記事一覧

気力充実

2018.06.15

ファイル 623-1.jpgファイル 623-2.jpgファイル 623-3.jpgファイル 623-4.jpgファイル 623-5.jpg

1枚目:「利き酒選手権」の様子
2枚目:酒舗清水屋「大利き酒会」終了直後。
    写真中央がオーナーの小山英浩さん。
3枚目:笑四季酒造株式会社
4枚目:元坂酒造株式会社
5枚目:清水清三郎商店株式会社


週末から翌週に掛けて過密ではありましたが充実した毎日でした。

土曜日。

「アマチュア利き酒選手権上田予選会」兼「上田地酒の新酒を呑み尽くす会」開催。

定員の50人は、上田市内外から多くのお客様が参加して下さり、予約で満席。
まずは「アマチュア利き酒選手権」からスタートです。

2つのテーブルの6種類のお酒を、各5分ずつ利き酒してマッチングさせる形式で競い合うこの選手権は、1位・2位は県大会へ出場。
さらに県大会で優勝すると全国大会へと進めます。
ちなみに上田市からは過去に2人、全国大会優勝者!が出ています。

利き酒が終了して採点をしている間に「上田の新酒を呑み尽くす会」が始まりました。
各社の限定酒と美味しい料理がテーブルに彩を添えます。

そして宴たけなわとなったところで、いよいよ結果発表。
今年は何と1位が4人!
ジャンケンで県大会を決めて頂く、レベルの高い接戦となりました。

日曜日。

小海町と佐久市に2店舗を展開する酒舗清水屋さん主催の、毎年恒例の「大利き酒会」。

清水屋さんとお取り引きがある酒造メーカー各社が全国から集まります。

この会の特徴は、参加されるお客様は「マイ猪口」を持ってくる事。
皆さん心得たもので、お酒を注ごうとすると、その手元の華麗なお猪口に感嘆の声を出してしまう事もしばしばでした。
旧知の方、初めてのお客様、皆さんと会話が弾んであっという間の4時間でした。

月曜日~火曜日。

早朝から、長野県酒造組合青年部に当たる「若葉会」の研修旅行。
ちなみに私は万年旅行幹事で気が抜けません。

今年の見学先は

・笑四季酒造株式会社(銘柄「笑四季(えみしき)」)
・元坂酒造株式会社(銘柄「酒屋八兵衛」)
・清水清三郎商店株式会社(銘柄「作(ざく)」)

以上の3蔵でした。

どの蔵元も、設備や製造技術ももちろんですが、各々が持つポリシーやストーリーが非常に明快かつ簡潔で、自分たちが進むべき方向をしっかりと見定めている姿勢に大いに刺激を受けて帰って参りました。

さあ、気力充実。
これからも頑張るぞ!

サラのコトノハ本舗 15周年

2018.05.19

ファイル 619-1.jpgファイル 619-2.jpg

上:参加者全員での集合写真
下:蔵元の集合写真(中央で横たわっているのがサラさん)


「サラのコトノハ本舗」15周年記念パーティに行って参りました。

「サラのコトノハ本舗」。
日本酒をこよなく愛するイラストレーターのサラさんが営むショップで、多くのファンに囲まれながら今年15周年を迎えたのです。

http://sarahpanda.ocnk.net/

サラさんのイラストは、愛くるしいパンダや動物たちがモチーフととなり、時にはそこに素敵なひとことが添えられて、とりわけ日本酒愛好家や多くの地酒専門店・蔵元から絶対なる支持を得ています。

かくいう私も、数年前にとある酒場でサラさんと初遭遇してからは、彼のお人柄と作品にぞっこん。
そうしたら、しばらくしてサラパンダが「和田龍登水」を抱えているイラストを送ってきて下さったのです。
このイラストは当社の店頭で、今日もご来店頂くお客様をお迎えしています。

さて、パーティ当日。

会場の「Alice Tokyo 日本橋」に集まったのは、あっという間に定員に達したサラ・ファンの皆様と、サラさんから直接お声掛け頂いた25社の蔵元の、約100名。

そこに、サラパンダTシャツとサラパンダ前掛けを身に付けたサラさんご本人が登場し、まずはご挨拶。
そのあとは早速カンパイとなり、酒宴が始まりました。

会場が用意したビールやワインもあるのだけれど、お客様が飲むのはもっぱら25蔵から事前に持ち込まれた日本酒がメイン。
テーブル間でお酒が交換されて、どんどん次の日本酒が回ってきます。

途中、各蔵の自己紹介もあったりして、宴会はどんどんヒートアップ。
私も会話に夢中になるあまり、お酒だけをぐいぐい呷り、食事は何も口にできないまま(笑)。
そうこうしているうちにあっという間の2時間が過ぎていきました。

お開きのあとは全員で記念撮影。
名残り惜しむように皆が会場をあとにしたのでした。

サラさん、15周年本当におめでとうございます。
そして今日は呼んで下さって大変光栄でした。
これからも益々のご活躍をご期待申し上げております。

イベント2日間

2018.05.11

ファイル 618-1.jpgファイル 618-2.jpeg

下の写真は原商店 原有紀さんご提供


今週、東京で2日続けてイベントに参加してきました。

5月8日(水)。
大塚の地酒屋こだまさん主催による「長野10蔵の会」を水道橋「海山和酒なるたか」さんにて。
当社は3年前から参加させて頂いています。

こだまさんのHPより当イベントの案内文を抜粋します。

「いわゆる有名な蔵はひとつもありませんが(笑)10蔵すべてが僕にとって誇りであり、扱わせていただくことを光栄に思っています。今回はそんな10蔵から蔵元や杜氏を一堂に迎えての会を開催します。」

おかげさまで今年も早々に満員御礼との事で、ありがたい思いでいっぱいです。

この会の特徴は、10蔵が3本の酒を抱えて、15分ずつ各テーブルを回って歓談すること。
そこに「なるたか」さん厳選の魅惑の料理が彩りを添えます。

どのテーブルでも様々な話題で盛り上がって、15分なんてあっという間。
後ろ髪を引かれる思いで次のテーブルへ移る、その連続です。
すべてのお客様をお見送りした時、時計の針は11時を指しておりました。

翌日5月9日(水)はグランドプリンスホテル高輪にて、毎年恒例の「長野の酒メッセ in 東京」。

今年から、業界関係者様の第1部と、一般来場者様の第2部との2部制です。

開会の13:00から閉会の20:00まで7時間の長丁場。

今年もブースにはお客様が途切れることなくお越しになり、妻とふたりでお酒を注ぎながら喋りっぱなし。
お酒も1滴残らずきれいに無くなりました。
計算すると、ざっと1,000杯以上お酌をした事になります。

わざわざ当社のブースに足を運んで下さった皆様、本当にありがとうございました。
昼食抜きである事、声が枯れて出ない事も忘れて、楽しく過ごせた素敵な時間でした。

2日間続けて、お目に掛かれた皆様に心から感謝です。

恩人を訪ねる

2018.04.13

ファイル 614-1.jpg

今から10年ほど前。
当社が東京エリアに進出するきっかけを作ってくれた恩人のひとりが、写真の齋藤哲雄さんです。

その時、齋藤さんは都内の有名地酒専門店の番頭でした。

酒質には厳しく、しかし心はあたかかく、いつも多くのご指導や未来へのビジョンをご提案下さる姿勢は、当時も今も変わりません。

しかし突如、齋藤さんを生死の堺をさまよう大病が襲いました。

長いこと面会も許されず、業界関係者で作る「齋藤さん応援団」に私も加わって、ただただ回復を待つ日々でした。

そして我々の期待に応えて、齋藤さんは帰ってきました。

「日本酒の世界に戻りたい」
齋藤さんが生きる支えとした信念がそれでした。

そして齋藤さんはその夢にさらに一歩近付くために、自身で小売酒販免許を取り、会員制酒販店「革命君」をオープンします。

商品は発送のみで基本的に来店客を見込んでいないゆえ、別称「秘密基地」と呼ばれるこの小さな店舗には、齋藤さんがセレクトした日本酒が最高の状態で管理された数機の冷蔵庫と、宅配便を作るスペースと、事務用のテーブルがあるだけですが、齋藤さんの情熱は溢れんばかりに詰まっています。
そして、そんな齋藤さんの復帰を待ち侘びた飲食店の方々からの注文が日々舞い込んできます。

そんな齋藤さんの生きざまは、テレビ東京のドキュメンタリー番組「生きるを伝える」でも放映されました。

今も齋藤さんは病気の後遺症と闘い、通院を繰り返しています。
でも齋藤さんと話すと、日本酒を生涯の仕事と出来た喜び、そして生きている喜びがひしひしと伝わってきて、私も頑張ろうという勇気と元気をいつも頂けるのです。

写真は先週「秘密基地」へお伺いした時の1枚です。
話が尽きず、あっという間に数時間が過ぎていきました。

私の大恩人、齋藤さん。
これからもよろしくお願い致します。

バースデー・ヴィンテージ

2018.03.23

ファイル 611-1.jpg

娘が大学院を無事卒業・就職したのをお祝いして、長男も交えて家族4人で食事をしました。

ハレの日に20年以上通い続けているレストランを予約する際に、今回は娘のお祝いである事を告げると、前日にシェフから電話が掛かってきました。

「娘さんは何年生まれ?」
「平成6年です」
「そう。分かった」

いつもの朗らかな明るい声の電話が切られたあと、一体シェフはどんなサプライズを用意して下さるのだろうと考えると、思わず胸が高鳴ります。

そして当日。
テーブルに着いた我々を笑顔で出迎えて下さったシェフから開口一番。

「おめでとう!今日は娘さんの生まれ年のワインを用意させてもらったからね」

見ると、ワインバスケットに乗っているのは、ボルドーはサン・テミリオン地区の極上の1本「シャトー・マグドレーヌ1994」。

こんなに素晴らしいワインの、しかも娘のバースデー・ヴィンテージをわざわざご用意頂いたシェフのお気持ちに、感激することしきりです。

ワインはしっかりデカンタージュされ、今回リクエストしたシェフのスペシャリテ「子羊のパイ包み マリアカラス」と一緒に、時間を掛けてゆっくりと楽しませて頂きました。

気が付くとあっという間の3時間。
ワインのエチケットはきれいに剥がしてもらい、娘が記念に持ち帰りました。

素晴らしいお料理と素晴らしい空間と、そして魅力あふれるシェフの人間性を今回もたっぷりと堪能した、至福のひとときでした。

ページ移動