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寝過ごした!

2012.04.14

タイトルの通り、久々にやってしまいました。

先日所要で半日だけ東京へ行った時の事。
夜は行きつけのお店でしこたま飲んで、東京駅から帰りの新幹線に飛び乗って、いつの間にかウトウトして・・・目が覚めたら終点の長野駅でした。

ホームの「終点、長野です」のアナウンスを耳にしながら周りをキョロキョロ見渡すと、車内にはもう誰もいねーし。
大慌てで荷物を抱えて車両から飛び降りて、あーっ、やってしまった!と嘆くもあとの祭り。
折り返しの新幹線も最終が出たあとで既に無し。

しかし私は学んでいたのでした。
前回同じ失敗をしてから、飲んで東京から帰る時には最終の新幹線には極力乗らないようにしているのでした。
なぜなら、最終の1本前の新幹線に乗れば、たとえ寝過ごしても在来線のしなの鉄道の上田行き最終に間に合うから。

長野と上田、新幹線だと13分なのに在来線は45分、でもこんな時にぜいたくは敵です。
この日も23:33長野発上田行の各駅停車に揺られつつ、寝過ごした事への後悔と、しかし対策が功を奏したささやかな勝利感とに包まれながら帰途に着いたのでした。

でも経験者によると、新幹線はグリーン車に乗ると、たとえ寝ていても降車駅でしっかりと起こしてくれるという話です。
上田ー長野の乗越し料金と折り返し料金とで、とっくにグリーン車代越えてるし・・・。

それとしなの鉄道は電車によってはトイレがないから、飲んだあとに乗るのは精神的につらいんだよなぁ。

「上田城千本桜まつり」開幕

2012.04.06

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当社から歩いて10分、長野県を代表する桜の名所上田城跡公園では、今日から4月22日まで「上田城千本桜まつり」が始まりました。
期間中は場内をたくさんの出店が埋め尽くし、連日数々のイベントが繰り広げられます。
当社が所属する上田酒造協会も出店して、協会内の全蔵元のお酒をお土産として売っており、今日は私が当番でした。

しかし・・・肝心の桜が咲いていない。
しかも日は照っているのに、とにかく凄まじく寒い。
当然ながら観光客もまばら。
桜がピークの頃は100台を越す観光バスが来るというのに、今日はまだまだ閑古鳥。
はっきり言って暇です。

仕方がないから売店のスタッフ同士がお互いの店を行き来しつつ、それぞれの商品を購入し合ったりしています。
かくいう私も、昼食は向かいの屋台の焼き鳥丼で胃を満たし、隣の弁当屋さんからはレバー焼きを買い求め夜の肴にする算段を立てています。

でもこれも今のうち。
桜が満開ともなれば次から次へと大勢のお客様がご来店され、お酒の試飲や説明も併せて、それこそ休む間もない毎日が続きます。

桜の開花はたぶん来週後半あたりになるでしょう。
上田城跡公園が春の息吹に包まれるその日が今から楽しみです。

掛川の夜

2012.03.29

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写真上:「光琳」入口
写真下:「光琳」黒田店長


まずはご報告です。

「登水(とすい)美山錦純米吟醸」、昨日搾れました!
「力強さと柔らかさと透明感」という共通のコンセプトの中で、ひと足先に完成した「山田錦純米酒」とはまたひと味もふた味も違った味わいになっています。
4月上旬発売予定です。
楽しみに待っていてください。

さて、今日の話題です。

所要のため、トンボ帰りで静岡県掛川市へ行って参りました。
仕事が一段落した午後6時に上田を自家用車で出発し、走り続けること延々5時間、宿泊先の掛川グランドホテルへ到着したのは午後11時でした。

チェックインすると、一番安いシングルルームのプランで予約していたにもかかわらず、用意されていたのは何と特別フロアのスイートルーム。
いざ部屋のドアを開けて、目の前に広がるリビングをはじめとした豪華さに度肝を抜かれ、思わず室内の写真などを撮りまくっておりました。

そのままおとなしく広い室内で一日の疲れを癒せばいいものの、そこはそれ、見知らぬ土地での居酒屋めぐりを大きな喜びしている我が身としてみれば当然の如く、間もなく日付も変わる夜の掛川の街に繰り出したのでした。

駅前をうろうろすることしばし、どこでも目にするチェーン店が居並ぶ中で、ふと見つけた一軒の居酒屋、その名も「光琳」。
その手作り感漂う暖かな入口の雰囲気に魅かれて、迷うことなく中に入りました。

さすがに深夜という事で、お客さんが引けたあとの店内は私ひとりで、席も選び放題。
目移りしながらカウンターに近いテーブルに腰を落ち着けました。

早速メニューを開いて、まずは生ビールで喉を潤したあとは、名物「静岡おでん」と地元掛川の銘酒「開運」を注文、ひとり静かに盃を傾けていました。

しばらくするとお店のスタッフの男性から「どこからいらしたのですか?」と声を掛けられました。
「長野県の上田というところからです」と答えたのを発端に、あれこれと会話に花が咲き、やがてその方が店長さんと判明。
それからも四方山話で盛り上がり、店長おすすめの「黒はんぺんの炙り」を肴に冷酒から熱燗へ切り替わる頃には日付も変わり、すっかり出来上がっておりました。
これぞ居酒屋の醍醐味。
良い酒、良い肴、そして良い人に今宵も恵まれた一晩でした。

店長さんの許可を得たのでご本人の写真を載せちゃいます。

発売開始!

2012.03.23

「登水(とすい)」新酒、2種類のうち、まずは「山田錦純米酒」の発売を開始します。

「力強く柔らかく、そしてキレよく透明感がある酒質」。
これが「登水」の一貫としたテーマです。
そして今年の新酒は、そんなテーマのもと、さらに進化した味わいに仕上がっていると自負しております。

ちなみに今年は全量「無濾過生原酒」での発売です。
ぜひお試し下さい。

登水 山田錦純米酒
・1.8L 2,940円(税込)
・720ml 1,470円(税込)

春の軽井沢

2012.03.20

いよいよ春の気配満開の今日この頃。
そんな3月下旬のこの季節が大好きです。

今でこそ電車の窓は開けられなくなりましたが、高校生の頃まではこの時期になると各駅停車の窓を全開にして、顔いっぱいに春の風を浴びるのがこの季節の恒例でした。

長野新幹線が開通してからは私もスピード優先になってしまいがちですが、たまの息抜きで大好きな軽井沢へ行く時はあえて車や新幹線を利用せず、在来線のしなの鉄道(旧信越本線)に揺られていく事が少なくありません。

お気に入りの車窓があるんですよね。
小諸駅から軽井沢駅までの雄大な自然が広がる区間。
左手には目の前に浅間山がそびえ立ち、右手は新緑の木々が延々と続きます。
特に御代田駅と信濃追分駅の間の、線路がきれいなS字カーブに差し掛かるあたりはまさに絶景で、これまでどれだけその景色を目にして楽しんできたか、でもいまだに飽きる事はありません。

しなの鉄道の終点となる軽井沢駅に降り立つと、向かって右側には軽井沢プリンスのアウトレットモールが広がりますが、そこには目をくれずにスルー。
左側のロータリーに降り立ち、旧軽通りに通じる数キロの直線をテクテクと歩いていくのが私の定番です。

同じ道を歩いていても四季おりおりで街の空気や匂いが違っていて、そんな風景を楽しみながら、そしていろいろなお店をチェックしながら最終的に辿り着くのは、旧軽通りの一番奥にある「茜屋珈琲店」。
そこのカウンターで店主の大谷さんと語りながら一杯のコーヒーを味わう瞬間は至福のひとときです。

帰りは旧軽通りで人気を二分するベーカリー「浅野屋」か「フランスベーカリー」でパンをどっさり買い求め、さらに時によっては鶏肉専門店「鳥勝」で目の前で焼かれる「若鶏の丸焼き」を購入。
そして、これは夏限定ですが、このブログにも登場する吉祥寺の「JAP工房」の軽井沢店にあたる「SIN/GUILD UNIT」に顔を出し、店長のYukiさんとしゃべりながら商品をチェックするのもこれまた楽しみのひとつです。

今年私は忙しくてまだ全然行けてないけれど、GWを前にまだまだ人通りが少ない春の軽井沢の街並散策、絶対お薦めです。

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