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あ、うんの呼吸

2012.09.29

先日、馴染みの海鮮処で一杯飲もうとひとり暖簾をくぐったところ、カウンターの数席を除いて店内は満席で大賑わい。
2階のお座敷も大入りの様子で、8時半過ぎだというのに宴席のお客様が次から次へと入ってきます。

私はとりあえずカウンターの片隅に腰を落ち着けてお燗を注文しました(私は夏でもお燗大好きなのです)。

さて、肴は何を頼もうかとメニューを見ている間にも、他のお客様からのオーダーが引っ切りなしに入り、団体のお客様の料理とも重なって、つけ場に立つご主人も厨房の中もまさに戦争状態。
私は一旦メニューを置いて、ご主人の慌ただしさが一段落するまでお酒をちびちびやりながら、ゆっくり待つ事にしました。

それでも慌ただしさは一向に収まりません。
今日はこの徳利を一本飲んだら帰ろう、それが私がご主人に対して出来る気遣いだから、そう思っているところに、唐突に頼んでいない「子持ち鮎の塩焼き」が運ばれてきました。
思わずご主人を見ると、笑顔で「食べて」とだけ告げて、また黙々と包丁とまな板に目を戻します。

小一時間経ち、ようやく店内が落ち着いてきたところで、私はお寿司をつまんで大満足、お支払いを済ませようとしたところ、ご主人がつけ場から出てきました。
「子持ち鮎は私から。いい鮎が入ってさ。それに和田さん、俺の手が空くのを待っていてくれるの分かってたからさ、これは何が何でも食べてもらわなきゃと思って」

ああ、やっぱり分かっていて下さったんだなと、思わず嬉しさが込み上げてきました。
こんな「あ、うん」の呼吸も馴染みのお店ならではの醍醐味と、帰り道ひとり噛み締めた、そんな心地よい夜でした。

「見つけました」

2012.09.24

時折入るメールで嬉しいのが、「和田龍」と同姓同名、あるいはほぼ同じという方からのお問い合わせやご注文です。

かくいう我が社の社名も創始者の「和田龍太郎」から取ったもの。
ですから「名前で検索していたら偶然見つけました」というご連絡には、親近感とともに嬉しさで、そのつど心躍らせています。

中には同姓同名がきっかけで、ご家族ともども何十年ものお付き合いになる方もいらっしゃいます。
その方とは今でも何かに付け連絡を取り合っています。

また最近は、お子様のお名前がほぼ一致しているというご両親からのお問い合わせやご注文が多く、そういう時はお子様へのプレゼントを兼ねて、名前の入ったラベルとかちょっとした小物を入れさせて頂くこともあります。
お子様が20歳になった時に「和田龍」でカンパイして頂けたら嬉しいですよね。

そうそう、この春には、大学卒業の折にわざわざ高速バスに乗って弊社を訪ねてきてくれた和田君(同姓と謳っちゃっているからイニシャルにしなくてもいいよね)、本当に嬉しかったです。
しかも初給料でご両親への贈り物に「和田龍」を選んでくれて、そしてその写真まで送ってくれて、その気持ちにただただ感激しました。

また先日も、ご子息さんのお名前が「和田龍」繋がりという事で、数年ぶりに顔を出して下さった県内の和田様、もちろんしっかり覚えていましたよ。
「和田龍」の存在を思い出して下さり、ありがとうございました。

このようにお酒を通じてご縁が繋がる時、この仕事をしている醍醐味をしみじみと感じて、感謝する毎回です。

「カンパイFES 2012」無事終了!

2012.09.16

昨夜、長野県下一斉に「カンパイFES 2012」が開催されました。

ルールは至って簡単。
9月15日午後7時ジャストに信州地酒でカンパイしよう!ただそれだけ。
この瞬間のために、今年も長野県下からたくさんの飲食店・旅館・ホテル、そして一般参加者の皆様が事前登録して下さいました。

ちなみにこれまでの結果は、第1回の一昨年は約6,000人。
第2回の昨年は、目標の10,000人をついに突破。
さて、今年は何人の方が同時カンパイして下さるでしょうか?

今年の本部会場は、松本市美ヶ原温泉「ホテル翔峰」。
私も設営部隊としてこちらに待機です。

そしていよいよ迎えた午後7時。
開場へ駆けつけて下さった大勢のお客様が息を飲む中、NTTの時報が7時ジャストをコールした瞬間、場内は「カンパイ!」の声とグラスの音の嵐!

しかし我々設営側は浮かれている間もなくすぐに別室に移動し集計作業に入ります。
登録して頂いた飲食店・旅館・ホテル1軒1軒に電話を入れ、人数の申告をお願いします。

さあ、そして午後8時過ぎ、ついに集計結果が出ました。

15,036人!!!

感動の数字です。
長野県一斉にこれだけの皆さんが信州の地酒でカンパイをして頂いたと思うと、まさしく鳥肌が立つ思いです。
ご協力して下さった15,036人の皆様にはただただ感謝の気持ちでいっぱいです。

そして今年は長野県の「東信・北信地区 vs 中信・南信地区」ダービー、更にはそれに勝利した地区から来年度の開催開場を抽選で選ぶ抽選会という企画も行なわれました。
詳しくは「信州醸熱和酒の会」HPをご覧下さい。

 http://jyouwa.exblog.jp/

もうひとつだけ。
今年は「カンパイFES」の趣旨に賛同して下さった東京の居酒屋8軒も、同時刻に信州地酒でカンパイしてご協力頂いたことを付記しておきます。

信州地酒はこれからも熱い!

秋のイベント3題

2012.09.08

今日は秋のイベントを3つご紹介させて下さい。

まずは、秋の風物詩「ひやおろし」が9月9日から長野県下一斉に発売されます。
冬に搾った純米酒をじっくりとひと夏越して寝かせ、円熟味が頂点になったところで出荷される「ひやおろし」。
この季節ならではの味わいです。
弊社の「登水(とすい)・ひやおろし」もまろやかに、そして熟成豊かに仕上がりました。
おいしい秋の味覚とともにぜひお試し下さい。

続きましては、9月15日(土)開催の「カンパイFES 2012」。
今年3回目を迎えるこのイベント、趣旨は「長野県同時に信州地酒で一斉にカンパイしよう!」といういたってシンプルなもの。
本年は9月15日19:00の時報に合わせて、県内一斉に「同時カンパイ」が行なわれます。
昨年は目標の10,000人を越え、今年は更なる盛り上がりを見せています。
詳しくは以下へアクセス!
長野県の皆様はぜひご参加下さい。
そして長野県外の皆様もぜひお目通しをお願いします。

 信州醸熱和酒の会 http://jyouwa.exblog.jp/

そしてもうひとつ、9月22日(土)~23日(日)に小諸市で行なわれる「大黒祭」(だいこくまつり)。
このブログでもたびたび登場の「JAP工房」(ロックバンドや映画の衣装・シルバーを製作し、最近では「カゴメ「野菜生活」のAKB48の全員の衣装を担当)が中心となり開催されるこのお祭りは、「人のこと、生きること、地球のことを考えよう」をテーマに、2日間に渡り多彩なイベントが繰り広げられます。

・4つの野外ステージでの「音楽祭」
・ものつくりフェア
・子供と大人のための「ワークショップ」
・ライブペインティング
・新鮮野菜の直売会
・フリーマーケット
・森でキャンプ
・フードコーナー
etc.

ちなみに弊社も全面協力しています。
詳しくは以下のインフォーメーションへ。

http://blog.livedoor.jp/geisin/

以上の3題、よろしくお願い申し上げます。

「大長野酒祭り」レポート

2012.08.08

前々回の当ブログでもご案内した、8月5日(日)に東京四谷で開催された「大長野酒祭り~2012 in 四谷~」。
灼熱の暑ささえ吹き飛ばすものすごい熱気の中で無事終了致しました。

当日ご来訪頂いたお客様の総数は約500名。
私がブースを構えた四谷三丁目「酒徒庵」でも、オープンの14時からクローズの19時まで立錐の余地もないほどの混雑が途切れることなく、用意したお酒が次々と無くなっていきました。
そんな中で多くのお客様とお話ししながら、今回もたくさんの元気と勇気とを頂戴しました。

思いも掛けないお客様との再会も果たせました。

「長野の酒メッセin東京」で知り合い、毎年弊社のブースで楽しい会話に花を咲かすご夫妻の奥様は、当日朝のメールで「これから四谷の大長野酒祭りに行ってきます」と呟いただけなのに、それから数時間後わざわざお越し頂いて、ブースで声を掛けられてびっくり、そして感動。

また、しばらく前に東京からご来社頂いた3人組のおひとりの女性。
あの時は大いに話が弾んで、試飲して頂きながら楽しい会話で仕事そっちのけの約2時間。
その晩は私がご紹介した居酒屋さん2店にわざわざ足を運んで頂いたそうです。
思いも掛けずその女性から声を掛けて頂いて、あの日の楽しかった時間が改めて蘇ってきました。

おひとりおひとりにお酒を振る舞いながら、お酒を通じての出会いや感動を噛み締めているうちに、気が付いたら本当にあっという間の5時間が過ぎていて、最後はお客様と一緒に乾杯!
真夏の暑さに負けない灼熱の一大イベントは幕を閉じました。

東京のど真ん中で信州地酒のためにこのようなお祭りを企画・開催して頂いた居酒屋9店の皆様、そしてわざわざ足を運んで下さったお客様の皆様に、改めて心より感謝申し上げます。
来夏もまた四谷でお目にかかりましょう。

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