写真上:「GUILD UNIT」店内と店長のYUKIさん
写真下:愛用の革鞄
ゴールデンウイークのとある1日、ふらりと軽井沢へ行って参りました。
普段は車で行く軽井沢、でも今回のようなピーク時は別です。
駐車場さえ見つけられない大混雑を予想し、電車を利用して、それも上田から20分の新幹線ではなく、あえて在来線の「しなの鉄道」に50分揺られていくのが私の楽しみのひとつです。
小諸から軽井沢に分け入るにつれて広がる壮大な新緑、しかも左手には浅間山の雄姿、これらを眺めつつ軽井沢に向かうのがささやかな心躍るひとときです。
今回の目的は、このブログにも何度か登場したJAP工房の軽井沢店「GUILD UNIT」、冬の間は閉店中でしたがGWを迎えてオープンしたのを受けての表敬訪問です。
JAP工房は吉祥寺に本店を置く、シルバーアクセサリー、あるいは映画やロック歌手の衣装を手掛ける、ファンの間ではカリスマ的な存在としてつとに有名です。
現在進行形として、今年期間限定で再結成する聖飢魔Ⅱのすべての衣装とアクセサリーを手掛け、それに伴い本店では聖飢魔Ⅱの歴代衣装展を開催中です。
また先日13回忌を迎え、依然人気が衰えないX-JAPANのhideが愛用した目玉リングも、このJAP工房の手によるものです。
さて、軽井沢駅に降り立った瞬間、汗ばむ暑さに驚きながらも、旧軽井沢に向かって歩くこと20分。
渋滞でのろのろと進む自動車の列を横目に、真っ直ぐ歩くこともできない人の波をかき分けながら、旧軽ロータリーの少し手前に位置する「GUILD UNIT」に辿り着きました。
すぐに店長のYUKIさんが気がついてくれて、しばし話に花が咲きます。
と同時に、小さな店内に所狭しと並べられた今年のシルバーや衣類をひとつひとつチェックしながらYUKIさんの説明を聞きます。
ちなみに私が日頃愛用している革のカバンも、数年前にこのお店で見た瞬間気に入って買ったもので、それ以来愛用し続けています。
しばらく前、酔って自転車ごと転倒し、顔面打撲とともにカバンのふたが取れた時もすぐに元通りに修理して頂きました。
今回店内で私の気を引いたのは、新発売のウインドブレーカー。
黒地に刺繍が入っていて、この手の手持ちが少なかった事もあり、しばし逡巡の末購入してしまいました。
それ以外にも、JAP工房の新しいブランド「La Vie En Rose」の衣類、あるいは公式ライセンスを取って製作している数々の映画のシルバーやオリジナルのアクセサリーに目を奪わることしばし、楽しい表敬訪問の時間が過ぎていきました。
併設している喫茶店「Sin」で名物ピラミッドカレーを食べてお店をあとにし、もう一軒、これまた大のお気に入りの、旧軽井沢通り一番奥に位置する「茜屋珈琲店」を目指します。
それにしても旧軽通りの人の多い事といったら。
予想はしていたのですが、実際人の波に揉まれると、暑さとあいまって軽い目眩すら覚えてしまいました。
そうこうして辿り着いた「茜屋珈琲店」も凄い混雑を呈していました。
顔なじみのご主人やスタッフの方々も、この日ばかりは挨拶するのも憚られる忙しさです。
私は名物の長いカウンターの端に席を見つけ腰を落ち着けたのですが、次から次へとお客様の波は途切れる事なく、入口の大きな待ち合いテーブルはすぐにいっぱいになる有り様。
私が席を空ければ隣の空席も入れてふたり座れるだろうと、この日はくつろぐ事を断念してそそくさと席を立ちました。
帰り際、接客中のご主人の邪魔をしたくなくて、あえて声を掛けずに店を出たのですが、でもこちらのそういう気遣いをしっかりと理解し受け止めてくれるお店でありご主人だからこそ、ついまた通ってしまうんですよね。
JAP工房 http://www.jap-inc.com/