毎年恒例の「長野の酒メッセ」が今年も開催されます。
今年で実に18回目。
長野県のほぼ全蔵元が一同に会し、各蔵自慢のお酒をお客様に振る舞います。
日 時:10月18日(木)14:00~20:00
場 所:ホテル メトロポリタン長野(長野駅前)
入場料:1,500円(割引券で500円引き。当社にもあり)
ちなみに弊社も、悩んだ末に選んだラインナップを携えて皆様をお待ちしております。
さて、そんな「長野の酒メッセ」ですが、当日イベントも大詰めに差し掛かり、お客様の中にもかなりお酒が回り始めた頃、ブースに来られたお客様が発するお言葉で実はちょっとつらいひと言があります。
「何でもいいからちょうだい!」
これ、結構ヘコむんです。
大抵はかなり酩酊されたお客様がおっしゃるお言葉ではあるのですが。
もちろんお客様に他意はありませんし、歩くのも困難な程に混み合った会場で一杯でも多く飲みたいというお気持ちもよく分かります。
でも我々蔵元の立場で言わせて頂くと、自社のお酒ひいては日本酒の素晴らしさを分かって頂こうと、お注ぎする一杯一杯が真剣勝負です。
目の前のそれぞれのお酒の個性を楽しんで頂きたくて、全身全霊を傾けてお客様にご説明し、楽しんで頂いております。
そしてお客様から頂いたご感想やご指摘や、時には厳しいご意見も併せて、それが我々の血となり肉となっています。
そんな中で「何でもいいからちょうだい!」というリクエストは、裏を返せば、別にお前のところの酒でなくてもいいんだぞと言われている気がして、ちょっとだけ心が折れるのです。
すみません、今日はあえて僭越な事を言わせて頂きました。
だからって気負わないで下さいね。
フラリとブースに立ち寄って頂いて「これ下さい」と言って頂ければ、心を込めてお酒をお注ぎ致しますので。
ちなみにこの日の特別セミナー(13:00~)は、居酒屋ライターでお馴染みの太田和彦氏。
私もこっそり抜けて聴きたいくらいです。