イラストレーターのサラさん。
日本酒業界では殊に名の知れた存在です。
ぐるぐる目玉のパンダ「サラパンダ」が「美味しいお酒をどうもありがとう」と日本酒を抱えているイラストは、サラさんの代名詞ともなっています。
そして当社の店頭にも、サラさんのイラストが何枚も彩り鮮やかに飾られています。
私がサラさんと出会って10年以上。
さまざまなシチュエーションで、数え切れないほどの時間と酒席を共にさせて頂きました。
日本酒のイベントで顔を合わすのはいつものこと。
東京の酒場で、隣を見たらサラさんがいた事もありました。
驚く私を「今頃気が付いたの?」とサラさんはからかいました。
四谷三丁目の名店「酒徒庵」を1日限定でジャックして「沙良庵」と名前を変え、サラさんが店長となって馴染みの客と蔵元を招き、酒宴を開いた事も1度ならずありました。
会がお開きになる直前に、我々蔵元が書いた色紙をオークションに掛けるコーナーは、いつも冷や汗ものでした(笑)。
サラさんの15周年を記念したパーティにお招き頂いたのも、とても嬉しかった思い出です。
出席した顔ぶれの多彩さに、改めてサラさんの人脈の広さを垣間見た思いでした。
上田を訪れたサラさんと上田の蔵元とで、深夜まで飲んで歌ったこともありました。
そして先日。
サラさんと私の共通の友人から送られてきたのは、サラさん制作の「2022 SAKE CALENDAR」でした(サラさんから直接でないところが何ともサラさんらしいです)。
カレンダーを1枚ずつ眺める私を驚愕させたのは、11月のイラストでした。
「和田龍登水」がそこにありました。
数多ある蔵元の中から「和田龍登水」を選んで描いて頂いた、そのサラさんの思いにどれだけ感激したか。
それが上の写真です。
パンダの両手には「和田龍登水」の、何と新旧のラベルが描かれています。
そしてパンダの頭の上には私が乗っています(笑)。
サラさん、本当にありがとうございます。
描いて頂いたイラスト、サラさんの思いとともに大切にさせて頂きます。
それでは、表紙に描かれたサラさんの名キャッチコピー「サケノメ!ニツポン!」と一緒に、今日も乾杯!!