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「俺たちの朝」

2013.10.02

先日出張で上京した折、所要で横須賀まで足を延ばしました。

帰り道、立ち寄ろうかどうしようか悩んだ末に後ろ髪を引かれる思いで断念したのが江ノ島電鉄の極楽寺駅でした。
同世代の方はお分かり頂けれるでしょうが、この駅周辺は私が中学生の時に熱中したテレビドラマ「俺たちの朝」の舞台となった場所です。

オッス(勝野洋)、チューちゃん(小倉一郎)、カーコ(長谷直美)の3人が偶然始める事になった共同生活。
そこに繰り広げられる友情、恋愛、挫折・・・。
トランザムの甘く切ないBGMがこれまた素敵で、毎回私は大粒の涙を流したのでした。

そして長谷直美、決して美人ではなかったけど(すみません!)見る人を魅了して止まないあの笑顔や涙がたまらなく素敵で、私は中学生にして初めてファンレターなるものを出したのもこの時でした。
今思えば来るはずのない返信を首を長くして待っていたりして、若かったよなあ。
最終回で、役者への夢が破れたチューちゃんが、大雨の中でカーコを抱きすくめキスするシーンがどれだけ羨ましかったか(笑)。

そんな訳で、私にとっては今でも勝野洋はオッスであり、テーマ曲を歌っていた松崎しげるは「愛のメモリー」ではなく「俺たちの朝」なのです。

中学生の時に心ときめかせたあの極楽寺という場所を、30年以上経った今訪れたら一体どんな感動が待ち受けているのか、そんな好奇心にちょっぴり駆られた日曜の午後でした。

ハマりました。

2013.09.19

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一番上の写真と一緒に「私は今どこにいるでしょう?」と妻の携帯に送ったら、悩んでいました。
「羽田空港・・・にしては周りが山だし・・・。一体どこ?」

答えは鬼怒川温泉にある東武ワールドスクエアです。
ご存知の通り、世界中の有名な建造物や遺跡のミニチュアが100点以上展示されているアミューズメントパークです。

実は私、ここは初めての訪問だったのですが、すっかりハマッてしまいました。

一番最初に登場する「日本ゾーン」の東京駅(2枚目の写真)と羽田空港だけで、乗り物好きの私はもうメロメロ。
その後も次々と登場する数々のミニチュアのあまりの精巧さに感動するやら舌を巻くやらで、1日いても飽きない思いでした。

まだ未見の方にご紹介したい展示物は数々あるのですが、その中であえて1点選びました。
3枚目の写真、「アジアゾーン」に展示されている中国の故宮です。
何をしているところだと思いますか?

これ、映画「ラストエンペラー」の撮影シーンなんです。
この映画の大ファンである身としては震えるような感動です。
よ~く目を凝らして見ると、4枚目の写真にあるように、無数のミニチュアの中に幼少の溥儀がちゃんといるんですよね。

正直、ミニチュアのテーマパークなんてと舐めていた私の思いは、いい意味で完全に裏切られました。
ここは素晴らしいアミューズメントです。
ところどころにいる隠れキャラを探すのも一興です。

今年の弊社の社員旅行のひとコマでした。

新刊発売

2013.09.06

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このブログにもたびたび登場する、私の友人で女流官能小説家の深志美由紀(みゆき・みゆき)。
このたび新刊が発売されました。
タイトルは「ゆっくり破って」。

普通のOL生活を送っていた主人公が、ひとりの部下の男性との出会いをきっかけに強烈な性の荒波に飲み込まれていき、最後は息を飲むようなどんでん返しの結末が待っているという、官能の中にもきっちりと人間が描かれているミステリー仕立ての作品です。

それにしても深志美由紀、巧くなったなあ。
初めて会った時は普通のキュートな女の子だったのに、ある日いきなり「『団鬼六賞優秀賞』を受賞しました」とその時初めて小説を書いている事を知らされて、それからは「悦」や「小説すばる」といった季刊誌や「日刊スポーツ」の連載や電子書籍といった場で次々に作品を発表して、一気に才能を開花させていきました。
最近はCSの「女の秘密 妄想ノススメ」でレギュラー出演までしているし、何だか私まで鼻が高いよ。

先日も団鬼六賞優秀賞受賞作「花鳥籠」の朗読会、その名も「悦宴」が東京と大阪以外では松本でだけ開催されるという事で、お声掛け頂いたのをきっかけに行って参りました。
朗読するのは深志美由紀じゃなくてやまおきあやさんという女優さんなんですけど、初めて観る朗読劇の、彼女の身体を張った熱演に思わず心が打ち震えてしまいました。
その直後の、深志美由紀とやまおきあやさんのエロさ炸裂の対談にも感動しましたけど(笑)。

さて、その深志美由紀、今度は受賞作「花鳥籠」が何と映画化されるそうです。
もう撮影は終わっていて年内には公開されるとか。
新人から中堅へと進化し続ける彼女、私もその活躍を追い掛けていきたいと思っています。

という訳で、皆さん、書店で新作「ゆっくり破って」を見つけたら手に取ってみてください。
そしてよかったら買ってね。

最近のニュースから

2013.08.21

映画「風立ちぬ」で、日本禁煙学会が喫煙シーンが多すぎると抗議の声明を出しました。

私もこの映画は観ましたが、確かに喫煙シーンは多いし、どのシーンも煙草を美味しそうに吸ってはいるけれど、そこまで重箱の隅をつつかなくてもというのが率直な感想でした。

が、実は私には偉そうなことは言えない前科があります。

今から20年ほど前、当時数年間禁煙をしていたにもかかわらず、有楽町マリオンで「アンタッチャブル」を観た直後のこと。
ケビン・コスナーのあまりのカッコよさに痺れるあまり、映画館を出た数分後には目の前の西銀座デパートで煙草とライターを購入。
「成り切りケビン・コスナー」の気分で、数年間の禁煙期間をものともせず、銀座の街で一服ふかしておりました。

ちなみに今は煙草は止めております。
ただしシガーは吸います。

続いて、某出版社が読者プレゼントを水増ししていた事が発覚しました。

この出版社が発刊していた「少年チャンピオン」は「がきデカ」「魔太郎が来る」「ドカベン」など愛読している作品が多かったので、そんな大手出版社がなんでこんなセコい真似を?と、まあちょっと首を捻ってしまいました。

それはさておき、読者プレゼントといえば忘れられない景品があります。

小学生の頃の、とある「少年サンデー」。
表紙は当時人気絶頂だった桜田淳子がプラムを食べている写真のアップでした。

そしてその時の読者アンケートの1等賞が、何と1名様に、その時桜田淳子が食べたプラムの種をプレゼント!

今思えばすごい景品ですよね。

ちなみに当たった人はその種をどうしたのでしょう?
そして今回の景品偽装から考えれば、当選した人に贈られた種は本当に桜田淳子が食べたものだったのでしょうか?

上田駅の駅そば

2013.08.14

忙しくて昼食を取る暇もない時、重宝するのは「立ち食いそば」。

昨日も午後3時頃、ちょうど上田駅前を通り掛ったので軽トラを駐車エリアに突っ込み、駅構内の立ち食いそばに直行しました。

ちなみにこのそば屋さんは正確には「立ち食い」ではなく、ガラスの壁で仕切られた店内のカウンターにはちゃんと椅子が設置されていて、座って食べられるとっても小奇麗なお店です。

そして、さすが信州の駅そばです。
長野新幹線の開通とともにオープンしたこのお店は品質にもこだわり、そば粉比率の多い生そばを使い、ちゃんと茹でるところから始めるので、出てくるのにも時間が掛かるのです。
開店当初はそれを知らないお客さんが、「まだ?」とか言いながらイライラしているのをよく見かけたものでした。

しばらくすると、自動券売機に「当店は茹でるところから始めますので3~4分ほどお時間を頂きます」という表示が登場し、さらには「お急ぎの方におすすめです」とという説明とともに、いわゆる通常の立ち食いそばと同じ、小麦粉比率の多い、既に茹で上がったものをお湯で湯がくだけのそばが登場しました。
よっぽどイラつくお客様が多かったのでしょう。

現在は前者のそばを「特上そば」、後者のそばを「駅そば」と称して販売しています。

私は立ち食いそばは断然「掻き揚げ」派なのですが、昨日は時間も遅かった事もあり「特上鴨そば」(490円)を注文。
瞬く間に間食し、いつものおばちゃんの気持ち良いあいさつを背にお店をあとにしたのでした。

この駅そば屋の名前は「そば処・ちくま」。
立ち食いそば(座れるけど)としてはとてもおいしいと思います。

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