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小さなご縁から

2013.10.25

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写真の男性、いつもの和服ではないのでちょっと違和感があるかもしれませんが(笑)、上田市出身の落語家、三遊亭鬼丸師匠です。

現在は落語家としての顔とともに、埼玉のFM局、NACK5の平日午後の帯番組「GOGOMONZ(ゴゴモンズ)」のパーソナリティとしても絶大な人気を誇っています。

今日は師匠が地元上田市の公民館で午後から高座に上がるというのを耳にして、仕事の合間を縫って師匠に挨拶をして参りました。
写真の通り、いつもながらの爽やかな笑顔、相変わらず若いです。

鬼丸師匠とのご縁は小さなところから始まりました。

師匠がまだ二つ目の「三遊亭きん歌」だった5年ほど前、私の会社にきん歌さんは突如現れました。
そして彼の口から出たのは、古典ネタの「禁酒番屋」で実際にお客様にお酒を配りたいので協力してほしい、そんな要望でした。
きん歌さんがわざわざ弊社を選んでくれた心意気に感激した私はすぐに意気投合し、そのお酒は実際にきん歌さんの落語会でお土産として配られました。

それからは、きん歌さんの高座があると出来るだけ足を運びましたが、お世辞抜きで彼の芸は世間一般の二つ目より一歩も二歩も抜きん出ている気がしていました。

そして今から3年前、きん歌さんはついに真打に昇進し、「三遊亭鬼丸」の名跡を180年ぶりに襲名しました。
東京で開かれた襲名披露の宴には私も呼んで頂き、しかも弊社の樽で鏡開きという光栄にも与(あずか)りました。

その直後、1ヶ月に渡り東京都内4箇所の寄席で開かれた鬼丸師匠の真打襲名披露興行には、私も出張の折に2回足を運びました。
上野鈴本演芸場では「錦の袈裟」、池袋演芸場では「御神酒徳利」の熱演を今でも覚えています。
ちなみに直後の地元上田での凱旋公演でのネタは確か「猿後家」でした。

また、昨年の弊社の「新酒を味わう会」では、当日に突然師匠から電話があり、わざわざ埼玉から「新酒の会」のために駆け付けて下さった驚きと嬉しさは今でも忘れません。

ここのところしばしご無沙汰気味ではありましたが、今日久々に鬼丸師匠にお目に掛かり、師匠の高座に触れたい欲求がむくむくと顔をもたげてきたのを実感しました。
と同時に、小さな出会いから師匠とこのようなご縁を今でも頂いている事に感謝した午後のひとときでもありました。

師匠、また聴きに行きますね!

長野の酒メッセ2013

2013.10.20

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写真上:弊社のブース
写真下:開場5分後の風景


毎年恒例の「長野の酒メッセ」が今年も長野駅前のホテルメトロポリタン長野で開催されました。

長野県内のほぼ全蔵が参加し、各蔵自慢の銘酒の数々が味わえる本イベント、例年入場者もうなぎ上りです。
写真にもある通り、開場5分で既にこの混雑です。

そんな中、今年の弊社のブースは、会場入口の隅の壁ぎわという事もあってか、あるいは弊社の知名度がまだまだ足りないという事もあってか、例年よりも静かでした。
いつもならば立錐の余地もないほどのお客様で埋め尽くされる午後6時過ぎでさえ、弊社のブースには誰もいらっしゃらない時間帯があったりもしました。

ただ、その分ありがたかったのは、おひとりおひとりのお客様とじっくりとお話ができた事です。
旧知のお客様やお得意様はもちろんのこと、初めてのお客様にも、余裕を持ってお酒のご紹介と説明ができました。

ちなみに上田市の近くに和田村(合併により現「長和町」)という場所があります。
弊社から車で40分ほどの、山と緑に囲まれた自然豊かな村です。
今回に限らず長野県で開かれる展示会で、「和田龍」を初めて知ったお客様の半数以上から聞かれるのは「おたくは和田村にあるのかい?」
「いえいえ、会社は上田城のすぐそばで、和田龍というのは名字が和田だからです」
この会話をもう何十回繰り返したでしょう(笑)。
これからはもっともっと知名度を上げて、少しでもこの質問が減るように頑張ります。

で3回目の今回は・・・(前回の続き)

2013.10.12

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これでした。
同じ女性が「今日も素敵なハートにしますからね」と言って描いてくれました。

ラテアート

2013.10.11

1日の仕事が一段落して、その後の予定が入ってない時は、頭をクールダウンするために帰宅前にコーヒーを飲みに行くことがよくあります。

最近一番足繁く通うのは、車で5分のショッピングモール内にある「スターバックスコーヒー」です。
あまりに頻繁に行くので、ほとんど全てのスタッフの方とお知り合いになってしまいました。

しばらく前まではいつも同じメニューを頼んでいたので、こちらが「イングリッシュブレックファーストティー・ラテ」とひとこと言うと、レジの向こうからスタッフの女性が「ホットでショート。ノンシロップにノンファットミルク。マグカップで、ですね」とニッコリ笑いながら言葉を継いでくれて、それがまた嬉しくもあり照れたりもしていました。

時には「ノンシロップにするのでしたらこちらの『ラベンダーアールグレイティー・ラテ』もお勧めですよ」なんて言われるままにオーダーして、しばらくするとその女の子が「どうでしたか~?」とテーブルまで聞きにきてくれて、「おいしいですよ」と答えた時の彼女の嬉しそうな顔を見て、こちらまで楽しい気持ちになったりもしました。

で、今私がハマっているのが新商品の「フォームド・ドッピオ・エスプレッソ」。
文字通り、濃いエスプレッソのダブル(ドッピオ)にミルクを加えたものです。
これがとても洒落た小ぶりのグラスに入って出てきます。

私がここのスターバックスでこのメニューを頼んだのは2度目ですが、実はこのエスプレッソを頼むとささやかな楽しみが付いてきます。
それは「ラテ・アート」。
2回とも偶然同じ女の子が入れてくれたのですが、テーブルに着いてグラスの表面を見ると、クリームで絵が描かれていたんですよね。

一度目のデザインは「リーフ」でした。
帰り際、彼女に「リーフ、素敵でしたよ」と声を掛けたら嬉しそうに笑ってくれました。
そして2回目は「ハート」。
今度はカウンターで出来立てをすぐに覗いて「ハートですね?」「ハートです」なんて会話をしたりして、何だかそれだけでその一杯のおいしさが倍増した気分になったりしているものですから、単純な男です。

でもこの前、長野駅前のスタバに入って同じものを頼んだら、表面は単なるクリームの泡でラテアートは無かったので、これは個人の技術と裁量に任されているのでしょうか?

いずれにしても次に頼んだ時には何が描かれてくるのか、今から楽しみです。

のっけ丼

2013.10.05

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とある全国大会で青森市へ行ってきました。

まずは同行の皆さんと4人で駅前の市場で昼食。
青森市へ来たのは3度目ですが、久々の訪問で何が驚いたって、市場が立派なビルの地下に移っていたことです。
上の階には青森市立図書館がある真新しいビルの地下に降りると、そこは見慣れたいわゆる海鮮市場。
そのシュールな光景にまずは目を奪われました。

昼食のあと青森市文化会館に移動して、今回の主目的である大会式典に参加。
中でも東レ経営研究所の佐々木常夫特別顧問の講演は、経営者として、そして人生の先達者としての言葉に大いに心を打たれた、大変価値ある1時間半でした。

その後は場所を隣のホテルに移して懇親会です。
全国から参加者を迎えるとあって、会場内は青森の名物料理で溢れかえっていました。
中でも目玉は獲れ立ての大間のマグロの解体ショー(写真)。
これだけの参加者がいる中で自分の食べる分はないだろうと諦めていたところ、とんでもない、赤身・中落ち・中トロそして握り寿司と次から次へとテーブルへ皿が回ってきて、その風味豊かな味わいに大満足。
その後も2次会の割烹で青森の味覚と夜とを満喫してホテルに戻ったのでした。

しかし青森の旨いもの巡りはこれで終わりではありません。
翌朝、午前7時にホテルのロビーに集結した我々一行は、昨日とは別の海鮮市場「古川市場」へ。

まずは市場の片隅の総菜屋のおばちゃんに促されるまま500円分の金券を買い、そのうち100円券を一枚おばちゃんに渡すと、どんぶりいっぱいの白飯を手渡してくれます。
あとはその丼片手に市場じゅうのお店を巡って、金券と交換に新鮮な魚介類を丼に盛ってもらうのです。
これこそが古川市場名物「のっけ丼」です。

金券がなくなったら、あとは現金でもOK。
私はといえば、一切れ100円の分厚いまぐろの赤身を二切れ、200円のウニをスプーンで大さじ1杯、そして300円のいくらをごっそり。
丼の白米はもう見えません。
そして先ほどの総菜屋で100円の春雨サラダを追加し、最後に味噌汁をよそってもらって完成です。
市場の片隅のテーブルで朝からビールとともにかっこむ海鮮丼の旨さといったら。

その後も道端で開かれている野菜や果物の朝市を覗きながら、つかの間の青森の風情を楽しんだのでした。

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