水曜日の夜の楽しみがひとつ増えました。
21:00からNHK-BSで放映されている「刑事コロンボ」。
子供の頃から大好きで、DVDも原作本もすべて持っているのだけれど、NHKの再放送を観るという行為は放映当時の思いを彷彿とさせてくれて、これまた格別です。
水曜日の夜は極力21:00までに仕事も食事もすべて済ませて、襟を正してテレビの前に座るようにしている毎回です。
昨夜は第8話「死の方程式」。
この作品も何度も観ていて、映像の細部やクライマックスのセリフまで覚えているのに、まったく飽きることのない「コロンボ」のこの魅力は何なのでしょう。
第3作「構想の死角」の監督が、これがデビューとなるスティーブン・スピルバーグだったり、「悪の温室」と「溶ける糸」の犯人役がそれぞれジョン・カサベテスやレナード・ニモイ(「スタートレック」のミスター・スポック)だったり・・・スタッフやキャストの豪華さ・話題にも事欠きません。
ちなみにレナード・ニモイが来日した折、当時浪人生だった私がたまたま訪れた新宿の紀伊国屋書店で、ばったり遭遇。
あまりの興奮で卒倒しそうになりました。
その時もらったサインは大切に書架にしまってあります。
テレビ番組でもう一題。
テレビ東京で不定期に放映されている「ハイパーハードボイルドグルメリポート」。
これが滅法面白い。
番組のディレクターが単身、世界の危険地帯や、世界で危険な仕事をしている人物のもとへ赴き、そこで生きる人々がどんな食事をしているか、そして「食」を通して彼らがどのように生きているかを綿密に取材した圧巻のドキュメントです。
さらにはテレビでは放映できなかった未公開取材をまとめた同タイトルの書籍「ハイパーハードボイルドグルメリポート」も出版され、ページをめくり始めるとあまりの面白さに時間も忘れて一気読みです。