2012.10.04
飛騨高山へ妻と行って参りました。
我々にとって高山は初めての訪問です。
私は知らない街をブラブラと散策するのが大好きなので、この日もホテルに荷物を置くやいなや部屋を飛び出し、小雨がそぼ降る高山の街をふたりで当てもなく歩き回りました。
それにしても高山は素晴らしいところですね。
古い町並みがしっかりと残されていて、そしてその良き景観と雰囲気とを残そうとする地元の方の気概がしっかりと伝わってきます。
入る店もすべて個性があり、買い物下手な私がついつい長居をしてしまうほどの居心地のよさでした。
そしてもうひとつ、特筆すべきは高山の街の喫茶店の多さです。
喫茶店フェチの私としては、これはもう感動モノでした。
まさに「道を歩けば喫茶店に当たる」状態。
そんな中で私と妻が選んだ1軒が写真の「レンガ」。
その趣(おもむき)のある外観は、お店に入ってもそのままでした。
入口のカウンターの奥にはレトロ感漂う小洒落たテーブルセットが並び、そして片隅にはさり気なく置かれた一時代前のコーヒーミル。
古き良き喫茶店の形がそのまま残っており、許可を頂いて写真を撮りまくってしまいました。
飲み物を頼んだあとは、オーナーの妙齢の女性としばし歓談。
彼女がこのお店をオープンしてから今日に至るまでの変遷を楽しい口調で語ってくれて、思わず時が経つのを忘れてしまうほどでした。
ちなみに翌朝、有名な朝市に出掛けてみたのですが、道中どの喫茶店も朝の7時から店を開けていて、思わず片っ端から入りたい衝動に駆られました。
まさに喫茶店天国。
夜の飛騨牛での夕食も含め、高山を満喫した初秋の訪問でした。