2/28の当欄でも記した通り、搾ったばかりの「登水(とすい)」を、本年度初めて、季節限定でフレッシュな「生酒」の状態で発売します。
「登水・純米酒」は、純米ならではの生クリームのようなふくよかな香りが漂い、キレある酸と柔らかな旨味とがバランスよく口中に広がります。
また「登水・吟醸酒」は、レモンやライムを思わせる柑橘系の香りが立ち昇り、フルーティで上品な味わいが舌の上で踊ります。
どちらも、それぞれの特徴をはっきりと主張した、飲み飽きしない個性あるお酒に仕上がっています。
〇登水・純米酒
・使用米:美山錦
・精米歩合:49%
・使用酵母:協会901号
・アルコール度数:17度
・日本酒度:+4
・酸 度:1.8
・アミノ酸度:1.0
・小売価格:1.8L/2625円 720ml/1365円(税込)
〇登水・吟醸酒
・使用米:山田錦
・精米歩合:59%
・使用酵母:協会901号
・アルコール度数:17度
・日本酒度:+6
・酸 度:1.3
・アミノ酸度:0.9
・小売価格:1.8L/2520円 720ml/1260円(税込)
1本からでも全国発送致しますので、ご用命は当HPトップのメールアドレスからどうぞ(送料は別途となります)。
ちなみに今ご紹介した「登水・生酒」のビンの裏ラベルには「平成20BY登水生酒」と表記してありますが、日本酒用語でとかく使われる「BY」とは何のことだかお分かりですか?
これは「Brewery Year」、訳すと「酒造年度」といって、日本酒業界独特の年度の数え方です。
即ち、その年の7月1日から翌年の6月30日までを1酒造年度としています。
これは、お酒の仕込みが最盛期を迎える冬場を中心に設定しているのですね。
ですから、例えば「平成20BY」というと平成20年7月1日~平成21年6月30日までの期間であって、今年(平成21年)の1月以降に出来上がったお酒も、この数え方でいけば「平成20BY」となり、つまりこの冬に出来上がったお酒を意味しています。
「平成20BY」だから1年前の酒・・・ではないんですね。
バリバリの新酒です。お間違いのないよう。