2022.09.17
妻がBSで、20年前に放映された大好きなドラマ・シリーズ「相棒 シーズン1」を観ていた時のこと(この10月からは「相棒 シーズン21」がスタートします)。
フレンチ・レストランのメニューが大写しになりました。
「この値段ってどうなの?」
そう聞かれて、妻が携帯で撮ったそのワインリストを見たところ・・・。
「ロマネ・コンティ 1995 375,000円」
ええっ!
驚いたのは高いからではありません。
安すぎるのです。
ブルゴーニュ・ワインの最高峰「ロマネ・コンティ」の、しかも当たり年の「1995年」。
今は高い安いという次元以前に、その希少性ゆえに、まず入手できません。
数少ない世の在庫は世界中の愛好家やレストランが手持ちにしていて、市場には出回らないのです。
それに比べて、番組で映った値段はレストランでの提供価格ですから、入手はもっと安価だったはずです。
それにしても20年前とはいえ、この値段とは・・・。
まあ、このリストが実在すれば、の話ですが。
ためしに、すぐにネットで「ロマネ・コンティ1995」で検索してみました。
最安値 2,350,000円。
最高値 4,500,000円。
ただし最安値の2,350,000円でも、これで飛びついてはいけません。
問題はワインの状態です。
完璧な保存状態であったか、液面は目減りしていないか、信頼できるバイヤーからでないと、とても購入できません。
ちなみにネットでは「ロマネ・コンティ1995 空き瓶 98,000円」なんてのも販売されていて、驚くやら呆れるやら。
もし今、このレストランでこのメニューをこの値段で見つけたとしたら、仲間を何人か集めて即刻オーダーしているでしょうね。