2019.03.09
先日東京出張の際、上田駅の改札口を通ってホームに着くまでのたった3分の間に切符を紛失してしまいました。
ポケットを何度探してもない、と焦っているうちに新幹線が到着してしまい、泣く泣く切符を再発行=再度購入する覚悟を決めて、指定席のはずが席が分からなかったので自由席に座りました。
すぐに車掌室に向かい、車掌さんに訳を説明して「買い直します」と言うやいなや「上田駅に問い合わせますので、席でちょっと待っていてください」との返答。
そこからが嬉しかった。
領収書を見た車掌さんが自由席に戻る私を追いかけてきて「これは上野までの指定席の料金ですよね」と、わざわざ空いている指定席を探して座らせてくれたのです。
そして大宮を過ぎた頃。
車掌さんが席へ来て「上田駅で切符が見つかりました!」と満面の笑みで手渡してくれたのが、写真の書類です。
「領収書の番号とも一致していますのでお客様の切符に間違いございません」
お金を再度払う事よりも、数分の間に紛失してしまったという事実に落ち込んでいた私は、車掌さんの言葉と笑顔にどれほど救われた思いだったことか。
何度も何度もお礼を述べる私でした。
そして到着した上野駅。
新幹線の有人改札で書類を出して「実は切符を紛失してしまって・・・」と言った瞬間、駅員さんが「報告が入っています」と笑顔で返答してくれた時の驚きといったら。
そこまで気遣いをして下さった車掌さんひいては上野駅の駅員さんには、ありがたい思いでいっぱいでした。
小雨降る天候とは裏腹に、軽やかな気持ちで最初の目的地に向かう事が出来た、ささやかな嬉しい出来事でした。
長野運輸区の若林車掌さん、本当にありがとうございました。