写真:最前列右が大将。そのうしろが由貴さん。
東京日本橋小舟町「すし雅遊」。
江戸前を誇るこの名店で、先週の土曜日、「酒宴 雅遊 《和田龍の会》」を開催して頂きました。
このお店とは素敵なご縁で繋がっています。
繋げて頂いたのは、大将のお嬢様の由貴さん。
実はこちらの大将の握りに感銘を受けたのは今から10年以上も前になります。
その味に惚れて折に触れ通っていたのが、いつの間にか足が遠のいてしまったのは私の不徳の致すところです。
時を経て数年前。
グランドプリンスホテル高輪で開催された「長野の酒メッセ in 東京」に出展していた当社のブースに、会もお開きになろうとする頃、ひとりの女性が訪れました。
実はその女性こそ、大将のお嬢様の由貴さんでした。
もちろん由貴さんも私も、ここではお互いの存在を知る由もありませんでした。
そんな由貴さんから会社にお電話を頂いたのは翌日の午前中でした。
聞けば、由貴さんが帰宅されたあと、お父様である大将に「和田龍登水」というお酒がとても美味しかったと伝えたところ、「それは俺のお客様だ!」と大将が大層驚かれ、それを聞いて由貴さんはすぐに私にお電話を下さったとの事でした。
あまりに不思議で素敵な再会に感銘を受けた私は、移転して新しくなったお店をすぐに訪問し、久々に会う大将の笑顔に胸を熱くしながら、大将の握る極上の寿司をその夜、久々に堪能したのでした。
そして頂いたのが、今回の「お酒の会」のお話です。
由貴さんからは、このお店で初めてとなる日本酒の会は、ぜひ奇跡的なご縁で結ばれている「和田龍」で開催したいという、涙が出るようなお言葉を頂きました。
そのお気持ちに応えようと、当日は他の予定をキャンセルして、お店に飛んでいきました。
そして始まった「和田龍の会」は、約20名のあたたかなお客様に囲まれ、楽しい会話と、大将の秀逸なお料理や握りと、そして由貴さんが作り出す心地よい空間の中で、あっという間に過ぎていったのでした。
当日ご参加頂いた皆様、大将、そして由貴さん。
本当に素晴らしい機会を与えて下さり、ありがとうございました。