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ご報告

2013.11.09

弊社代表取締役会長でもある父が急逝致しました。
父が生前お世話になった皆様、改めて心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。

私を含め、残された者でこれからも精一杯頑張って参りますので、これからもお力添えのほど、よろしくお願い致します。

映画や映画館のこと

2013.11.01

先日、久々に大好きな「ゴッドファーザー」のDVDを観ました。
何度観ても掛け値なしの傑作です。

初めて観たのは大学生の時、東京の名画座の早稲田松竹で「ゴッドファーザー」「ゴッドファーザーPART2」という、今思えばあまりに贅沢であまりにヘビーな2本立てが上映された際でした。
合計で約6時間半。
でも観終わった瞬間、衝撃で吹っ飛びましたね。

それからすぐにマリオ・プーゾォの原作を買って読んで、これまたあまりの面白さに狂喜乱舞。

ちなみに我が家には、映画の「ゴッドファーザー」シリーズがDVDで3セット、原作本も上下巻で3セットあります。
保存版・もひとつ保存版・そして普段観る(読む)版です。
原作の文庫本は食卓に常備されていて、酒を飲みながら飽きることなく読み返しています。

そういえば先日、上映時間が長かった映画の話題になりました。

私が今まで観た中で一番長かったのは学生時代に観たベルイマンの「ファニーとアレクサンドル」。
5時間11分。
岩波ホールで、1日1回の上映でした。
だから入場料も高かった。
普通の映画の入場料が1,500円だった時に、確か2,500円だったかな?

傑作として名高い本作ですが、当時まだ人生経験の浅かった私には少し早すぎた映画でした。
上映中、決して飽きることはありませんでしたが、では本作の凄さは?ベルイマンの凄さは?と問われると答えられない自分がいました。
あれから30年経った今観たら印象がかなり違うはずでしょうね。

もう1本、上映時間が長かった映画といえば、これはもう誰もが知っている「十戒」。
中学生の時、地元上田の小さな映画館でリバイバルとして観ました。
ガラガラでした。

オープニング、まずはスクリーンの中に司会者が出てきて映画の説明を始めたのにビックリ。
そして「途中休憩があります。それではどうぞごゆっくりご覧下さい」的なナレーションが入って始まった本編は、冒頭からクライマックスの海が割れるシーンまで、今でも全編はっきりと脳裏に焼き付いています。

上田の映画館といえば、今思えば凄い映画館がありました。
何が凄かったって、当時は2本立て、3本立てが当たり前だったのですが、途中休憩が一切入らないのです。
そしてこの映画館にはロビーがありませんでした。
チケットを買って入口の小さなドアを開けると、そこがもう場内なのです。
なのでその日の朝一番に入らなければ、あとはいつ入場しても必ず前の映画のラストを観ざるを得ないか、あるいは次の映画の冒頭を見損なうか、どちらかなのです。
しかも平気でエンドクレジットを途中で切ってしまったり、映画とスクリーンのサイズが合っていなかったりと、やりたい放題の映画館でした。

でもそういう映画館で観た映画でも(そういう映画館だからこそ?)、心に残っている作品はたくさんあります。
「コンボイ」「カサンドラクロス」「ロッキー2」「合衆国最後の日」・・・どの作品も私にとっては今も心から離れない傑作ばかりです。

そういえば小学生の時、この映画館で「エスパイ」と山口百恵の「伊豆の踊り子」の2本立てを観に行ったら、次の上映作品の「エマニエル夫人」の割引券をもらって、シルビア・クリステルが上半身裸で足を組んだあの隠微なポーズに、大人への自我の芽生えを覚えたものでした。
でも普通、小学生に「エマニエル夫人」の割引券、配るか?

小さなご縁から

2013.10.25

ファイル 375-1.jpg

写真の男性、いつもの和服ではないのでちょっと違和感があるかもしれませんが(笑)、上田市出身の落語家、三遊亭鬼丸師匠です。

現在は落語家としての顔とともに、埼玉のFM局、NACK5の平日午後の帯番組「GOGOMONZ(ゴゴモンズ)」のパーソナリティとしても絶大な人気を誇っています。

今日は師匠が地元上田市の公民館で午後から高座に上がるというのを耳にして、仕事の合間を縫って師匠に挨拶をして参りました。
写真の通り、いつもながらの爽やかな笑顔、相変わらず若いです。

鬼丸師匠とのご縁は小さなところから始まりました。

師匠がまだ二つ目の「三遊亭きん歌」だった5年ほど前、私の会社にきん歌さんは突如現れました。
そして彼の口から出たのは、古典ネタの「禁酒番屋」で実際にお客様にお酒を配りたいので協力してほしい、そんな要望でした。
きん歌さんがわざわざ弊社を選んでくれた心意気に感激した私はすぐに意気投合し、そのお酒は実際にきん歌さんの落語会でお土産として配られました。

それからは、きん歌さんの高座があると出来るだけ足を運びましたが、お世辞抜きで彼の芸は世間一般の二つ目より一歩も二歩も抜きん出ている気がしていました。

そして今から3年前、きん歌さんはついに真打に昇進し、「三遊亭鬼丸」の名跡を180年ぶりに襲名しました。
東京で開かれた襲名披露の宴には私も呼んで頂き、しかも弊社の樽で鏡開きという光栄にも与(あずか)りました。

その直後、1ヶ月に渡り東京都内4箇所の寄席で開かれた鬼丸師匠の真打襲名披露興行には、私も出張の折に2回足を運びました。
上野鈴本演芸場では「錦の袈裟」、池袋演芸場では「御神酒徳利」の熱演を今でも覚えています。
ちなみに直後の地元上田での凱旋公演でのネタは確か「猿後家」でした。

また、昨年の弊社の「新酒を味わう会」では、当日に突然師匠から電話があり、わざわざ埼玉から「新酒の会」のために駆け付けて下さった驚きと嬉しさは今でも忘れません。

ここのところしばしご無沙汰気味ではありましたが、今日久々に鬼丸師匠にお目に掛かり、師匠の高座に触れたい欲求がむくむくと顔をもたげてきたのを実感しました。
と同時に、小さな出会いから師匠とこのようなご縁を今でも頂いている事に感謝した午後のひとときでもありました。

師匠、また聴きに行きますね!

で3回目の今回は・・・(前回の続き)

2013.10.12

ファイル 373-1.jpg

これでした。
同じ女性が「今日も素敵なハートにしますからね」と言って描いてくれました。

ラテアート

2013.10.11

1日の仕事が一段落して、その後の予定が入ってない時は、頭をクールダウンするために帰宅前にコーヒーを飲みに行くことがよくあります。

最近一番足繁く通うのは、車で5分のショッピングモール内にある「スターバックスコーヒー」です。
あまりに頻繁に行くので、ほとんど全てのスタッフの方とお知り合いになってしまいました。

しばらく前まではいつも同じメニューを頼んでいたので、こちらが「イングリッシュブレックファーストティー・ラテ」とひとこと言うと、レジの向こうからスタッフの女性が「ホットでショート。ノンシロップにノンファットミルク。マグカップで、ですね」とニッコリ笑いながら言葉を継いでくれて、それがまた嬉しくもあり照れたりもしていました。

時には「ノンシロップにするのでしたらこちらの『ラベンダーアールグレイティー・ラテ』もお勧めですよ」なんて言われるままにオーダーして、しばらくするとその女の子が「どうでしたか~?」とテーブルまで聞きにきてくれて、「おいしいですよ」と答えた時の彼女の嬉しそうな顔を見て、こちらまで楽しい気持ちになったりもしました。

で、今私がハマっているのが新商品の「フォームド・ドッピオ・エスプレッソ」。
文字通り、濃いエスプレッソのダブル(ドッピオ)にミルクを加えたものです。
これがとても洒落た小ぶりのグラスに入って出てきます。

私がここのスターバックスでこのメニューを頼んだのは2度目ですが、実はこのエスプレッソを頼むとささやかな楽しみが付いてきます。
それは「ラテ・アート」。
2回とも偶然同じ女の子が入れてくれたのですが、テーブルに着いてグラスの表面を見ると、クリームで絵が描かれていたんですよね。

一度目のデザインは「リーフ」でした。
帰り際、彼女に「リーフ、素敵でしたよ」と声を掛けたら嬉しそうに笑ってくれました。
そして2回目は「ハート」。
今度はカウンターで出来立てをすぐに覗いて「ハートですね?」「ハートです」なんて会話をしたりして、何だかそれだけでその一杯のおいしさが倍増した気分になったりしているものですから、単純な男です。

でもこの前、長野駅前のスタバに入って同じものを頼んだら、表面は単なるクリームの泡でラテアートは無かったので、これは個人の技術と裁量に任されているのでしょうか?

いずれにしても次に頼んだ時には何が描かれてくるのか、今から楽しみです。

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