2015.09.26
写真上:「龍勢祭」の会場となる秩父の山並み。山の中腹に「龍勢」の発射台が見えます。
写真中・下:市が所有する「龍勢」製造所。製造期間中は大量の火薬を使うため一般の方は立入禁止です。
早朝にトラックで上田を出発して、埼玉県は奥秩父まで行ってきました。
毎年10月第2日曜日に秩父市(旧吉田町)で開催される「龍勢祭」。
その参加連のひとつ「和田若連」へお酒を配達するためです。
「龍勢祭」や、私が関わるようになった経緯は、以下の過去ブログをお読みください。
http://www.wadaryu.com/blog/archives/189.html
http://www.wadaryu.com/blog/archives/245.html
この日は「和田若連」が「龍勢製造所」で火薬詰めを行なう当番日。
その日を目掛けての訪問です。
閑静な秩父の山々のふもとで、「龍勢」作りに励む男衆の作業の音と話し声だけが響き渡ります。
この静かな山あいの一角が、「龍勢祭」当日は数万人もの観客で埋め尽くされる光景は圧巻です。
大量の火薬を詰めたロケットを15分おきに山の上空に向かって打ち上げる「龍勢祭」。
通常ならば消防法等の規定でまず認められないこのような祭事が今なお続いているのは、古くからの伝統の重みでしょう。
当日は私も「和田若連」の一員として、揃いの半纏とヘルメットを身に付けて参加させて頂きます。
連の皆様のご好意で「龍勢祭」に参加すること10数年、今年もこの日を指折り数えて待っています。