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YMOにぞっこん

2012.02.14

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何を隠そう、私は小さい頃から熱狂的なYMOファンです。
先日片付けをしていたら、段ボールの片隅からYMOグッズが2点出てきました(写真)。

上の写真はYMOが1983年に「散開」(「解散」ではない)した際、CDのプロモで付いてきたバッジです。
この時の散開ライブは、個人的には後世のテクノ史に名を残す名ライブだと今も思っています。
「散開」ツアーの最終日にあたる日本武道館公演は、何と全員が招待ということで、浪人の身でありながら100枚を超す応募ハガキを発送したのを今でも覚えています(ハズれましたが・・・涙)。

そして下の写真はYMO「散開」から10年後、突如として「再生」(再結成)をした際のキャップです。
当時の「ぴあ」に「YMO再生」のライブ広告を見つけた時はあまりの衝撃でしばし言葉が出ませんでした。
この時の東京ドーム公演はアリーナ前方の良席で見ることができたのですが、相変わらず客に媚びる事のない選曲と演奏に往年のYMOらしさを感じ入りながら、3人のサウンドに心を奪われ続けた1時間半でした。

話はそれますが、以前フジテレビで「カルトQ」というクイズ番組がありました。
その日のテーマに沿った極めてカルトな問題を、これまたカルトな一般解答者が答えていくというものですが、ある日解答者募集のテーマのひとつに「YMO」がありました。
すぐさま応募のハガキを出した私に突然フジテレビから電話が掛かってきたのは、とある平日のグデングデンに酔って帰った夜11時近くでした。

「フジテレビですが、カルトQの予選を行いますので明日フジテレビまで来れますか?」
「は?明日ですか・・・」
酔った頭をフル回転して考えましたが、あまりにも急でどう考えても無理です。
悔しさを押し殺して丁重にお断りをしたのですが、なぜよりによっていきなり明日・・・?
しばらく考えて分かりました。
つまり予習をさせないためなんですね。

出場の機会を逃したあまりの悔しさで、放映の際は私も解答者のつもりで一緒になって答えていたのですが、確か90点だった気が・・・まだまだ勉強不足ですね(それでもこの点数ならマニア度としては高いと密かに自負しておりますが)。
ちなみにこの時の優勝は、元電気グループの砂原良徳がさらっていきました。

そんな訳でYMO、私の中ではまだまだ現役です。
今日も車のカーオーディオではアルバム「BGM」と「テクノデリック」(「京城音楽」のカッコよさといったら)、そして散開ライブアルバム「AFTER SERVICE」が鳴り響いているのでした。

カクテルの愉楽

2012.02.07

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写真上:三軒茶屋「West End」のブロンクステラス
写真下:上田市「Dejavu」のドライマティーニ


造り酒屋なので日本酒ばかり飲んでいると思われがちですが、基本的にお酒はなんでも飲みます。
とはいっても食事中はほとんど日本酒ですけど。
でも外で飲んだ時、アフターディナーでその日の締めはカクテルでなんていうのはまた格別です。

バーは地元上田でも出張先でも、行くのは決まったお店です。
お気に入りがいくつかあって、その日の気分で行くお店を決めています。

私に初めてカクテルのおいしさを教えてくれたのは、以前渋谷にあり今は三軒茶屋に移転している「West End(ウエストエンド)」。
時間が空くとボトルを1本1本ピカピカに磨き上げているオーナーの前田さんはじめスタッフの姿を見て、お酒への愛情がひしと伝わってきました。
以後足繁く通う一軒です。

食後にもう少しワインを飲みたい時は銀座と渋谷にある「Chinois(シノワ)」。
オーダーするのはフルボディの赤ワインかヴインテージポートが多いですが、このお店手作りのリモンチェッロもたまらないおいしさです。
オーナーの後藤さんは私と同い年で、お目に掛かってお話しするたびに、私も頑張らなければという元気を頂きます。
ここはレストラン・バーなので、ゆっくり食事をというシチュエーションにも最適です。

地元上田で今一番頻繁に通うのは「Dejave(デジャブ)」。
小さな店内に所狭しと置かれた酒瓶と、オーナーの藤極さんとの洒脱な会話とを楽しみながら傾けるカクテルグラスは美味しさも倍増です。

この「Dejave」で修行をし、数百メートル先にお店を開いて独立した、とっても素敵な女性オーナーがバーテンダーを勤める「Chat Noir(シャノワール)」もお勧めです。
何といっても彼女の爽やかで明るい人間性が、居心地のよさをより一層高めてくれます。

そしてもう一軒、このブログで何度も登場の、1年前に上田から長野駅前に移転した「Restaurant Bar Libiamo(リビアーモ)」。
ここはお酒はもちろんですが、オーナーソムリエの坂田氏の作る料理がこれまた抜群に旨い。
上田にあった頃ほどは頻繁に通えず地団太を踏んでおりますが、でもここに行きたいばかりに新幹線に飛び乗ることもあるくらい、距離は離れていても心の距離は相変わらず近いお気に入りのお店です。

「登水(とすい)」仕込み開始

2012.01.31

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「登水(とすい)」の途中経過です。
「山田錦純米(精米歩合59%)」は本日「仲仕込み」を終えました(写真)。

「仲仕込み」って何でしょう?

日本酒の仕込みの大きな特徴のひとつに「段仕込み」があります。
これは、日本酒のもろみを一度に満量にせずに、「添仕込み」「仲仕込み」「留仕込み」の三段階にわたって少しずつ量を増やしていく方法です。

日本酒のもろみのタンクは開放状態で空気に触れているため、常に空気中の雑菌に汚染される危険性にさらされています。
それを防ぐために、優良酵母の絶対数を増やすことを目的として、「段仕込み法」が取られます。

1日目:添仕込み
2日目:踊り(仕込みを休んで酵母の増殖を促します。)
3日目:仲仕込み
4日目:留仕込み

こうする事で極端にもろみが薄まらず、酵母の増殖によって常に「酵母優位」の状態が保たれ、健全なもろみが育つのです。

改めて写真を見て頂くと、「仲仕込み」なので、タンクの半分くらいしかもろみがないのが分かりますよね。
明日の「留仕込み」でこれが満量になります。

ちなみに「登水」のもう一種類、「美山錦純米吟醸(精米歩合49%)」は2月上旬から米洗いが始まります。
どちらもまだまだ先は長いです。

インテル・オフィシャルワイン

2012.01.26

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本日、私のお酒の師匠のひとり、長野県須坂市にある丸本酒店店主、水本明良さんを訪ねました。

ワインに極めて造詣が深く、国内外のワイン商社や代理店から連日多くのメールが舞い込む水本さんがこの日紹介してくれたのは、イタリアの名門、あの長友も所属する「インテル」のオフィシャルワイン。

ちなみに、フランスの高級な銘醸ワインに留まらず、このような話題性とコストパフォーマンスに富んだワインを探し出してきて提供されるのも水本さんの真骨頂です。
そういえばしばらく前にご紹介頂いたインドワイン「スラ」も、ブラインドで出されるとヨーロッパのワインと遜色のないそのおいしさに驚いたものでした。

さて、その「インテル」オフィシャルワイン、お店のディスプレイの様子が上の写真なのですが、フラッグのうしろにある青と黒のクラブカラーのポスターは何と水本さんの手書き!
製作に丸一日掛かったとか。

そして写真では見えにくいのですが、上にはユニフォームのレプリカが飾られているのですが、これも発売と同時に海外から取り寄せられたそうです。
いやあ、どちらも水本さんらしいこだわりで感動です。

丸本酒店 http://www.sakewine.com/

アルコール度数表示

2012.01.19

お酒のラベルに記されているアルコール度数。
実は最近、違った表示の仕方が登場したのに気が付かれた方はいらっしゃいますか。

以前は一律で例えば「15.0度以上16.0度未満」という書き方でした。
ところが最近は「15度」とだけ書かれたものが増えました。
実はこのふたつの表記、意味が全然違うのですね。

上の「15.0度以上16.0度未満」というのは、文字通り1度の幅があることを意味します。
それに対して下の「15度」という表示は、実は14.0度以上16.0未満という2度の幅があるのです。

ですから2本のお酒を比べて、アルコール度数と表記の仕方が
・実際は15.8で「15.0度以上16.0度未満」
・実際は15.2で「16度」
と、一見すると逆転現象が起きることもあるわけです。
そんな事も知っておけば楽しいという豆知識でした。

話は変わりますが先日部屋を片付けていたら、作家中上健次の故郷、紀伊半島新宮を訪れた際に、新宮市役所の方から贈られた「お燈まつり」(別名「火まつり」)の松明(たいまつ)が出てきました。

あの日もまさに2月6日「お燈まつり」当日でした。
真冬にも関わらず暖かな雨がそぼ降る中、昼間から白装束の男たちが松明を打ち鳴らしながら街を練り歩き、そして午後8時を迎えると山の中腹の神倉神社に集まった男たちが開門を合図に一斉に山を駆け下りる、そんな勇姿と幻想的な松明の灯りとを、荘厳な思いで見つめていた事を思い出します。
今年も信州から遠く離れた新宮の街は、あと半月で「お燈まつり」を迎えます。

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