヴィニュ(古木のブドウを使ったワイン)。
飲み干す頃には外はすっかり暗くなり、高台から見下ろす街の夜景が酔いとともに心に染み渡ります。
いよいよメインの肉料理。
合わせる赤ワインを3人であーでもない、こーでもないと議論しつつ、このメンバーだからちょっと奮発しちゃえと選んだのが「シャトー・ピション・コンテス・ド・ラランド2002」。
私も大好きな、ボルドーの格付けワインです。
最初に香りを嗅いだ瞬間は、あまりの素晴らしさに「すごいっ!」とひとこと発したまま、しばらくは言葉が出ませんでした。
あっという間に時は過ぎて、お開きの時間。
近々の次の再会を誓って、3人は代行車に乗り込んだのでした。
今回はお料理の写真をお楽しみください(デザートの写真が乗せ切れませんでした)。