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カザルスホール

2008.03.19

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春の暖かさに包まれた日曜日の午後、東京御茶ノ水のカザルスホールへ足を運びました。
お目当ては、当HPでもリンクさせて頂いているエレクトーン奏者、神田将(ゆき)さんのソロ・リサイタルを観に行くため。

ちなみに皆さんはエレクトーンというとどんなイメージがありますか?
真っ先に思い浮かべるのは昔ながらの、例えば結婚式などでBGMを奏でるあの音色だと思います。
しかし、現代のエレクトーンはまったく別物。
聴いた瞬間、それまでのエレクトーンの概念は、驚きとともに完全に覆されること必至です。
例えばフル・オーケストラが演奏する何十もの楽器の音を、現代のエレクトーンはたった一台で、驚きの迫力と繊細な表現力とを持って奏で上げます。
演奏者はさながらオーケストラを率いる指揮者と一緒です。

神田将さんはそんなエレクトーン奏者の若手の第一人者です。
専用の楽器「STAGEA」を駆使し、クラシックに留まらずジャズ、映画音楽、ポップスなど幅広いジャンルを多彩な表現で演奏します。
この日もラベルから始まって、「椿姫」「サムソンとデリラ」「トスカ」といったオペラ、「ペールギュント組曲」「四季」「アヴェマリア」などクラシックの名曲、映画音楽から「ニューシネマパラダイス」、そしてクライマックスは「もう1本腕がないと弾けないと思った」と語りながら演奏した「モルダウ」まで、あっという間の2時間が過ぎたのでした。

神田さんは演奏活動で全国を飛び回っています。
もし機会があったらぜひ一度聴いて頂いてこの衝撃を感じて頂ければ、ファンとしてはそんな思いでいっぱいです。

絶品のキムチ

2008.03.13

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上田市にある韓国食材のお店「韓国屋」さん。
ここのキムチはとにかく絶品です。
かくいう私も初めて食べてからここひと筋。
大辛・中辛・甘口とある白菜キムチはもちろんのこと、大根キムチ、チャンジャといったよく知られたものから、エゴマや、韓国では子供のおやつとして人気のあるサキイカのキムチまで、とにかく多種多様で思わず目移りしてしまいます。
噛み締めるとただ辛いだけでなく、そこから感じられる旨みや甘み等のさり気ない隠し味が絶妙で、1パックがあっという間に空になってしまいます。

そしてもう一品、行くと必ず買うのが豚足、豚耳、そしてオリジナルの酢味噌。
コラーゲンたっぷりの豚足と豚耳は、コリコリ、サックリとした歯応えが抜群で、これだけでも他とは一線を画す出色のおいしさ。
加えて、そこにつける酢味噌のおいしい事といったら。
色からして、通常の酢味噌とは明らかに違って、ツヤのある赤褐色。
そして口に含むと韓国の香辛料の複雑な味わいが口いっぱいに広がって、通常の酢味噌の概念を覆されるそのおいしさに思わず唸ってしまいます。

場所は上田市の浅間サンラインを小諸方面に向って右側、野竹トンネルに入る手前です。
また、全国のスーパーでも取り扱いをどんどん増やされているとの事。
「韓国屋」のキムチ、お勧めです。

11代目金原亭馬生

2008.03.08

リンク、1件追加しました。
落語の11代目金原亭馬生(きんげんてい・ばしょう)師匠のホームページです。

例えば東京に行った時、わずかな時間が空くと最近は上野の鈴本演芸場に足を運び、寄席の世界に浸ることが多くなりました。
いつ入ってもいつ出ても自由、好きな時間だけ座席に身を沈め、目の前に広がる落語を楽しむひととき、そんな中でも、何気なく入ってみたらお目当ての噺家さんが出演していた時の喜びは格別です。

僕の中でのそんな特別なひとりが11代目金原亭馬生師匠。
10代目没後ずっと空位だった名跡を、11代目が継いだのが今から8年前。
その時の襲名披露で池袋演芸場に連れて行ってもらい、初めて聴いた師匠の高座に感動し、その日から大ファンになりました。
古典の人情噺ではその艶やかさは特筆もので、またお噺だけでなく踊りや謡いにも精通したその名人芸には毎回ただただ唸るばかりです。
ブログにも書きましたが、昨年末の馬生一門会での出し物「文七元結」では、最後で思わず涙が溢れてしまいました。
落語ブームと言われる昨今ですが、その魅力を知るとそれもよく分かる気がする今日この頃です。

完売御礼

2008.03.04

清酒「登水(とすい)」平成18BY(※)分は、お蔭様を持ちまして「吟醸酒」「純米酒」とも当蔵の在庫は終了致しました。
引き続き、本HP「登水ブランド」のページに掲載の酒販店様にて販売しておりますので、そちらからお求め下さい。
なお、「登水ブランド」のページから各酒販店様へのリンクを張っておりますのでご参照下さい。
新酒発売の際はまたご案内差し上げます。
皆様のご愛顧に心より御礼申し上げます。

※BY:Brewery Yearの略。酒造年度。
酒造業界の1年の単位で、その年の7月1日から翌年の6月30日までを1酒造年度としています。
ちなみに平成18BYというのは、平成18年7月1日から平成19年6月30日を指し、上記のお酒はその期間内(つまり昨年の冬)に造られたお酒という意味です。

酒税の話

2008.03.01

今まさに確定申告の時期という事で、今回は酒税の話を致します。

さて清酒の酒税、一体いくら位かかっていると思います?
正解は、1キロリットル当たり120,000円。
つまり1リットルで120円です。
という事は、一升瓶で120円×1.8ℓ=216円、4合瓶では120円×0.72=86.4円という計算になります。
思ったよりも安かったですか?高かったですか?
補足ですが、酒税法上の定義では、清酒とはアルコール度数が22度未満のものに限定されています。

上記の通り、現在は清酒の酒税は一律に設定されていますが、数年前まではアルコール度数によって税額が変わっていました。
アルコール度数「15度以上16度未満」を基準に、1度上がるごとに一定額が加算され、また1度下がるごとに一定額が減算されていました。
という事は、例えば、それまで「割水」(原酒に水を加えてアルコール分を調整する事)して15度台で出荷していた清酒をあえて度数の高い原酒で出したいと思った場合は、税金が上がるわけですから当然値上げを検討せざるを得なかったわけですし、逆に原価が掛かり過ぎた場合はアルコール分を1度下げて酒税分だけでも利益を確保するという考え方もあったわけです。
そういう意味では、今は清酒の酒税は一律なので、少なくとも酒税分に関しては原価に惑わされず、自分の出したい酒質やアルコール度数に設定できるありがたさがあります。

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