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「登水・生酒」好評発売中

2009.04.19

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今年から期間限定で発売を開始した「登水(とすい)・生酒」、「純米酒」「吟醸酒」2種類とも、おかげ様で大変好評を頂いております。
柔らかく優しい「純米酒」、香り高くなめらかな「吟醸酒」、どちらも目指す酒質となった事もあり、以前も書きましたが信頼する酒販店様数社のご提案を受けて、今年は加熱処理をしない「生酒」の状態での発売に踏み切りました。
そしてどうせなら、搾ったそのままの味わいをお楽しみ頂きたいという思いから、アルコール度数を調整しない「原酒」のままの状態を残しました。

正直なところ、特に「原酒」で出荷したことに対しては「強すぎる」というご批判も覚悟していたのですが、お召し上がり頂いたお客様からは「飲んでみて、原酒のまま出したい気持ちがよく分かった」という多数のお声を頂き、大変励みになっています。

昨年度の「登水」は搾るまで苦しみの連続でした。
酵母が言うことを聞いてくれなくて、清酒製造というのは言ってみれば微生物がいかに気持ちよく活動できる環境を整えるかという事に尽きるものですから、酵母が思い通りにいかないというのは大変な問題なのです。
昨年は酵母の変調で、予定した日数が経ってもアルコール度数が上がらずに、しかしお構いなしに「酸」や「アミノ酸」といった酒質を左右する大切な成分は徐々に増えていくものですから、搾る時期を含めてもろみ管理に大変苦労をしました。

そんな思いを経ているので、今年は納得の行く経過で思い通りの酒質の「登水(とすい)」が生まれた事がことさら嬉しく、ぜひ皆様に飲んで頂きたい思いでいっぱいです。

冷蔵保存が必要な「生酒」ではありますが、特に「純米酒」の方はその特徴である柔らかさを存分に楽しんで頂きたいので、お召し上がり頂く際はあえて冷蔵庫から出してしばらく置いて、少し温度が上がったものをお楽しみ頂きたいと思います。
まさしくお米を思わせるふっくらとした味わいが舌の上に広がって、「純米酒」ならではのおいしさをご堪能頂ける事と思います。
常温でもおいしいと思いますし、ぬる燗にしてもいけますよ。
「生酒」をお燗するなんて「えっ」と思われるかもしれませんが、そういったおいしい飲み方のご提案も積極的に行なっていきたいと思っています。

神田将リサイタル

2009.04.13

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日頃から敬愛する日本のエレクトーン演奏の第一人者、神田将(ゆき)さんの毎年恒例のリサイタルに、今年も行って参りました。

エレクトーンと言われて、大抵の方は例えば結婚式などで弾かれるあのモコモコとした音と姿とを想像されると思いますが、現代のエレクトーンは全くの別物。
たった一台のエレクトーンで、例えば交響曲のフルオーケストラのすべての楽器の一音一音まで、繊細かつダイナミックに表現し得る最先端の楽器なのです。
「百聞は一見にしかず」、初めてその音色を聴いた方は、たった一台の楽器からどうしてこのような何十何百もの音が華麗にそして繊細に奏でられるのか、その圧倒的な表現力にきっと驚愕されると思います。

かくいう私も、数年前初めてコンサートに足を運んだ時の、あの衝撃は忘れません。
満席に埋まった東京のホールで、1曲目の「オペラ座の怪人」の最初の数小節が鳴り響いた瞬間、エレクトーンという楽器の凄さに、しばし呆然としてしまったものでした。

さて、そんな神田将さんのリサイタルが、今年も東京御茶ノ水のカザルスホールで開かれました。
今年で4回目になるこの定期コンサート、毎年神田さんが手を変え品を変え、様々なジャンルの音楽を選び抜いて演奏するその姿を楽しみに、今年もホールはたくさんのファンの方々に包まれました。

この日演奏された曲目は以下の通りです。
・交響曲「禿山の一夜」ムソルグスキー
・アヴェ・マリア シューベルト
・オペラ座の怪人 アンドリュー・ロイド・ウェバー
・カンタータ147番より「主よ人の望みよ喜びよ」
・歌劇「運命の力」序曲 ヴェルディ
・ブエノスアイレスの夜(タンゴの名曲)
・さくら(日本古謡)
・リバーダンス(タップダンス劇より)
・「レクイエム」より"リベラ・メ" フォーレ
・組曲「仮面舞踏会」より"ワルツ" ハチャトゥリアン
・バレエ音楽「三角帽子」より"終幕の踊り" ファリャ
アンコール1
・「篤姫」のテーマ
アンコール2
・とりのうた

ね、何だか楽しそうでしょう?
この日も神田さんの軽快なスピーチともに、あっという間の2時間が過ぎていきました。

個人的に印象深かったのはフォーレ「レクイエム」の第6曲「リベラ・メ」。
以前から大好きなフォーレの「レクイエム」、そのハイライトを飾るバリトンと合唱とが絡み合うこの名曲を神田さんがどう料理して演奏するのか、プログラムを見た瞬間から心躍らせておりました。
そして冒頭から荘厳さと厚みとに満ちたその「リベラ・メ」は、もちろん歌は入っていないのにも関わらず、フォーレの思いを余す事なく伝えんとする神田さんの思いと共に、聴く者の胸に熱く伝わって参りました。

まだまだ耳にした方が少ないであろう現代エレクトーンの世界、神田将さんは演奏で全国を回っています。
もし機会があればぜひ一度触れて頂くことをお薦め致します。
ちなみに長野県では、9月27日(日)に軽井沢大賀ホールにて開催されます。

http://www.yksonic.com/index.html
 神田将ホームページ

桜ラベル、期間限定発売

2009.04.04

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「うえだNavi」という雑誌があります。
これは2年前から発行を開始した、発行部数10000部を誇る、上田の情報を詰め込んだフリーペーパー(無料誌)です。
市内の大型スーパーや店舗や飲食店、至るところに置かれ、多くの皆様の目に触れています。

http://www.ueda-navi.jp/

その「うえだNavi」と当社がこのたび手を組んで、オリジナルラベルのお酒を発売しました。
たまたま編集部の目に留まった現役中学生のイラストレーター「あーさん」(4/1から高校生)、彼女が編集部から依頼を受けて、「歴史深き上田の地 和装でオシャレを楽しもう!」をテーマに描き上げたのが写真のデザインです。

当初は「うえだNavi」ファンクラブ用のカードとして使われるはずだったこのデザイン、実はデザインを描いた彼女が私の身内だったこともあり、急遽当社のお酒のラベルとして発売しようという企画が持ち込まれました。

折しも信州屈指の桜の名所「上田城跡公園」は本日4月4日(土)から19日(日)まで「2009上田城千本桜まつり」の真っ最中。
連日多くの観光バスやお花見客で大賑わいを見せています。
それに合わせて「和田龍吟醸生貯蔵酒・桜ラベル」を本日より期間限定で発売致します。

このイラストからイメージされるお酒という事でチョイスした「和田龍吟醸生貯蔵酒」。
春の花々を思わせるかぐわしい香りと、さらりと軽快、フレッシュな味わいの、この時期にふさわしいみずみずしいお酒です。
女性の方や日本酒ビギナーの方でもついもう一杯進んでしまう、爽やかさに溢れたお酒です。

価格は720mlで1,365円。
イトーヨーカドー上田店様、上田市塩尻の原商店様、上田駅前の北村商店様ほか上田市内の酒販店で販売しております。
当HPのアドレスからも受け付けております。
春の香り満開の今日この頃、「お花見での一杯」をぜひ日本酒でいかがですか。

「登水(とすい)」新酒生酒、発売開始

2009.03.28

2/28の当欄でも記した通り、搾ったばかりの「登水(とすい)」を、本年度初めて、季節限定でフレッシュな「生酒」の状態で発売します。

「登水・純米酒」は、純米ならではの生クリームのようなふくよかな香りが漂い、キレある酸と柔らかな旨味とがバランスよく口中に広がります。
また「登水・吟醸酒」は、レモンやライムを思わせる柑橘系の香りが立ち昇り、フルーティで上品な味わいが舌の上で踊ります。
どちらも、それぞれの特徴をはっきりと主張した、飲み飽きしない個性あるお酒に仕上がっています。

〇登水・純米酒      

・使用米:美山錦     
・精米歩合:49%      
・使用酵母:協会901号      
・アルコール度数:17度      
・日本酒度:+4     
・酸 度:1.8      
・アミノ酸度:1.0
・小売価格:1.8L/2625円 720ml/1365円(税込)


 〇登水・吟醸酒

・使用米:山田錦
・精米歩合:59%
・使用酵母:協会901号
・アルコール度数:17度
・日本酒度:+6
・酸 度:1.3
・アミノ酸度:0.9
・小売価格:1.8L/2520円 720ml/1260円(税込)


      
1本からでも全国発送致しますので、ご用命は当HPトップのメールアドレスからどうぞ(送料は別途となります)。

ちなみに今ご紹介した「登水・生酒」のビンの裏ラベルには「平成20BY登水生酒」と表記してありますが、日本酒用語でとかく使われる「BY」とは何のことだかお分かりですか?

これは「Brewery Year」、訳すと「酒造年度」といって、日本酒業界独特の年度の数え方です。
即ち、その年の7月1日から翌年の6月30日までを1酒造年度としています。
これは、お酒の仕込みが最盛期を迎える冬場を中心に設定しているのですね。
ですから、例えば「平成20BY」というと平成20年7月1日~平成21年6月30日までの期間であって、今年(平成21年)の1月以降に出来上がったお酒も、この数え方でいけば「平成20BY」となり、つまりこの冬に出来上がったお酒を意味しています。
「平成20BY」だから1年前の酒・・・ではないんですね。
バリバリの新酒です。お間違いのないよう。

「日本酒で乾杯!」

2009.03.21

「ザガットサーベイ長野版」がこのたび発売になりました。
この「ザガットサーベイ」、世界的なレストラン&ホテルガイドなのですが、片や「ミシュラン」が専門の調査員によってランキングを決めるのに対して、こちらは一般の利用客がネットを介して投票してランキングを決めるという、庶民に根ざしたガイドです。
今回はこの「ザガット」が、日本では「東京版」「関西版」に次いで、初めての地方版として「長野版」を発売したことに意味があります。

ただ、今回記したかったのはこの事ではありません。
先日、この「ザガット長野版」発売に際して、長野県酒造組合を代表して(といえばカッコいいのですが実は頼まれて)、長野県知事を表敬訪問して参りました。
要は、長野県のレストランやホテルが紹介されるに当たって、ぜひ長野県の日本酒も積極的にPRしてほしいという陳情です。

平日の昼過ぎ、県庁の農政課の方々に付き添われて応接室に入った我々を、テレビや新聞等の多くのメディアが待ち構えていました。
そんな中で長野県知事が入場、我々の代表による要望書が読まれたあと和気藹々と歓談は進み、やがて知事からの挨拶となりました。
その挨拶がよかった。

要約すると知事曰く、私はもともと日本酒が大好きだが、知事職になってからはさらに積極的に長野県の日本酒を飲むようにしている。
特に宴会の時は、ビールではなく必ず日本酒で乾杯するのが私の流儀だ。
県庁の目の前にあるホテル(長野市を代表するシティホテルです)で乾杯をする時は、ホテルスタッフが既に心得ていて、乾杯になると黙っていてもビールではなく日本酒が用意されるようになった。
これからも長野の酒を積極的に飲み、そしてPRしていきたい。

本当はもっともっと長かったのですが、挨拶の概略はこんな感じです。

私は県のトップの知事が、我々酒造メーカーの恒常的なスローガンでもある「日本酒で乾杯!」を、行動として実践して頂いているというその姿勢が何よりも嬉しくそして感動致しました。
ともすれば我々蔵元でさえ、その場の雰囲気でビールで乾杯してしまうことが多い中(ちなみに弊社の社長はいつどこでも頑として「日本酒で乾杯」を貫き通しております)、知事が具体的に日本酒推進に一役買っているというそのお言葉に頭を垂れる思いでした。

ちなみに「おとなの週末」という「食」をテーマにした月刊誌があります。
その中に、料理評論家山本益博の「365日食べ歩きマル秘手帳」なるコーナーがあるのですが、今月号の記事で、長野県知事と山本氏が長野県の食材を使ったフェアで対面し、その時に知事が、山本氏が最初に出したフレンチレストランガイド「グルマン」を「愛読していた」と持参した事に感銘を受けた一文が載っていました。
私自身は、知事と直接対面したのは今回が初めてでしたが、そういった行動力やホスピタリティが極めて豊かな方なんだな、率直にそう感じた次第です。

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