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寿し炉端つちや

2014.01.29

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東京の地下鉄木場駅から徒歩1分のこのお店を初訪問したのは、出張での所要が一段落して、あとは上田へ帰るだけという日のお昼過ぎでした。

「寿し炉端つちや」。

このお店の女将と知り合ったのは、毎年真夏に開催される「四谷三丁目 大長野酒まつり」での事でした。
旧知のイラストレーターの方と一緒に弊社のブースを訪れて下さり、いろいろお話しさせて頂きました。
和服姿の凛としたお姿が素敵で、それ以降もイベントでお目に掛かる度に一度お店までお伺いしたいという思いが、この日ようやく叶ったのでした。

お店の暖簾をくぐったのは、ちょうどランチの混雑が収まった直後の午後1時過ぎ。
「1人ですがよろしいですか?」と言ったまま名乗らずにカウンターに座った私を女将はすぐに気が付いて下さり、その事にまずは感激です。

ランチのメニューを見ると、その多彩さと安さにまたまた感激、その中から私は2番目に高い「得々にぎり定食」(1,200円)を頼みました(ちなみにほとんどのメニューは千円以下の安さです)。

私があえて「にぎり」を頼んだのは、あわよくば昼間から飲みたいから。
ちなみにこのお店、日本酒の品揃えが大変充実しているのは既に織り込み済みです。
「ランチタイムは飲めるんですか?」と恐る恐る聞く私に「もちろんですよ!」と笑顔で答えてくれた女将は、お燗を頼んだ私の前に、次々にお勧めの一升瓶を並べてくれます。

タイミングよく、小鉢が3皿(ひじき・マカロニサラダ・お新香)そしてお寿司と巻物が乗ったお膳が届きます。
私はマカロニサラダを肴に飲むのが大好きなんです、そう女将に告げると「子供みたいですね」とくすっと笑われ、でもそれはそれで会話の妙で悪い気はしません。

女将手ずからお燗して下さったお酒は絶妙な温度に仕上がり、まずは和歌山の純米酒で一杯。
「山田錦/精米歩合80%」とのことで、最近はあえて低精米で仕込む蔵元が増えてきている事もあり、おいしさとともに大変勉強になります。

調子も乗ってきて、二杯目は蔵元訪問した事もある山形の生酛。
芳醇な旨みとキレのある酸とのバランスがよく、こちらもあっと言う間に空っぽに。

気が付けば閉店時間をとうに過ぎています。
「気にしなくていいですよ」と言って下さる女将にお詫びとお礼とを述べてお店をあとにしました。
東京駅=大手町駅から東西線で4駅の近さの「寿し割烹つちや」、ぜひまた再訪できる日を楽しみにしています。

対馬訪問

2014.01.23

前回のブログに書いた長崎市在住の親友夫妻。
今から数年前に、ご主人の仕事の関係でしばらく対馬に赴任していた事がありました。

ちなみに対馬は福岡市の上に位置する離島ですが、れっきとした長崎県です。
当時は厳原(いずはら)市をはじめとしていくつかの市と町に分かれていましたが、今は合併して対馬全体で対馬市となりました。

その対馬に遊びに来ないかとお誘いがあり、こんな機会がなければ行く事もないだろうと、お言葉に甘えて妻とふたりでお伺いする事にしました。
初夏のことでした。

ちなみに対馬は韓国に最も近い島としても有名です。
我々は訪問した折に、その事実を身を持って体験することとなります。

当日は松本→福岡→対馬と空路飛んだのですが、聞くところによると「福岡-対馬」便はドル箱路線で、しかも対馬空港は有視界飛行で着陸するため、パイロットは高度な技術を要するのだそうです。

対馬空港へ到着した我々を出迎えてくれた親友夫妻は、それから2泊3日の日程で対馬を端から端まで案内してくれました。

そんな中で驚いたのが、行く先々、ほぼすべての道路標識や行先掲示板がハングル語併記である事でした。
日本語のすぐ下にハングル語。
ここが韓国のすぐ隣であることを改めて実感させられました。

もうひとつ驚いたのが、韓国の釜山が肉眼で見えるという「韓国展望所」を訪れた時の事。
見えると言ってもせいぜい遠くの陸地だけだろうと高を括っていた我々の眼前に現れたのは、ビルや建物まではっきりと見渡せる釜山の中心地の街並み・・・。
いやはや、その近さに驚きました。
ちなみに「韓国展望台」から釜山までは49.5km、ほぼ東京から八王子までの距離です。

YMOで私が最も好きな1曲「京城音楽(SEOUL MUSIC)」で、坂本龍一がボコーダーを通して「From Pusan,you can see Tsushima.」と歌う一節がありますが、まさにこの事かと思わず膝を打った瞬間でした。

夜は連日地元の海産物をたらふくご馳走になったのですが、親友夫妻によると、おいしい魚介類は福岡へ運ばれてしまい、対馬では逆に最上の魚はなかなか食べられないとの事。
そんなもんなのですね。

ちなみに対馬にしか生息しない国の天然記念物、ツシマヤマネコには会えずじまいでした。

STARLIGHT YOSHIKI

2014.01.18

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長崎に住む私と妻の親友夫妻。
その奥様が、うちの娘のX-JAPAN好きをよ~く知っていて、彼女が若かりし頃に集めたグッズや雑誌をどっさりプレゼントしてくれました。

そのうちのひとつが、写真の「STARLIGHT YOSHIKI」。
これがもらえると分かった時の娘の喜びようと言ったら。
レア中のレア物で、しかも箱までしっかり揃っているのはまさに垂涎の一品なのだそうです。

ちなみに頂いた一式の中には、版権の関係で発売中止になっていて、妻が何としてももう一度入手したいと思っていた「キャンディキャンディ」の全巻まで入っており、妻も感激することしきり。
テリーとの別れのシーン、ウイリアム大おじさまが実はアルバートさんだと分かるラストシーン、涙したなあ・・・って、実は私も当時読んでる?

なお私が今すぐにでも全巻オトナ買いしたいと思っているマンガは「ワイルド7」。
これがまた売ってないんだよなぁ。

TAYLOR 1963

2014.01.11

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数年来の親友から素晴らしいお酒を贈られました。

私の生まれ年のヴィンテージ・ポート「TAYLOR(テイラー)1963」。

「テイラー」そのものが出色のポートワインなのですが、中でも1963年はグレート・ヴィンテージ。

ちなみにオールドヴィンテージのワインに関して言えば、1963年は大不作の年でした。
その中で例外的にポートワインだけは、1963年は20世紀を代表する当たり年となった事で有名です。

先日、彼を含む親しい仲間と食事を囲んだ際、私の父の告別式に来られなかったお詫びとしてこのポートで父を偲んでほしいとワイン通の彼から贈られ、その場で封を空けて、皆で偉大なポートをゆっくりと時間を掛けて楽しませて頂きました。

歴史的な文化を味わうと言っても過言ではない、濃密で素晴らしい味わいと時間でした。

始まりました。

2014.01.04

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「和田龍登水」、まず「山田錦」の仕込みが始まりました。

写真上:洗米前の「山田錦」
写真中:浸漬中
写真下:酒母の仕込み直後

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