2020.09.03
久々に駄本に出合いました。
駄本・・・中身の薄い期待外れの本。
書店であえて買ってみようと思った理由は、聞いたことがない賞の大賞を受賞していたのと、帯封に大好きな選考委員の激賞のコメントが載っていたから。
しかも某大手出版社だし。
私が甘かった。
面白かったのは型破りな主人公のひとりが登場する最初の数ページだけ。
そのあとはスカスカ。
プロットは甘いし、登場人物の描写は上滑りしているし、中身が薄いから斜め読みで十分理解できてしまう。
もう少し何かあるはずと期待しながらページをめくっているうちに、物語は大団円を迎えてしまいました。
クライマックスも甘い。
これ、本当に○○○○大賞っていうのを受賞したの?
まあ感じ方は人それぞれなので、私だけが穿(うが)った読み方をしていたのかもしれません。
すみません、僕は個人的にダメでした。
駄本でつらいのは、自分の書架に並べたくないこと。
かといって、それを人に差し上げる訳にもいかないし。
売るのも何だかなあ。
それも本を選ぶ醍醐味のひとつと言ってしまえばそれまでですが。