とある日曜日、仕事が一段落したところでふと思い立ち、妻を乗せて車を松本市の隣の山形村へ走らせました。
目指す先は「そば処 木鶏(もっけい)」。
お店とご主人の塙(はなわ)さんとの出会いは以下の過去ログの通り。
http://www.wadaryu.com/blog/archives/493.html
今回はその時以来の訪問です。
店内に入った瞬間の凛(りん)とした空気は変わりません。
その向こうで、塙さんが熱心に蕎麦に向かっています。
目が合った瞬間、すぐに分かって下さった時の嬉しさといったら。
心躍らせながらカウンターに陣取ります。
このお店のウリはもちろん蕎麦と、もうひとつが「ギタロウシャモ」。
そのどちらも味わおうと、大もり蕎麦とミニ木鶏丼(親子丼)の両方を欲張って注文。
塙さんの仕事を見ながら出来上がりを待ちます。
やがて届いた十割蕎麦と親子丼。
まずはお勧めに従い、十割蕎麦に塩を振ってひとくち。
お蕎麦の繊細な甘みと旨みとが口の中いっぱいに広がって、思わず「旨い!」
続いて食べた木鶏丼の、プリプリの弾力と噛みしめた時の肉の味わい、そして卵とタレの美味しさに、こちらも「旨い!」
おそばに付いた山葵やそばつゆやそば湯まで堪能し尽くして、器はあっという間に空っぽになりました。
まだまだ食べられるぞ、と思っている横から、妻は追加でデザートを注文。
塙さんや、隣に座ったお客様との楽しい会話もご馳走に加わって、素敵な午餐のひとときは過ぎていくのでした。
ひとつだけ残念だったのは・・・車でなければ目の前の冷蔵庫にズラリと並んだ日本酒が飲みたかった!
「そば処木鶏」。
松本山雅のホームグラウンド「アルウィン」から車で数分の、魂のこもったお蕎麦の名店です。