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年の瀬に当たって

2021.12.28

あっという間の年の瀬です。

振り返ると、コロナ禍という前代未聞の大事の中、今年も本当に多くの方に助けられてきました。

酒販店の皆様、飲食店の皆様、そして個人のお客様の皆様・・・皆さんも大変であろう中、お声掛けやご注文を頂くたびに、涙が出るくらい嬉しい思い、ありがたい気持ちでいっぱいでした。

業者の皆さんも然りです。
資材や備品が至急必要な時、欠品で困り果てている時、発注数が微量の時、皆さん笑顔で助けてくださいました。

3日前、飛び込み営業の若い男性が訪れました。
電話やメールでの安易なセールスが蔓延(はびこ)る中、やはり飛び込みの大変さを経験した私としては、飛び込み営業は少しでも話を聞くようにしているのですが、さすがに年末の酒屋への訪問は時期が悪く、丁重に断る以外ありませんでした。
でも帰りがけに彼に掛けた「頑張れよ!」というエールは届いたと思います。

先日、中部電力ミライズに電話をしました。
内容は、ずっと違っていた郵便物の宛て名の変更という簡単なものだったのですが、宮城→岐阜→岐阜と、3回もたらい回しされました(電話を掛けるたびに発信先の場所を聞きました)。
さすがに3回目の回線で不満を伝えると丁重にお詫びはされましたが、回線の混雑で待たされていた時間も含めて、手続き完了まで1時間以上を要しました。

世の中のサービスはどんどんシンプルに簡素化されていきますが、結局心を揺さ振るのはアナログな人と人との繋がりでありホスピタリティなのだと、折ある毎に改めて感じる今日この頃です。

これからも人への感謝の思いを常に忘れずに日々を過ごしていきたいと思います。

近況およびお詫び

2021.11.26

おかげさまで毎日忙しい日々を過ごさせて頂いております。
なかなか時間が取れず、今週のブログは1回お休みとさせてください。
その分、いいお酒をお届けできるよう日々頑張ります。

驚愕のラインナップ

2021.10.30

各地で緊急事態宣言が解除され、街に人が戻りつつあります。
当社にも多くのお客様がご来訪されるようになり、ありがたい限りです。
ただ、普段は喜んでお受けしているお酒の試飲をコロナ禍で中止させて頂いており、心苦しい限りですが今しばらくご理解頂ければ幸いです。

今日の話題はWOWOWからです。

送られてきた来月の番組表を見ていたら、驚愕のラインナップを発見しました。
何と「日活ロマンポルノ」屈指の名作の連続上映。
思わず鳥肌が立ちました。

プログラムは以下の通りです。

・「白い指の戯れ」

松田優作主演「遊戯」シリーズ、「野獣死すべし」、映画版「あぶない刑事」シリーズの村上透監督デビュー作。脚本は神代辰巳。

・「四畳半襖の裏張り しのび肌」

ロマンポルノの枠を越え邦画の大傑作といわれる「赫い髪の女」(原作は中上健次「赫髪」)を生み出した神代辰巳監督の「四畳半襖の裏張り」第2弾。

・「暴行儀式」

「遠雷」「探偵物語」「永遠の1/2」の根岸芳太郎監督作品。

・「犯され志願」

「桜の園」「12人の優しい日本人」の中原俊監督デビュー作品。

・「宇野鴻一郎の濡れて打つ」

「平成ガメラ」シリーズ、「デスノート」シリーズの金子修介の劇場初監督作品。本作は「エースをねらえ!」のパロディ。

・「ザ・マニア 快感生体実験」

「コミック雑誌なんかいらない!」「眠らない街 新宿鮫」「おくりびと」の滝田洋二郎監督作品。

・「天使のはらわた 赤い教室」 監督 曾根中生
・「天使のはらわた 名美」 監督 田中登
・「天使のはらわた 赤い淫画」 監督 池田敏春
・「天使のはらわた 赤い眩暈」 監督 石井隆(原作者)

説明不要!日活ロマンポルノが誇る、石井隆の劇画「天使のはらわた」を映画化した名シリーズ。

ね、凄いでしょう?

ちなみに私は大学時代、オールナイトで入った蒲田にっかつで滝田洋二郎の作品に出合い、濡れ場さえ描けばあとは自由な表現が許される「ロマンポルノ」の魅力にハマったのでした。

当時、「日活ロマンポルノ」よりもワンランク下に見られていた、いわゆる独立ピンク系からも、渡辺護や若松孝二や高橋伴明(高橋恵子の夫)といった、のちに数々の名作を生み出す名監督が暴れまくった、当時は成人映画黄金時代でした。

それにしてもWOWOW、よくぞこんな企画を実現してくれました。
全部録画だな。

「村上春樹ライブラリー」開館

2021.09.24

10月1日。
村上春樹の母校、早稲田大学構内に「村上春樹ライブラリー」(正式名称「国際文学館」)がオープンします。

設計は建築家の隈研吾、費用はユニクロのファーストリテイリング会長兼社長の柳井正が全額寄付しました。

館内は村上春樹が寄贈した直筆原稿やレコード(彼は作家になる前にジャズ喫茶を営んでいました)をはじめ、膨大な村上コレクションが並びます。
館内にはイベントに使える交流スペースや音響設備を備えたスタジオやカフェも併設されるそうです。

村上春樹と早稲田大学といえば、昨年の文学部の入学式でサプライズで登壇し、祝辞を述べたことが記憶に新しいです。
できれば私もその場にいたかった。

長野県の地方紙、信濃毎日新聞が社会面でこの件を取り上げています。
そこには今回の寄贈の理由を「僕には子どもがいないので、死後に資料や原稿が散逸するのを防ぎたかった」(信濃毎日新聞)とあります。

そしてもうひとつ村上春樹の発言で感激したのが
「中上健次さんが亡くなって文壇の主流が先細りになり、今や柱がない。ある程度、日本の作家の責務みたいなものを果たす必要があるだろう、僕にもできることがあるんじゃないか、と思う」(同)
という言葉です。

私が大好きな村上春樹が、同じく私が敬愛して止まない中上健次を取り上げて「現代文学の最後の主流」と位置づけている事。
そして村上春樹が中上に変わって文壇の柱となることを自らの責務として捉えている事。
村上春樹がここまで中上健次を意識していると知って、何だか震えが止まりませんでした。

村上春樹が大好きなのに加えて、大の生原稿フェチの私。
開館と同時に今すぐにでも飛んでいきたい思いでいっぱいです。
しかし「当面はコロナウイルス対策で入場を制限する」(同)そうです。
涙・・・。

サービスのすれ違い

2021.09.18

今日はちょっとだけ不満を書きます。
行きつけの書店のサービスに対してです。
この書店にはかれこれ30年以上通い、購入した単行本も100冊、200冊どころではありません。
そしてここは長野県を代表するチェーンの書店です(これを書かないと別の個人経営の書店さんと誤解されてしまうので)。

昨夜、いつものようにこの書店を訪れ、ハードカバーを購入しようとレジに向かいました。
レジに立っていたのは、最近ここに配属になったばかりと思われる、若い女性でした。

① レジの窓口が左右2箇所あり、その女性が立っていた左側のレジの前には「隣のレジにお願いします」という案内板が立っていたので、右の無人のレジの前に立ち、彼女が来るのを待ちました。
ところが彼女はすぐさま自分の前の案内板を撤去し「こちらへどうぞ」と言いました。
ホテルでもあるのですが、フロントに立ったお客様を自分のほうに来るように促す行為が私は大嫌いです。
あなたがお客様に歩み寄るべきです。

② 「ビニール袋は有料になりますが、どうされますか?」と聞かれたので、私はいつものように「(無料の)紙袋をください」と答えました。
すると彼女は最初に、A5サイズのその単行本がギリギリ入るか入らないかの小さな紙袋を取り出して「これしかありません」と言ってきました。
「いつもはこれより大きな紙袋に入れて頂いておりますが」
すると彼女はそこで初めて、今度は雑誌サイズのいつもの大きな紙袋を取り出してきました。
まるで嫌がらせです。
彼女はばつの悪さを誤魔化すためか「(紙袋は)自社で作っておりますので」と訳の分からぬひとことを呟きながら、本を入れ始めました。
紙袋だってお金が掛かっているんだからね!もったいないのよ!とでも言いたかったのでしょうか。
ちなみに私は紙のブックカバーはいつも基本的にお断りしています。
私「いつもこちらでたくさん本を買うので、ビニール袋は自宅にたくさん溜まっているんですよ」
店員「皆さん、マイバッグをお持ちになります」
その回答は正しいです。
バッグを持ってこなかったあなたが悪いと言われれば、エコを考えればその通りです。
しかしサービスの面からすれば間違いです。
紙袋という予想もしなかったリクエストに対して不快感を露わにし、それを客側に見破られてしまう。
失格です。

立ち去り際に聞きました。
「ざっくばらんにお伺いしますが、本を買って紙袋を要求されるのは迷惑ですか?だったら次回からは止めます」
本音です。
そこまでして紙袋は要りません。
「・・・いえ、お客様のために用意しているものなので」
答えにはなっていません。
「そうですか。ありがとう」
笑顔を作って店を出ました。

本当のサービスとは、人を喜ばせる事が心底好きな人でなければ提供できないといつも思っています。
ましてやネットでの通販が全盛の中で、直接足を運んだり電話やメールを下さるお客様がどれだけありがたい事か、そのつど実感する今日この頃です。

さて、次にこの書店に行った時、どうしたものか・・・。

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