2016.11.08
先週末は弔事が重なりました。
まず土曜日は大宮で、約20年前に亡くなった大親友を偲ぶ会でした。
当日は80歳を過ぎてますますお元気なお父様が参加され、30歳も若い我々と共に飲んで歌って(お父様はバリトンのソロリサイタルも開かれたセミプロです)語り合った半日でした。
親友が亡くなったあとも、あえて悲しみを表に出さずに、いつも笑顔で我々と接して下さる素晴らしいお父様です。
そのお父様が、親友の思い出話になると思わず涙が溢れ出るその姿を見て、我々が彼を決して忘れないことこそが何よりの供養だと改めて噛み締めたのでした。
翌日の日曜日は地元上田で、私が公私ともどもお世話になっている方のお父様のご葬儀でした。
私は朝からお手伝いで駐車場係。
3年前、私の父が急逝した際には、多忙を極めるこの方が「和田のためなら何だってやるからな」と涙が出るお言葉を頂き、事実父の葬儀まではこの方に電話をするとワンコールで出て下さり、当日は母と私のたっての願いで直会(なおらい・葬儀のあとの会食)の司会を快諾して頂いたのでした。
今回この方から直々にお手伝いの依頼の電話があった時、思わず「ご恩返しをさせてください」と叫んでおりました。
ご葬儀はご家族のお父様への愛にあふれた素晴らしい式でした。
近しい方のご逝去は本当に悲しい出来事ですが、何が大切か、何が必要か、そして欠かせぬ存在とは何なのか、いろいろなことを考え直させてくれる機会でもあります。