しばらく前の当ブログでも告知した酒のイベント「日本酒ええじゃないか第1回~上田の地酒ええじゃないか~」が昨夜、上田駅前のホテルにて開催されました。
このイベントは上田市内の酒販店の若手5名、その名も「上田利酒師五人衆」が立ち上げ、地元の若者にもっともっと日本酒の素晴らしさを知ってもらおうと開かれたパーティです。
記念すべき第1回は上田市内の蔵元の若手にお声掛け頂き、昨夜は私も含む3蔵がホストとして参加させて頂きました。
当日はやむを得ず参加できない蔵元も含めて、各蔵から提供された選りすぐりのお酒がズラリと並び、その光景は壮観でした。
パーティはあくまでも若手をターゲットという事で、従来の堅苦しいイメージから脱却するために会場はあえて立食。
そして会場の片隅にはレコードのターンテーブルと共にDJブースが儲けられ、生のDJが手掛けるポップなBGMが会場に華やかさを添えます。
午後6時開宴。
乾杯のあとはテーブルにズラリと並んだ日本酒が次々と開き、それぞれのテーブルで楽しい会話が弾みます。
そのテーブルの間を縫って、我々蔵元はお酌をしながら今日のお酒の説明をしたり、あるいはお客様とお酒談義で盛り上がったりと、お酒が取り持つ縁で一気に楽しい会話に花が咲きます。
途中、蔵元紹介があり、そのあとはDJタイムあり、五人衆のひとりが披露する爆笑マジックあり、さらには予定にはなかった若手の飛び入りカラオケタイムありと、従来の日本酒の会とは一線を画した楽しく賑やかな雰囲気の中で予定の3時間が一気に過ぎていきました。
そしてパーティのクライマックスは、乾杯の時のお酒が、今日並んだお酒のどれだったかを当てるティスティングの正解発表。
めいめいが自分が「これだ!」と思う酒の前に並んで、正解が発表された瞬間は大歓声が上がってのお開きのひとときとなったのでした。
このパーティがいかに成功したかは、テーブルに並んでいた何十本ものお酒が、パーティ終了後にはお客様がお持ち帰りになられてきれいに無くなっていたことからも伺い知ることができました。
今日ご来場頂いたお客様が、日本酒のおいしさや楽しみ方を、今まで以上に少しでも知って下さったとしたらこんなに嬉しいことはありません。
このイベントを企画し参加のお声掛けを頂いた「上田利酒師五人衆」の皆さんには、改めて心からの敬意を示すと共に、この場を借りて深く御礼申し上げます。
写真上:開場前に並べられたお酒の数々
写真下:ステージで自己紹介する「上田利酒師五人衆」