私の書架の中上健次コーナーです。
3回前のブログに掲載した、中上健次を相当読み込んでいる「べじた坊」の石垣さんに送るために撮った1枚です。
上段の本の前にあるのは、中上の生地であり幾多の小説の舞台にもなった紀伊半島新宮市で毎年2月に開催される「火まつり」において男衆が手に持つ、松明(たいまつ)のミニチュアです。
実際に「火まつり」で使われる本物の松明もあります。
どちらも妻と新宮を訪ねた時に、新宮市観光協会の方から贈られたものです。
信州上田 ほろ酔い社長がつづる日々の記録
私の書架の中上健次コーナーです。
3回前のブログに掲載した、中上健次を相当読み込んでいる「べじた坊」の石垣さんに送るために撮った1枚です。
上段の本の前にあるのは、中上の生地であり幾多の小説の舞台にもなった紀伊半島新宮市で毎年2月に開催される「火まつり」において男衆が手に持つ、松明(たいまつ)のミニチュアです。
実際に「火まつり」で使われる本物の松明もあります。
どちらも妻と新宮を訪ねた時に、新宮市観光協会の方から贈られたものです。
12月に投稿した以下のブログ。
http://www.wadaryu.com/blog/archives/701.html
この時取り上げた、女優やまおきあやの舞台「殊類と成る」が、このたびDVD化されました。
どうしても行けなかった私は早速本人に連絡をして注文。
すぐに届いたDVDを、包装を解くのももどかしく会社の事務所のノートパソコンで再生し、やまおきあやが躍動するその舞台に大いに心打たれたのでした。
そしてもうひとつ感動したのが彼女直筆の手紙の封筒。
写真の左ですが、分かりますか。
そう、「和田龍」と書いてあるのです。
実はこれ、やまおきあやが「肌画」と呼ぶ、彼女が即興で描くボディペイントなのです。
普段は差し出された腕や手の甲に彼女がすいすいと筆を運び、文字通り「肌画」が描かれていくのですが、最近は「肌」に留まらず、例えば「酒縁女優」の呼び名に相応しくお酒のラベルデザインも手掛けるようになりました。
そんな彼女が、私が知り合うきっかけにもなった「官能小説『花鳥籠』朗読会」を、7年ぶりに吉祥寺の「居酒屋Kon」で6月28日に開催するとの事。
興味がある方はアクセスしてみてくださいね。
妖艶さに虜になること請け合いです。
新型コロナによる規制が少しずつ解け、映画館での上映も再開され始めた中、「AKIRA」を22年ぶりにスクリーンで観るために、平日の最終回に近くのTOHOシネマズ上田まで足を運びました。
人気(ひとけ)の少ないガランとした静かなロビー。
チケットを買って館内に入ろうとすると、モギリ(古い?)の女性はフェイス・シールドにビニール手袋の完全装備。
差し出したチケットを受け取ることもせず一瞥だけすると、言葉もなく目の前のデジタル温度計で熱を測れと促します。
温度計がうまく作動しないでいると、ようやく小さな声で「少し後ろに下がってください」と促し、「36.2」の数字を確認すると黙って自分のブースに戻ります。
この状況下で接触を避けようとする気持ちはよく分かります。
とてもよく分かるのですが、感情の交流が途絶えた別世界に来たような違和感は拭えません。
これからどんどんこのような無機質なシーンが増えるのでしょうか。
そんな複雑な思いを抱きながら、座席に腰を落ち着けました。
ちなみに観客は私を含めて5人でした。
そしてそして、「AKIRA」は凄かった!
22年という時間を感じさせない圧倒的な映像美とストーリー展開。
そして「4K」によるビジュアルと音の驚くべき迫力。
まさに大友節全開の傑作でした。
それにしても1988年に公開されたこの映画。
2019年のネオ東京を舞台に、2020年に開催予定の東京オリンピックが開催不可能になるという、あまりに現在を予知し抜いた舞台設定にも鳥肌が立ちますよね。
私はDVDも持っていますが、「4K」版を映画館で観てよかったとつくづく思いました。
そして興奮した勢いで「ブルーレイ 4Kリマスターセット」まで注文してしまいました。
写真は2012年に開催された「大友克洋 GENGA展」(これも凄かった!)に展示されていた、映画に登場する「金田バイク」のレプリカです。
昨夜久々に訪れた、長野市の銘酒居酒屋「べじた坊」。
日本酒担当の石垣さんとは様々なジャンルで話が合い、カウンター越しに尽きることなく語り合う毎回です。
今回のテーマは「中上健次」。
私が敬愛する小説家、中上健次を石垣さんがお店のブログで何日にもわたって取り上げていて、私が思わず反応してメッセしたのが昨日の午前中のこと。
それから何回かSNS越しに中身の濃いやり取りをし合ったのち、「続きを話しにきました」とお店を訪問したのが半日後の夕方でした。
カウンターに座るやいなや、中上健次のこと、さらにはそこから派生するさまざまな小説や音楽の話題で石垣さんと花が咲きます。
それにしても石垣さんの博識ぶりといったら。
そしてその間にお任せで次々にグラスに注がれてくる日本酒は、石垣さんセレクトの、どれも珠玉といっていい一杯です。
さらには、お料理を担当されている若林さんの心のこもった酒肴の数々が並び、会話とお酒に彩(いろどり)を添えます。
思えば、このお店のカウンターで知り合った多くのお客様と、今もご縁が繋がっていたりもしています。
「べじた坊」。
酒と料理と人の魅力に酔うことができる素敵な空間です。
石垣さん、若林さん、またお伺いしますね。
水曜日の夜の楽しみがひとつ増えました。
21:00からNHK-BSで放映されている「刑事コロンボ」。
子供の頃から大好きで、DVDも原作本もすべて持っているのだけれど、NHKの再放送を観るという行為は放映当時の思いを彷彿とさせてくれて、これまた格別です。
水曜日の夜は極力21:00までに仕事も食事もすべて済ませて、襟を正してテレビの前に座るようにしている毎回です。
昨夜は第8話「死の方程式」。
この作品も何度も観ていて、映像の細部やクライマックスのセリフまで覚えているのに、まったく飽きることのない「コロンボ」のこの魅力は何なのでしょう。
第3作「構想の死角」の監督が、これがデビューとなるスティーブン・スピルバーグだったり、「悪の温室」と「溶ける糸」の犯人役がそれぞれジョン・カサベテスやレナード・ニモイ(「スタートレック」のミスター・スポック)だったり・・・スタッフやキャストの豪華さ・話題にも事欠きません。
ちなみにレナード・ニモイが来日した折、当時浪人生だった私がたまたま訪れた新宿の紀伊国屋書店で、ばったり遭遇。
あまりの興奮で卒倒しそうになりました。
その時もらったサインは大切に書架にしまってあります。
テレビ番組でもう一題。
テレビ東京で不定期に放映されている「ハイパーハードボイルドグルメリポート」。
これが滅法面白い。
番組のディレクターが単身、世界の危険地帯や、世界で危険な仕事をしている人物のもとへ赴き、そこで生きる人々がどんな食事をしているか、そして「食」を通して彼らがどのように生きているかを綿密に取材した圧巻のドキュメントです。
さらにはテレビでは放映できなかった未公開取材をまとめた同タイトルの書籍「ハイパーハードボイルドグルメリポート」も出版され、ページをめくり始めるとあまりの面白さに時間も忘れて一気読みです。