2017.11.12
先日出張で東京へ行った時のこと。
初めてお伺いする訪問先が神宮前だったので、携帯で地図を見ながら千駄ヶ谷駅で下車。
東京体育館を横目に鳩の森神社を抜けると、すぐ脇に懐かしい建物が目に入ってきました。
東京将棋会館。
将棋の総本山であり、普段はプロの対局もここで行なわれています。
そして学生時代は2階の将棋道場へよく通っていました。
妻に将棋の魅力を知ってほしくて、プロの対局を見せてほしいと日本将棋連盟に手紙を出し、3階の特別対局室で5分間だけ見学を許されたのもいい思い出です。
時間に少し余裕があったので、吸い込まれるように館内へ足を踏み入れてしまいました。
1階はグッズ売り場で、将棋の盤・駒から扇子や本に至まで、ありとあらゆる将棋グッズが所狭しと並んでいます。
ちなみに3階以上がプロの対局室となっていて、一般は入場不可です。
そして私は2階の将棋道場へ。
もちろん将棋を指すつもりはなかったのですが、何となく懐かしい風景を見てみたかったのです。
道場では老若男女が将棋に没頭し、学生時代の自分の姿を重ね合わせて、しばしノスタルジックな感傷に浸る自分がいました。
帰り際の出口では、プロ棋士で漫画「ハチワンダイバー」の監修を手掛けた鈴木大介八段と、プロ屈指のイケメン阿久津主税八段と鉢合わせし、大いに感激!
鈴木八段はスーツ姿だったので、たぶん対局を終えたあとなのだろうと調べたら、やはりこの日は短時間の対局が入っていて、鈴木八段が勝っていました。
思いも掛けず25年前にトリップした、懐かしさに包まれた30分の出来事でした。
2週続けて将棋の話になってしまいました。