「登水(とすい)」、美山錦の純米酒も搾れて参りました。
やはり感動の瞬間です。
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登水(とすい)上槽間近
写真:発酵途中の「登水」のもろみ
「登水(とすい)」が間もなく上槽(お酒を搾ること)を迎えようとしています。
アルコール度数が16度台まで上昇し、日本酒度も切れ(甘口から辛口に推移すること)、ほどよい酸も乗って参りました。
あとはバランスを見ながら目標とする数値を見極め、搾るタイミングを計るのみです。
昨年までは醸造アルコールを添加していた山田錦の「登水」も、今年は美山錦同様、装い新たに「純米酒」として登場します。
また例年通り、最初の数ヶ月は「生酒」として限定販売も予定しています。
さて、どんなお酒が出来上がってくるでしょうか。
乞うご期待下さい。
高見沢俊彦ワイン
慌ただしい毎日が続いています。
時間がなくて、今回は短いブログでお許し下さい。
1月15日のブログの文末にも書いた、我が社の事務所に並んでいる不思議なもの、その2。
THE ALFEEの高見沢俊彦さんのお誕生日ワイン。
私が日頃からお世話になっている、高見沢さんの衣装を担当した方から頂いちゃいました。
もったいなくて飲めずに飾ってあります。
ま、瓶だけでもいいんでしょうけどね。
土佐での晩酌
出張で高知へ行って参りました。
これまで四国で他の3県は訪れた事があるのですが、高知県は今回が初めて。
そんな期待も込めての訪問でした。
滞在中の楽しみは当然ながら酒と食事。
土佐鶴、司牡丹、酔鯨・・・豪快な飲みっぷりで知られる高知県民に愛される地酒は、どれもすっきりと飲みやすい、まさに量が進む味わいのお酒です。
そして高知名物皿鉢(さわち)料理。
大皿にどーんと盛られた数々の料理は、まずその豪快さに驚かされます。
私が伺ったお店の皿鉢料理は全部で3皿構成。
まず、鰹のたたきをはじめとした刺身の盛り合わせの皿がひとつ。
次に、焼き物、練り物、揚げ物、甘味などなど、様々な料理が所狭しと乗ったお皿がひとつ。
さらに、押し寿司や巻物など、寿司が盛り込まれたお皿がひとつ。
これらがテーブルからはみ出さんばかりに置かれました。
その中で私が感動した料理をいくつか挙げます。
まず生ものでは、鰹ももちろんでしたが、ウツボの刺身。
高知県では日常的な魚だそうですが、鶏肉にも似た、淡白の中にも旨みが詰まった味わいと弾力のある食感は、初めての体験でした。
続いて、青のりの天ぷら。
日本一の清流と言われる四万十川の名物ですが、その香ばしさはまさに天下一品。
天ぷらに揚げる事によってその風味が倍増しています。
そしてもう一品。
皿鉢料理とは別に出てきた鯨の鍋物。
もともと私は鯨が大好物なのですが、刺身ではなく鍋で食べるのは初めての経験でした。
特にホンガワと呼ばれる、皮の部分とその下の脂肪が併さった部分のプリプリの食感には思わず唸ってしまいました。
そしてそこに合わせた「土佐鶴」の熱燗。
もう止まりません。
最初は小さなお猪口だったのがぐい飲みに替わり、そしていつの間にかグラスに・・・。
土佐の名物料理に土佐の地酒、男女を問わず酒豪で知られるこの土地の食文化を存分に堪能したひと晩でありました。