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成人式

2017.01.10

息子が成人式を迎えました。

上の長女ともども家族揃ってお酒を飲みに行けるようになったことを嬉しく思います。

ちなみに私は20歳の時、成人式に出席しませんでした。
なぜならその時、私は浪人中の身・・・。
寒風吹きすさぶ新宿の街を歩きながら、振袖姿の同い年の女性が眩しく見えたあの日の光景が今も鮮明に思い出されます。

寂しさを紛らわそうと新宿三丁目の映画館で観たのが、よりによって「ザ・デイ・アフター」。
当時話題になった、米ソ対立による核兵器の使用を描いたシリアスなドラマです。
映画館を出た時は一層落ち込む自分がいました。

その反動からか大学に受かってからは飲みまくりましたが、自省も込めて成人を迎えた皆さんにひとこと言いたいのは「若いうちからたまにはいいお酒を飲め」ということ。

うまい酒を飲めば一流の何たるかが分かります。
お酒はただ酔うためだけでなく味わうためにあることも理解できます。
まあお酒に限らずどの世界も一緒なんですけどね。

将棋界の衝撃

2016.12.27

プロ将棋ファンの私にとって今年のトップニュースは、何といっても「将棋ソフト不正疑惑」でした。

佐藤天彦の初名人奪取も、羽生喜治のタイトル戦連覇も、この事件の前ではいとも簡単に吹っ飛ぶほどの衝撃でした。

今やプロ棋士の頭脳を凌駕していると言ってもよい「将棋ソフト」。
その「将棋ソフト」をトップ棋士である三浦宏行九段が、対局中にたびたび離席しては、不正に使用(盗み見)していたとされるものです。
この疑惑で三浦九段は年内の出場停止処分も受けています。

この件に関して最も精度が高かったメディアは「週間文春」でした。
告発に関わった棋士名や発言内容、そして経緯に至るまで、よくぞここまで深く調べ尽くしたものだと感心しました。

これをきっかけにプロの対局では、対局中の外出禁止、タイトル戦での身体検査等、厳しいチェックが設けられるようになりました。

そしてこのたび、第三者委員会による調査結果が発表され、「三浦九段による不正行為の証拠はない」との結論が出されました。
はっきり言ってしまえば「疑わしきは罰せず」といった判定なのでしょう。
無難な着地点に収まったという違和感はどうしても残ります。

年が明けて三浦九段が対局室に戻ってきた時は、大きなニュースとして取り上げられることでしょう。
あとは三浦九段がこの重圧を跳ね返して、どれだけ素晴らしい棋譜を残せるか、汚名返上の手段はこれに尽きると思います。

羽生喜治が史上初の7大タイトル制覇を成し遂げた時、その牙城を真っ先に崩したのは、「棋聖」位を奪い取った三浦弘行その人でした。

あの時の輝きを取り戻して、ぜひ将棋界にもうひと旋風を吹かしてもらいたいものです。

悲しみを乗り越えて

2016.11.08

先週末は弔事が重なりました。

まず土曜日は大宮で、約20年前に亡くなった大親友を偲ぶ会でした。

当日は80歳を過ぎてますますお元気なお父様が参加され、30歳も若い我々と共に飲んで歌って(お父様はバリトンのソロリサイタルも開かれたセミプロです)語り合った半日でした。

親友が亡くなったあとも、あえて悲しみを表に出さずに、いつも笑顔で我々と接して下さる素晴らしいお父様です。
そのお父様が、親友の思い出話になると思わず涙が溢れ出るその姿を見て、我々が彼を決して忘れないことこそが何よりの供養だと改めて噛み締めたのでした。

翌日の日曜日は地元上田で、私が公私ともどもお世話になっている方のお父様のご葬儀でした。

私は朝からお手伝いで駐車場係。

3年前、私の父が急逝した際には、多忙を極めるこの方が「和田のためなら何だってやるからな」と涙が出るお言葉を頂き、事実父の葬儀まではこの方に電話をするとワンコールで出て下さり、当日は母と私のたっての願いで直会(なおらい・葬儀のあとの会食)の司会を快諾して頂いたのでした。

今回この方から直々にお手伝いの依頼の電話があった時、思わず「ご恩返しをさせてください」と叫んでおりました。

ご葬儀はご家族のお父様への愛にあふれた素晴らしい式でした。

近しい方のご逝去は本当に悲しい出来事ですが、何が大切か、何が必要か、そして欠かせぬ存在とは何なのか、いろいろなことを考え直させてくれる機会でもあります。

長崎ちゃんぽん

2016.10.30

前回の長崎の話題をもうひとつ。

お昼前に長崎空港に到着した我々は高速バスで50分かけて長崎市内へ。
午後1時からの会議に間に合うためにはゆっくり昼食を取っている時間もなく、飛び込んだのは「リンガーハット」。

いくら長崎ちゃんぽんを食べたいと言っても、何も「リンガーハット」で・・・と思われるかもしれませんが、本当に時間がない。
が、これがことの他うまい。
えっ、上田で食べる「リンガーハット」と味が違うの?

そうしたら、先日の「秘密のケンミンSHOW」で、長崎市民がイチオシの長崎ちゃんぽんは「リンガーハット」との特集が組まれていてびっくり。
もちろん編集はあるかもしれませんが、それでもインタビューで口々に「リンガーハット!」と言っていたのには驚きました。
でも味は全国、まったく違いはないそうです。

ちなみに翌日、長崎市に住む親友夫妻がドライバーを買って出てくれて、一緒に昼食を取ったのは長崎空港内の長崎ちゃんぽん。
私が食べたのは「太麺皿うどん」でしたが、これが美味しかった。
ご夫妻によると、長崎空港の長崎ちゃんぽんは実は穴場、だそうです。

「ケンミンSHOW」では、長崎市民は皿うどんにソースをかけるとのことですが、私は酢をたっぷり。
本場の味を堪能したのでした。

長崎雑感

2016.10.22

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会議で長崎へ行って参りました。
1泊2日のタイトなスケジュールでした。

ここでは道中の話題をいくつか。

羽田-長崎の往復は、初めて乗った「ソラシドエア」。
ANA傘下の、九州便に特化した新規参入航空会社です。
パステルの機体がおしゃれです。

面白かったのは機内のドリンク。
「あごだしスープ」なる一品があるのです。
早速飲んでみると・・・魚のだしと柚子の香りが口いっぱいに広がって、これがおいしい。
帰りの機内でも注文しちゃいました。

長崎市の市街地は路面電車が東西南北に走っています。
運賃を聞いたら120円均一とのこと。
へたに車に乗るよりも路面電車が速くて安いと地元の皆さんが口々におっしゃるのを聞いて納得です。

せっかく長崎に来たのだからと、夕食は2軒をハシゴ。
1軒目は仲間と地元の和食を堪能したあと、2軒目は生け簀料理屋へ。
どうしても食べてみたかった、いか(この日はやりいか)の活き造りに感動。
追加で注文した長崎名物うちわ海老の活き造り、これまたシコシコねっとりとした新鮮な味わいに、一同感嘆の声を上げたのでした。

その後タクシーを読んで、今回唯一の観光ともいえる長崎市の夜景を見に、稲佐山山頂展望台へ。
ちなみに長崎の夜景は昨年、香港・モナコとともに世界新三大夜景に選ばれたそうです。

それにしてもすごい坂道です。
さすが長崎。
聞いたらタクシーで15分ほどの山頂は標高333メートルとのこと。
上田と100メートルしか違わないではないですか!

そして展望台は夜9時を回ったというのに駐車場はほぼ満車で展望台も人でびっしり。
そんな中に混じって、私も壮大なパノラマの夜景を堪能して参りました。

帰り道、タクシーの運転手さんが福山雅治の自宅を教えてくれました。
その矢先、同じく山頂から降りてきたタクシーがそちらへ曲がっていきます。
運転手さん曰く「女性客だな。福山の自宅はすっかり観光名所になっているんだわ」

長崎みやげは何がいいか聞いてみたところ、回答は揃ってカステラ、かまぼこ、そして角煮まんじゅう。
角煮まんじゅうが面白いと老舗の支店を訪れて、店長さんの送料無料の粋な計らいに感激しながら、少しでも気持ちを返そうと大量に買い込んだのでした。

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