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土佐での晩酌

2011.01.21

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出張で高知へ行って参りました。
これまで四国で他の3県は訪れた事があるのですが、高知県は今回が初めて。
そんな期待も込めての訪問でした。

滞在中の楽しみは当然ながら酒と食事。
土佐鶴、司牡丹、酔鯨・・・豪快な飲みっぷりで知られる高知県民に愛される地酒は、どれもすっきりと飲みやすい、まさに量が進む味わいのお酒です。

そして高知名物皿鉢(さわち)料理。
大皿にどーんと盛られた数々の料理は、まずその豪快さに驚かされます。

私が伺ったお店の皿鉢料理は全部で3皿構成。

まず、鰹のたたきをはじめとした刺身の盛り合わせの皿がひとつ。
次に、焼き物、練り物、揚げ物、甘味などなど、様々な料理が所狭しと乗ったお皿がひとつ。
さらに、押し寿司や巻物など、寿司が盛り込まれたお皿がひとつ。
これらがテーブルからはみ出さんばかりに置かれました。

その中で私が感動した料理をいくつか挙げます。

まず生ものでは、鰹ももちろんでしたが、ウツボの刺身。
高知県では日常的な魚だそうですが、鶏肉にも似た、淡白の中にも旨みが詰まった味わいと弾力のある食感は、初めての体験でした。

続いて、青のりの天ぷら。
日本一の清流と言われる四万十川の名物ですが、その香ばしさはまさに天下一品。
天ぷらに揚げる事によってその風味が倍増しています。

そしてもう一品。
皿鉢料理とは別に出てきた鯨の鍋物。
もともと私は鯨が大好物なのですが、刺身ではなく鍋で食べるのは初めての経験でした。
特にホンガワと呼ばれる、皮の部分とその下の脂肪が併さった部分のプリプリの食感には思わず唸ってしまいました。

そしてそこに合わせた「土佐鶴」の熱燗。
もう止まりません。
最初は小さなお猪口だったのがぐい飲みに替わり、そしていつの間にかグラスに・・・。

土佐の名物料理に土佐の地酒、男女を問わず酒豪で知られるこの土地の食文化を存分に堪能したひと晩でありました。

メタルコーラ

2011.01.15

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写真のペットボトル、何だか分かりますか?
パッケージの人物から何となく想像はできると思いますが。

では答え。
昨年結成25周年を迎えたロックバンド「聖飢魔Ⅱ」、その全国ツアーを記念して造られた、その名も「メタルコーラ」なのです。
よく見ると写真中央にはデーモン小暮さん(現在「デーモン閣下」に改名)がいるのが分かります。
そしてラベルには「凶 炭酸地獄」の文字が(笑)。

この「メタルコーラ」、全国ツアーの静岡公演に合わせて地元で開発された商品で、静岡県内のコンビニとライブ当日の静岡市民文化会館のみで発売された限定商品です。

そう、何を隠そう、実は私は「聖飢魔Ⅱ」の大ファンなのです。
だってこのバンド、メチャクチャ巧いんだもの。

デーモン小暮さんの歌唱力はもちろんの事、バックを支えるメンバーのテクニック、その半端じゃないスゴさといったら!
いつ聴いても何度聴いても鳥肌モノの巧さです。
語弊を承知で言えば、聖飢魔Ⅱは「見た目で一番損をしているバンド」です。

そんな彼らもいつの間にか40代後半。
でも昨年秋のツアーでも、そんな年齢を微塵も感じさせないロック魂を炸裂させていました。

さて、そしてこのメタルコーラ。
静岡のライブに行った友人から友人の手を渡り、私の元にも届きました。
もったいなくてずっと取っておいたのですが、しばらく前、前の晩に散々飲んだ翌朝、目が覚めた瞬間あまりの喉の渇きに思わず「えいやっ」と蓋を開け、あっという間に一気飲みしてしまいました。

赤に近い朱色をしたその液体はプラムを思わせる不思議な味でしたが、そのジャンクな味わいを堪能致しました。
例えるとすれば、私が小学校の頃に発売されあっという間に終売となった「ファンタ ゴールデンアップル」に近い味とでもいいましょうか。

で、今そのボトルは事務所の私の机の上に大切に飾ってあります。

ちなみに事務所には他にも不思議なテイストの物がいくつか並んでいます。
その中にはTHE ALFEEの高見澤さんの誕生日を記念して配られた「Kaleidoscope」と銘打たれた赤ワインもあります。
よかったら見に来て下さい。

ご報告

2011.01.11

このたび1月1日付けで代表取締役社長に就任致しました。
それに伴いブログのタイトルも2文字だけ変更致しました。
これからも頑張ってブログを更新していく所存ですので、今まで同様ご愛読の程よろしくお願い致します。

低アル酒の可能性

2011.01.06

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写真は今日現在の「登水・山田錦純米酒」の酒母です。
順調に育っており、この酒母をもとに、もうすぐもろみの仕込みに入ります。
3月には正式に製品として発売のご紹介できると思います。
本年度の「登水」にも乞うご期待下さい。

そして年末すべり込みセーフで発売を開始した「純米しぼりたて生原酒」。
おかげ様でご好評を頂き、12月末までの数日間で発売予定本数の半分以上を出荷することが出来ました。

ご購入頂いた皆様に心より感謝申し上げると共に、まだお試し頂いていない皆様にはぜひ旬の味わいをお楽しみ頂きたく存じます。
もし取扱酒販店さん等が分からない場合は遠慮なくご一報下さい。

さて、今日の話題です。
最近、低アルコール酒がおいしい、という話です。

以前も書いた通り、私は夜の晩酌の際には他の蔵元のお酒をズラリと並べて味わうのが常です。
そんな中、ここのところアルコール度数13度台で、驚くほどおいしいお酒が続々と出ていることに感動と驚きとを覚えています。

最近では数日前に東京駅地下の「はせがわ酒店GraSta店」で購入した、「醸し人九平次<rue Gauche>純米吟醸」と「雨後の月 特別純米山田錦」。

どちらもひと口含んだ瞬間、13度台とは思えないボディの厚さとふくよかな旨みに圧倒され、思わず「うまいっ!」と声を上げてしまいました。

これまではどちらかと言うと、低アルコール酒=アルコールに弱い方向けの飲みやすい、言い方を変えれば少し薄いお酒のイメージがありましたが、「低アル酒」という分野の新しい可能性を身を持って知らされ、私も大いに刺激を受けました。

日本酒の楽しさ、面白さは無限大、まだまだ広がります。

hide人形

2010.12.31

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X-JAPANが大、大、大好きな妻と娘。
そんな娘から、今は亡きメンバーのひとりhide(ヒデ)を型取った、新発売のhide人形が欲しいとリクエストされました。

しかしここでひとつ問題が。
このhide人形、実はUFOキャッチャーの景品で、しかも全国で限られたゲームセンターでしか手に入らないのです。

娘に聞くと、この界隈では高速で30分ほど飛ばした佐久市のゲーセンにしかないとの事。
そこでまずそのゲーセンに問い合わせて、件の人形が登場する日にちを教えてもらいました。

そして迎えた当日、いざ娘と一緒に行こうとしたところ、あいにくその日も含めて娘は予定がびっしり。

さて、それでどうしたか。
お父さんがひとりで取ってきてくれてもいいんだよ、という言葉を受けて、飛ばしましたよ、仕事が一段落してからひとり高速を。
しかし、40過ぎたオヤジがひとりでUFOキャッチャーをやっている姿を想像するだけで、恥ずかしさと緊張で既に心臓はバクバクです。

加えて素朴な疑問。
そんなに人気のある機種が果たして空いているものなのかどうか?
行列ができていたらどうしよう?
私はギャルたちに混じって並ばなければならないのか?
様々な不安を抱きながら、ついにそのゲーセンに到着しました。

早速ピコピコとゲームの金属音のする場内に足を踏み入れると、あれ、以外に空いているぞ。
すぐさまUFOキャッチャーのある一角へ突進し、一台ずつ確認していくと・・・あった!ありました!
まさしくhide人形のUFOキャッチャーです。
しかも運のいいことに誰もいない。
チャーンス!

私はすぐさま両替機にダッシュし、5000円分の紙幣をすべて100円玉に両替してポケットに突っ込み、大慌てでゲーム機へ戻りました。

さあ、いざ出陣。
しかしまず、肝心のhide人形が予想外に小さくてびっくりです。
これをどうやってこの大きなアームで取ればいいのでしょう?

兎にも角にもトライ!
しかし案の定、アームの大きさと人形の小ささが釣り合わず、アームが人形をつかんだ先からポロリポロリと下に落ちてしまいます。

でも何度かやっているうちにコツが分かってきました。
このUFOキャッチャは一度で人形を吊り上げるのは不可能。
そうではなく、例えば猫が指先で人形を転がすがごとく、アームで少しずつ人形を移動させていき、最後に景品の出口に落とせばいいのだ。

そうと分かればあとはこっちのもの。
100円を投入して、片方のアームを人形の片隅に持っていき、アームが上がった拍子に人形を数センチずつ転がして、出口の落とし穴に向けて移動させていく、その繰り返しです。

それにしてもいい大人が、しかも仕事の作業着のまま100円玉を積み重ねてUFOキャッチャーに没頭している姿は、はたにはどう映っているのでしょうか?

そうこうしているうちに待望の瞬間がやって来ました。
地道に移動させていた人形が、ついにコロコロと音を立てて出口の落とし穴に落ちたのです!
実際に人形を手にした時の喜びといったら。
その感激たるや、ひとしおです。
娘よ、父は獲ったど~。

さあ戦果を手に帰ろうと、戦場となったゲーム機をいとおしむように覗いた瞬間・・・げげっ、もう一種類ある!
そう、何とコスチューム違いのhide人形が全部で2種類ある事に気がついたのです。

ここで帰っては男の名がすたる。
再度ポケットの中の100円玉を積み上げて、もう一度トライです。

でも今度は順調。
すっかりコツを掴んだ私は、何枚目かの100円玉で、無事もう一種類の人形も無事ゲットしたのでした。

こうなると現金なもので、誰かにこの戦果を自慢したくてたまらない。
私はビニール袋をもらうふりをして、お店のお姉さんに2体のhide人形をさり気なく見せびらかしました。
こんな親父が若者に負けじとこれを獲ったのだぞ。
お姉さんの「ああ、これ凄く人気があるんですよ」との言葉にすっかり気を良くした師走のひとときでした。

それにしても・・・よかった~、店内が空いていて!!

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