東京で定宿のTホテルが、今年の1月から秋まで耐震工事のため休館となりました。
それを知ったのが昨年の11月の出張の折。
顔馴染みのベルマンのIさんが、チェックアウトの際に教えてくれました。
ちなみにこのホテルは全国チェーン。
Iさんはその間、行くホテルは決まっているのですか?と聞くと、まだですとの事。
それでは長野県に来られる可能性もあるのですね。
新しい勤務先が決まったらメールでいいので教えてください。
できれば(同じく顔馴染みの女性のベルの)Uさんの勤務地も一緒にね。
そうお願いしてホテルをあとにしました。
IさんとUさん、2人とも素晴らしいサービスを提供するベルマンです。
この2人に出迎えられると、その最初の数分で今回もこのホテルを選んで良かったと実感する毎回です。
それから数ヶ月。
もう片方のUさんからメールが届きました。
そこには2人の新しい赴任先が丁寧な文章で綴られていました。
しかもIさんは昇進試験に合格して、このチェーンのフラッグシップホテルで研修を重ねているとのこと。
2人の思いを噛み締めながらゆっくりと文章に目を通しました。
一宿泊客との口約束をしっかりと覚えていて、それを守ってくれた思いにまず感激です。
しかも研修で忙しいIさんに代わって、Uさんが約束をしっかり引き継いで連絡をくれた事にも、これまた心を打たれました。
人を感動させるサービスは、人を喜ばせる歓びを知っている人にこそ出来る、そう私は思っています。
そんな意味からも、真のサービスに触れた気がした嬉しいひとときと、そして温かさにあふれたメールでした。