記事一覧

大友克洋GENGA展

2012.05.14

ファイル 280-1.jpgファイル 280-2.jpgファイル 280-3.jpg

東京末広町の「3331Arts Chiyoda」で開催中の「大友克洋GENGA展」に行って参りました(写真上)。

我々の世代にとって、大友克洋はまさにマンガ界のカリスマ。
18歳の時、初めて読んだ彼の作品「気分はもう戦争」で、そのあまりにも緻密かつ繊細な筆致とオリジナリティ溢れるアダルトな物語構成に、一発で虜になってしまいました。

大友克洋を知らない方でも、「AKIRA」をご存知の方は多いのではないでしょうか。
当時一大ブームを巻き起こし、大友自身の監督によりアニメ映画化されました。

さて、そんな彼の初の原画展は、大友克洋が宮城県出身でもあることから、東日本大地震の被災地支援の意味合いが込められており、入場料の一部とチャリティオークションの落札金額は寄付されます。
プログラムの文章が素敵なので抜粋します。

 私は漫画家なのだから、
 自分の力でできることは原画を出すことしかない。
 現在の私自身が最高と思えるものを提示する-
 それこそが、今の私に出来る漫画家としての最大の仕事であり、
 私なりの復興支援になる。
 
 大友 克洋 漫画家・映画監督
 
チケットは日時指定の予約制。
16:00の回を予約した私が10分ほど前に会場に到着すると、ちょうど入場の整列が始まったところでした。

心ときめかして並ぶことしばし、いよいよ開場です。
一歩室内に足を踏み入れると、そこには圧巻!!感動!!の大友ワールドが繰り広げられていました。

「気分はもう戦争」、「童夢」、「ハイウェイスター」、「さよならにっぽん」・・・見慣れたあの表紙、あのシーンの原画がところ狭しと展示され、体が打ち震えるような興奮で、1枚1枚の原画の前でただただ立ち尽くすばかりです。

そして別室には今回の最大の目玉、「AKIRA」の全原稿が一挙に展示されています。
しかも3部屋ぶち抜きです。
冒頭のネオ東京の一枚から始まって全6巻分、これを涙なくしてどう観ることができるでしょう。
どれだけ観ても観飽きることがなく、最後は後ろ髪を引かれる思いで部屋をあとにしました。

しかしこれで終わりかと思っていたら、もうひとつ、サプライズの部屋がありました。

室内に飾ってあったのは、「AKIRA」の主人公鉄男のバイクを再現した実物(写真中)。
そして「童夢」のクライマックスで、超能力を持つ老人チョウさんが超能力少女エッちゃんに叩き付けられたあの名シーンの壁の穴(写真下)でした。
しかも鉄男のバイクは、彼が来ていたのと同じジャケットを着て撮影可能でしたし、壁の穴もファンの皆さんがマンガ同様に壁に大の字に貼り付いて次々に撮影していました。

「大友克洋GENGA展」、5月30日まで開催しています。
私ももう一度行きたい!

ベーグル屋ハル

2012.05.07

4月下旬、当社にふらりと立ち寄られた若いご夫妻。
試飲をされながら話が盛り上がり、どちらからいらしたのかお伺いしたところ、このたび東京から上田へ越されてきて、6月1日にベーグル屋を開店される事が判明しました。

店名は「ベークル屋ハル」。
場所は上田市の中央、「海野町(うんのまち)商店街」のほぼ真ん中です。

ちなみに4月までは高田馬場にお店を出されていたそうで、早速ホームページを開いてみました。

http://www.fsf-haru.com/

ぜひブログを読んでみてください。
たくさんのお客様に愛された素敵なお店だったことが伝わってきます。
そしてご夫妻がどんな経緯で上田へ出店を決められたかも分かります。
上田の人と街と自然とを本当に気に入って下さっているのですね。

ご夫妻のお人柄に引かれてその後も連絡を取り合う中で、先日もおふたりがご来店されました。
その時も、上田の魅力を語り続けるおふたりと接しながら、ぜひ上田の街に「ベーグル屋ハル」が根付いてほしい、しみじみそう思いました。

高田馬場の時はランチも提供されていたそうですが、上田では販売一本で勝負されるとの事。
上田駅お城口を直進し、中央交差点を右折して、駅から徒歩で約10分。
「ベーグル屋ハル」、6月1日オープンです。

「べじた坊」

2012.04.30

ファイル 278-2.jpg

前回から続きます。

さて、ライブハウス「Groovy」をあとにした私が向かったお店は「べじた坊」。
「酒菜好(サケサイコー)」というキャッチフレーズからも分かる通り、旬の野菜と、そして日本酒をメインとした居酒屋です。
実は私は今回が初めての訪問でした。

きっかけは、昨年10月の「長野の酒メッセ」でお店の皆様が弊社のブースにお越し下さったこと。
そしてその直後に、今度は長野市の酒販店さんでばったり再開。
そんなことが重なって、ぜひ一度お伺いしたいと思っていました。

そしてこの日、たまたま長野駅からライブハウスに向かう途中、入口に日本酒のメニューがびっしり張ってある居酒屋を発見。
つい足を留めて見入ることしばし、店名を確認したら、何とそこが「べじた坊」さんでした。
あまりの偶然に驚きです。

さてライブがハネたあと、いよいよお店を訪問。
2階へ続く階段を上がり、若干緊張しながらドアを開けた瞬間、スタッフの石垣さんが「和田さん!」と大きな声を掛けて下さり、分かって頂けたことにまず感激。
カウンターに腰を落ち着けると、今度は料理担当の若林さんも顔を出して下さり、しばらくぶりの邂逅にまた感動。

その後は、カウンターで先着されていたお客様も一緒に、日本酒を酌み交わしながら酒談義で大盛り上がり。
ちなみにお店の若林さん、石垣さんがおっしゃるには、日本酒を飲まれないお客様にいかに日本酒のおいしさを伝えていくか、試行錯誤の真っ只中とのことでした。
我々造り手の思いをお客様に伝えるために、最前線で頑張って下さっているおふたりを目の当たりにして、今日お伺いできた嬉しさを改めて噛み締めたひとときでした。

若林さん、石垣さん、またお伺いしますね。

べじた坊 http://vejinet05.s1.bindsite.jp/index.html

熱燗党

2012.04.24

ファイル 277-1.jpg

タイトルの「熱燗党」、これバンドの名前です。
先日長野市のライブハウスで開かれた、この「熱燗党」のライブへ行って参りました。

「熱燗党」、何を隠そう彼らの正体は、あの高橋真梨子のライブでバックバンドを努める「ヘンリーバンド」のメンバーです。
今回は、前日に松本で高橋真梨子のコンサートが開催され、メンバーのひとり、パーカッショニストの北沢マロさんが長野市在住ということを受けて実現したライブでした。

私がこのライブに行くきっかけは、その北沢マロさんとの出会いでした。

今から約2年前、私が大好きなフュージョンバンドのライブに行った時、たまたまゲストとしてパーカッションを担当していたのが北沢マロさんでした。
彼の変幻自在で華麗なパーカッションさばきに一気に魅せられた私は、翌日彼のホームページを見て、長野市在住で大の日本酒党という親近感も手伝っていきなりメールを送り付けてしまったのですが、驚くことにすぐに返信を頂いて大感激。
それから折あるごとにライブのご案内を頂いては足を運ぶようになりました。

そして今回もマロさんからご連絡を頂き、ならばと満を持して足を運んだ会場は、開演前から超満員で酸欠状態。
そんな中で幕を開けたライブは、迫力ある演奏とメンバー同士の絶妙なトークとで、歓声あり、笑いありの2時間があっという間に過ぎていったのでした。

曲目も、彼らのオリジナルから始まって、「サウンド・オブ・ミュージック」から「私のお気に入り」のジャズ・バージョン。
マロさんのパーカッションから始まる「ゲゲゲの鬼太郎」。
ゲストで駆け付けた女性サックス奏者粥川なつきさん(とにかく素敵!)とマロさんふたりだけの「オー・シャンゼリゼ」。
そしてサックスの野々田万照さん(MC可笑し過ぎ!)の師匠本多俊之作曲の「マルサの女」テーマソングのジャズバージョンまで、どれも実力に裏打ちされた圧巻の演奏で、最後はいつの間にかスタンディングで聴き入り、そして拍手を送っている自分がそこにいました。

ライブがお開きになったあと、マロさんにひと言お礼を述べて会場をあとにしましたが、体にこもった熱気は当然の如く酒を欲し、ここに来るまでに目星を付けておいた1軒の居酒屋に私は向かったのでした。
この続きは次回。

牡蠣三昧

2012.04.18

ファイル 276-1.jpg

無性に牡蠣が食べたくなって、いつも牡蠣がふんだんに揃っている、馴染みのお店に駆け込みました。

他の品書きには目もくれず、まずは牡蠣のメニューを開くと、おおっ、今日も日本全国各地から真牡蠣が5種類、岩牡蠣が3種類入っています。

何はともあれ真牡蠣を5種類全部頼んで、飲むのはもちろん日本酒。
ちなみに、このお店に行くとお酒のチョイスは若き店主に委ねます。
豊富な種類から確実な1本を選んでくれるので安心してお任せできるのです。

さて、早速大皿に盛られて真牡蠣が5つドーンと出てきました。
ひとつひとつゆっくりと、まずは何も付けずに、次は軽くレモンを搾って、次はもみじおろしを使ってと、多種多様な味わい方を楽しみます。

それにしても、牡蠣って産地によって味が全然違うんですね!
そんな感動と驚きとともに牡蠣を噛みしめると、まさに海の滋養が口の中いっぱいに広がって、そこに流し込むこの時期ならではの新酒のおいしさといったら。
至福のひとときです。

5種類の真牡蠣をペロリと平らげると、次はこれからが旬の岩牡蠣が登場です(写真)。
見てお分かりの通り、まだまだ岩牡蠣としては小ぶりですが、味わいはとろりと濃厚です。

結局メニューにある8種類の牡蠣すべてを腹の中に収め、大満腹、大満足。
ほろ酔いになったところでお店を後にして、これで帰ればいいものを、あまりの心地良さに食後酒を求めてバーへ1軒寄り道です。

ページ移動