2022.05.14
1枚目 妙高高原駅
2枚目 私が乗った車両。妙高高原駅にて。反対ホームの車両は妙高高原駅を起点とする「えちごときめき鉄道」の直江津行き。
3枚目 山あいの牟礼(むれ)駅
4枚目 長野駅のてんぷらそば
ゴールデンウイークの後半、半日時間が空いた私は、せっかくのフリーのひとときを何に使おうか考えた挙句、そうだ、大好きな電車に乗りに行こう、そう決めて愛読書の時刻表をめくり始めました。
たった半日、遠くへは行けない。
でもあまり混み合っているところにも行きたくない。
気軽にローカルな鉄道旅を堪能できるコースはどこ?
そうして選んだのは、上田駅から「しなの鉄道」の終点の妙高高原駅まで行って帰ってくる、片道約2時間のちっぽけな旅でした。
途中、長野駅で乗り換えて、妙高高原駅に着いたらすぐに折り返す同じ車両に乗って、また長野駅で乗り換えて上田に戻ってくる、ただただそれだけの電車旅でした。
でも、それがいいんだよなあ。
本を1冊持って、ボックス席の窓側に座って、電車の揺れに身を任せる快感といったら。
特に長野駅以北は、電車は悠然と自然の中を走り、時には川の清流の畔(ほとり)に沿い、時には山の谷間を走り抜け、そして思い出す頃に小さな駅にゆっくりと滑り込む。
視線は窓外に釘付けです。
そして改札の外に出たのは、妙高高原駅で帰路に着くまでの30分だけ。
でもゴールデンウイークの喧騒を置き去りにしたような、行き交う人も車もなく、ガランとした静寂の駅前ロータリーにたたずむ時間が、これまた快感だったのでした。
それと行きの長野駅で食べた立ち食いそば、美味かったなあ。