「名人戦」と並ぶ将棋界の最高棋戦「竜王戦」、竜王・渡辺明と挑戦者・佐藤康光の戦いは、4勝2敗で23歳の渡辺明が4連覇を達成しました。
昨年に続いてのこのふたりの戦い、とにかく見ていてハラハラドキドキ、滅法面白い。
これはひとえに、対局者のふたりが「魅せる」将棋を指そうとしているからに他なりません。
このふたりのように、棋譜を通してその向こうの人間性までが垣間見える将棋指しというのはやはり魅力ですね。
ちなみに僕はそんな意味からも、加藤一二三九段、谷川浩司九段の大ファンです。
作品の向こうに造り手が見える、どの世界でも一緒ですね。
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将棋竜王戦
舌の訓練
よく、利き酒が上達するコツは何ですか?と聞かれることがあります。
そんな時は、お酒を2種類以上並べて比較して飲んでみて下さい、と答えています。
味覚は生まれ持っての才能、あるいは訓練で上達するもの、どちらの説もありますが、僕個人としては、舌は訓練でいくらでも鍛えられるものと思っています。
「訓練」というと堅苦しいですが、そんなに難しく考えないで下さい。
例えば居酒屋で、あるいは自宅で、晩酌の時に違うお酒を並べて飲んで、まず「違う」という事が分かる、続いてどこが違うのか考える、そしてその違いを簡単でいいから心の中で言葉に置き換えてみる、それを続けるだけで、知らず知らずのうちに味覚はレベルアップされているはずです。
お酒を飲みながら、相手と自分の評価を較べ合うのも、結構酒席が盛り上がりますよ。
JAZZ
前回の「龍の一升びん」同様、弊社の事務所兼店舗に飾ってあるこの作品は、すぐ隣にある床屋のご主人によるものです。
ラベルのデザインはもちろんのこと、ビンの選定や口の部分の飾りも含めて手掛けて下さいました。
JAZZが大好きでとても粋なご主人、この方が描く絵はファンがたくさんいて、上田市内のレストランやバーでも飾られ、見ることができます。
龍の一升びん
造型アートを職としている、妻の友達の女性が手掛けてくれた作品です。
弊社のお酒のびんに、直接「龍」のデザインを手作業で彫り込んで下さいました。
感動の逸品で、ずっと事務所兼店舗に大切に飾ってあります。
ミシュラン
話題の「ミシュランガイド東京」、もう読みましたか?
僕はといえば、とにかく手に入れるのに一苦労。
発売当日、どこの書店も予約で完売。
友人がようやく5冊だけ残っている売り場を見つけて、購入してきてくれました。
で、肝心の中身はというと・・・。
星を取ったレストランには敬意を表した上で言わせて頂くと、他のレストランガイドとどこが違うの?と、ちょっとがっかりしてしまいました。
少なくとも、フランス版をはじめとして、これまで海外で発売された「ミシュラン」には、それなりの重みや格式が備わっていたと思います。
でも今回の「東京版」にはそれが感じられません。
各店の紹介文も何だか表面的な説明に終始してしまって、その店のどこが優れているのか深く掘り下げられていないのが残念でした。
まあ、ここに載ったようなお店に普段から行けるような立場ではないので、所詮は遠吠えですが(苦笑)。